皆様、こんにちは。

 

広島県三原市を拠点とする保険代理店で、企業様向けに各種ソリューションサービスを提供しております、株式会社Tグループと申します。

 

この「健康経営一直線!Tグループ(2022年ブライト500認定)の健康経営サポートブログ」のテーマは、タイトルの通り、弊社が取り組んできた「健康経営」と、健康経営に関する情報発信です。

 

まだ健康経営について知らない企業の方には、これから健康経営に興味関心を持っていただくきっかけに。

 

また現在、取得を検討しておられる企業の方にとっては、ヒントやモチベーションアップを感じていただけるような記事を投稿し、健康経営に取り組みながら実績を上げる企業が1社でも増えることを心から願っています。

 

参考にしていただければ幸いです。

 

今回の問いも、前回に引き続き、3章の中から「受動喫煙対策に関する取り組み 全事業場の禁煙の状況はどのようになっていますか。」です。

 

 

設問

★Q29.全事業場の禁煙の状況はどのようになっていますか。

以下の状況に該当する事業場の有無についてお答えください。(1つだけ)

◆全事業場の状況について、以下の健康増進法の区分をご確認いただき、該当する事業場の有無についてお答えください。

・第一種施設(学校・病院・児童福祉施設等)

・第二種施設(第一種施設および喫煙目的施設以外の施設)※既存特定飲食提供施設含む

・喫煙目的施設

詳細については健康増進法をご確認ください。

◆自社占有でない共用施設の場合は、自社が事業場として責任を持つ範囲(ビル内でテナントとして賃借している場合には賃貸しているスペースの範囲とし、そのビルの出入り口等の共用部分等は除く)の状況でお答えください。(例えば賃借スペース内を全て禁煙とし、屋外部分が一切ない場合は、屋外・屋内共に◎とみなしてください。)

◆旅館・ホテルの客室等や人の居住の用に供する場所は除いてください。

 

【対象施設における禁煙の状況と適合要件の整理】

適合要件との対応 ◎:適合要件を超える対応 ○:適合要件どおりの対応  ×:適合要件に満たない対応

 

※1 望まない受動喫煙を生じない場所とするよう配慮されたものであることが必要です。

※2 受動喫煙を防止するために必要な措置を講じた「特定屋外喫煙場所」であることが必要です。

※3 ここでいう喫煙室とは、対象施設において喫煙が可能とされている場所を指します。

対象施設の種類によって、求められる種類や条件が異なりますので、詳細は健康増進法や関係政省令、以下のガイドラインを参考としてください。

◆望まない受動喫煙を生じない場所とするための配慮については、「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」(令和元年7月1日基発0701第1号)を参考としてください。

https://www.mhlw.go.jp/content/000524718.pdf

 

1屋内・屋外共に、全ての事業場で適合要件を超えた対策(屋外を含む敷地内禁煙)

をとっている(屋外・屋内全て◎)

2屋内については、全ての事業場で適合要件を超えた対策をとっているが、屋外は

適合要件どおりの対策をとっている事業場がある(屋内:全て◎、屋外:○または◎)

3一部の事業場で適合要件を超えた対策をとっているが、その他の事業場は

適合要件どおりの対策をとっている(屋内:○または◎、屋外:○または◎)

4屋内・屋外共に、全ての事業場で適合要件どおりの対策をとっている(屋内・屋外全て○)

5適合要件に満たない事業場がある ⇒不適合

6答えたくない ⇒不適合

 

弊社の答え

 

1屋内・屋外共に、全ての事業場で適合要件を超えた対策(屋外を含む敷地内禁煙)

をとっている(屋外・屋内全て◎)

 

解説していきます。弊社は「ビル内でテナントとして賃借している」ケースに該当しますが、ビル1階事務所はもちろん5階の会議室、そして屋外の駐車場スペースを含めた屋内外を問わず、敷地内を全面禁煙としています。従業員には喫煙者が1人おり、「第二種施設(喫煙目的施設)」はありませんが、他の従業員が受動喫煙にならないよう、しっかりとした配慮を行っています。

 

 

なお受動喫煙がもたらす健康被害については、前回と最初の部分が一部重複しますが、国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス」のサイトによると、

「たばことがんの関連については数多くの研究が行われ、国際機関の報告書としてもまとめられている。」

「この中で、喫煙は、喫煙している本人でも、喫煙している本人以外の周りの人でも、肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となると結論付けられている。」

 

「喫煙している本人以外がたばこの煙にさらされることを「受動喫煙じゅどうきつえん」と呼ぶ。

「受動喫煙には、喫煙者が吸うたばこの煙(主流煙)と、たばこが燃えている部分から出る煙(副流煙)の両方が含まれる。」

「主流煙の中に含まれる化学物質は、副流煙や喫煙者が吐き出す煙の中にも含まれる。」

「さらに副流煙は、燃焼温度が低く、フィルターを通さないことから、主流煙よりも有害な物質を多く含んでいる。」

 

「そのため受動喫煙は、喫煙しない周りの人の健康へも影響を及ぼす。」

「受動喫煙とがんとの因果関係が明らかな「レベル1」と判定されたのは、肺がん。」

「また、十分ではないものの、受動喫煙とがんとの因果関係があると考えられる「レベル2」と判定されたのは、鼻腔・副鼻腔がん、乳がん。」

 

「また受動喫煙は、がんのほかにも、虚血性心疾患、脳卒中など、健康への影響があることが明らかになっている。」

ということが報告されています。

 

https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco02.html

 

従業員が受動喫煙の被害に巻き込まれないよう、ハード面でのじゅうぶんな整備はもちろん、喫煙者に対しても、常にしっかりと正しいマナーを啓発していく必要性を感じています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回は、次の設問「健康経営の取り組みに対する評価・改善 健康経営の施策をどのように評価していますか。」について解説していきます。

 

健康経営に興味のある広島県東部の企業さまへ。

 

認定取得や取り組みの方法などについて疑問があれば、ぜひお気軽にご相談くださいませ。弊社の経験から、アドバイスさせていただきます。