筋トレから学んだ人生哲学
&
ボディメイクお役立ち情報
筋トレに出会いボディビルを開始
筋トレがしたすぎて大学院まで通い、
今はサラリーマンとの両立に勤しむ
静岡/浜松
鈴木裕太郎
みなさん、こんにちは。
たろやんです。
皆さんはホメオスタシスという言葉を
聞いたことがあるでしょうか。
日本語に訳すと「恒常性」であり、
生物や鉱物において
その内部環境を一定の状態に保とうとする
傾向のことです。
例えば人の体では
炭水化物を食べると血糖値が上昇します。
すると、インスリンが分泌され
血糖値が下がる仕組みになっています。
他にも、
体温や血圧、ウイルスなどの異物の排除
傷の修復など多岐にわたり活躍しているのが
ホメオスタシスです。
しかし、体を一定に保とうとするこの
ホメオスタシスこそが
我々トレーニーにとって最大の敵と
なり得ます。
ということで今回は
◼️ トレーニーが
ホメオスタシスに
打ち勝つには
というテーマで書いていきます。
1. ボディメイクにおける
ホメオスタシス
ボディメイクの2本柱は
筋肥大と除脂肪です。
まず、筋肥大においては
筋トレを何年も続けていると
毎年筋肉がつきにくくなっていきます。
また、除脂肪において
同じ体脂肪1キロ落とすにしても
体脂肪が7% or 35%から落とすのでは
必要な労力は全く異なります。
つまり、
筋肉は付けば付くほど付きにくくなり、
脂肪は落とせば落とすほど落ちにくく
なってしまうのです。
2. 我々にできること
ホメオスタシスと戦う我々が
できることと言えば、
「こねくりまわす」ことです!
我々が成長し続けるためには、
体に与える刺激に慣れてしまわないように
とにかく様々な角度から
新鮮な刺激を与えてあげなければ
いけません。
具体例を紹介します。
筋肥大が目的なら
• トレーニングの種目、挙上重量、回数、
セット数、インターバルなどに変化をつける
• ピリオダイゼーションや
サイクルトレーニングを取り入れる
• 停滞したら減量を始める
除脂肪が目的なら
• 摂取カロリーを下げる
• 炭水化物を替えてみる
• チートデイを設ける
• カロリー制限と糖質制限を使い分ける
↑「カロリーを下げる」と
「チートデイを設ける」は真逆ですよね。
しかし、変化をつけることが目的なので
間違ってはいません。
このように停滞が来たら
無理やり変化をつける必要があります。
3. 余談
ホメオスタシスを無視している例として
ドラゴンボールの修行シーンがあります笑
こちらのシーンです。
「自分のかめはめ波を自分で受けることで
瀕死の状態になり、そこから回復すると
前よりパワーがぐんとアップする」
というサイヤ人の特性を利用した
修行法ですね。
普通の読者の方は
ホメオスタシスなんて知らないので
「これで悟空めっちゃ強くなれるじゃん!」
と思ってしまいます。
(現にスーパーサイヤ人になったので
めっちゃ強くなったんですが)
しかし、ホメオスタシスの原理からすると
同じ方法をずっと行っていては
絶対停滞期が訪れるはずなんですよ。
なので個人的には
この修行はそこまで効果的では
なかったのかなと分析しています。
せめて、かめはめ波だけでなく
剣で腹を刺すとか骨折させてみるとか
もっとバリエーション豊富に
自分をいじめると
より強くなれたのかなと思いました。
まとめると
成長し続けたいなら
刺激を慣れさせないこと!
あの手この手でこねくりまわせ!