筋トレから学んだ人生哲学
&
ボディメイクお役立ち情報

慶應義塾大学留年中に
筋トレに出会いボディビルを開始
筋トレがしたすぎて大学院まで通い、
今はサラリーマンとの両立に勤しむ

静岡/浜松
鈴木裕太郎


みなさん、こんにちは。
たろやんです。


今回のテーマはです。




卵はほぼ完全栄養食と言え、
日本人にとって最も馴染みのある
食材のひとつではないでしょうか。


そして何より、筋トレマンにとっての
重要なたんぱく質源です。


1日に10個以上の卵を食べるビルダーも
珍しくありません。


僕も2年くらい前には毎日10個の
卵を食べていました。


そんな食事をしていると、
「卵って1日1個までじゃないの?」
とよく言われます。


その度に僕は
「そんなことないよ!証明もされてるよ!」
と言うわけなんですが、
言い続けるのが疲れたので
ここにまとめていきます。






1. 間違った内容の昔の論文


事の発端は1950年代にアメリカの
アンセル・キーズが発表した論文です。


キーズは22ヵ国の油の摂取量と健康の
関係について調べた結果、
「動物の油を多く摂っている国では
心臓病になる人が多い」と発表しました。


もちろん、これは間違いです。


この論文ではデータの読み取りにおいて
初めから「動物性脂質は悪者」と
決めつけており、不都合なデータを
隠していたのです。


その結果「動物性の脂肪が体に悪い」という
イメージだけが残ってしまい、
脂質を含む卵も漏れなく
「摂りすぎは良くない」
という印象となりました。






2. コレステロール値


卵の食べ過ぎで多くの人が気になるのは
血中コレステロール値ではないでしょうか。


確かに、血中の悪玉コレステロール値が
高いと肥満にも病気にもなりやすいです。


そして、卵には栄養素としての
コレステロールが含まれていることも
事実です。


しかし、食品中のコレステロールと
血中のコレステロール値は関係ない
ということも1999年のハーバード大の
発表で分かっています。


つまり、卵をたくさん食べても
血液中のコレステロール値には
影響がないのです。


そもそも、コレステロールは
細胞膜や男性ホルモンの原料となるので
体にとって必要な栄養素なのです。




※ LDLとHDLはそれぞれ
悪玉と善玉コレステロール



まとめると


卵などの動物性の脂質を摂取しても
健康上の問題はありません。


しかし、動物性植物性に関わらず
”脂質の摂りすぎ”は
脂質代謝異常を引き起こします。


全ての栄養素について言えることですが
「栄養素に悪者はいない。
悪いのはバランスが崩れることだ。」




参考文献