皆様、こんにちは。
広島県三原市を拠点とする保険代理店で、企業様向けに各種ソリューションサービスを提供しております、株式会社Tグループと申します。
この「健康経営一直線!Tグループ(2022年ブライト500認定)の健康経営サポートブログ」のテーマは、タイトルの通り、弊社が取り組んできた「健康経営」と、健康経営に関する情報発信です。
まだ健康経営について知らない企業の方には、これから健康経営に興味関心を持っていただくきっかけに。
また現在、取得を検討しておられる企業の方にとっては、ヒントやモチベーションアップを感じていただけるような記事を投稿し、健康経営に取り組みながら実績を上げる企業が1社でも増えることを心から願っています。
参考にしていただければ幸いです。
今回は、4章「評価・改善」、「健康経営の取り組みに対する評価・改善 健康経営の施策をどのように評価していますか。」です。
設問
★Q30.健康経営の施策をどのように評価していますか。実施している内容を以下から選択してください。(いくつでも)
【評価】
1健康経営の取り組みに対して、実施した結果を確認している
2健康経営の取り組みに対して、前年度等の過去の取り組み結果と比較している
3健康経営の取り組みに対して、他企業の事例や公表データ等の結果と比較している
4健康経営の取り組みに対して、保険者等の外部の専門家による評価を実施している
5特に評価していない ⇒不適合
弊社の答え
【評価】
1健康経営の取り組みに対して、実施した結果を確認している
3健康経営の取り組みに対して、他企業の事例や公表データ等の結果と比較している
SQ1.(Q30で「1」~「4」のいずれかとお答えの場合)具体的に、何を評価しているかお答えください。(いくつでも)
1参加者数、参加者の満足度等の取り組み結果
2従業員の生活習慣等の健康状態の改善度合い
3取り組みの結果として改善した経営関連指標の改善度合い
弊社の答え
2従業員の生活習慣等の健康状態の改善度合い
【改善】
SQ2.(Q30で「1」~「4」のいずれかとお答えの場合)評価をもとに改善を行っていますか。(いくつでも)
1評価をもとに、社内で取り組みの見直しや、次の取り組みを検討している
2次の取り組みを行うにあたり、他社の成功事例等の情報を収集している
3次の取り組みを行うにあたり、保険者等の外部の専門家から改善方法についてアドバイスをもらっている
4次の取り組みについての改善策を策定している
5特に改善を実施していない ⇒不適合
弊社の答え
3次の取り組みを行うにあたり、保険者等の外部の専門家から改善方法についてアドバイスをもらっている
4次の取り組みについての改善策を策定している
SQ3.(Q30で「1」~「4」のいずれかとお答えの場合)評価の内容について、社内の誰に共有していますか。(いくつでも)
1経営トップ 2担当役員 3部長クラス 4一般社員 5担当者
弊社の答え
1経営トップ 2担当役員 3部長クラス 4一般社員 5担当者
では解説していきます。まずは【評価】から。「1健康経営の取り組みに対して、実施した結果を確認している」、具体的には次の質問の答えの「2従業員の生活習慣等の健康状態の改善度合い」について。
経産省の「企業の健康経営ガイドブック」に沿った、従業員の健康状態に関する指標 (生活習慣指標)を活用しています。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkokeiei-guidebook2804.pdf
(30ページ:34枚目)
「運動習慣に関する評価・改善状況」で評価し、「1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上一年以上実施している人」は、「はい」と答えた人が2020年は6人中1人で、ほとんどいませんでした。しかし取組後の2021年には7人中5人が「はい」となり、大幅に改善しています。
同様に、「日常生活において歩行又は同等の身体活動を1日1時間以上実施している人」は、2020年は6人中3人と半数だったのが、2022年には7人中7人の全員が実施しており、大きく改善した結果となりました。責任者の私としても嬉しい評価となりました。
次に「3健康経営の取り組みに対して、他企業の事例や公表データ等の結果と比較している」について。
協会けんぽ広島支部が、定期的に「ヘルスケア通信簿(同業種集計版)」を送って下さいますので、こちらを参考に、他企業のデータと比較して健康づくりや保健事業に役立てています。
続いて【改善】について。
「3次の取り組みを行うにあたり、保険者等の外部の専門家から改善方法についてアドバイスをもらっている」「4次の取り組みについての改善策を策定している」ですが、同様に、協会けんぽ広島支部からの「ヘルスケア通信簿」に改善ポイント等が記載されているので、こちらを参考に速やかに改善を図っております。
最後に、評価の内容を誰と共有しているかですが、「1経営トップ 2担当役員 3部長クラス 4一般社員 5担当者」の全社員、7人です。全社員にアンケートをとり、集計して共有しています。生活習慣のうち「運動習慣に関する評価・改善状況」に関する数値が前年から大きく改善しているのを見れば、やはり社内全体でモチベーションが上がりますね。
何事も、取り組むことは簡単ですが、PDCAのCとA、評価と改善は難しいものです。評価するにはお墨付きのある公正な指標が必要ですし、何を改善するかを考えるには正しい評価数値が必要です。弊社では経産省のガイドブックを参考にしており、「運動習慣」以外の項目「喫煙習慣」「飲酒習慣」「睡眠・休養」「朝食」の評価にも取り組む予定です。他にも参考になる指標があれば、ぜひ教えてくださいませ。
弊社の場合は、健康経営への取り組みを継続してきたからこそ、「運動習慣に関する評価・改善状況」の数値が、大きく改善されていることが明らかになり、それがまたモチベーション向上につながっています。PDCAを回しながら、さらに改善を加速できるよう、地道に取り組んでまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、最後の設問「地域への情報発信の実態【ブライト500認定要件】」について解説していきます。
健康経営に興味のある広島県東部の企業さまへ。
認定取得や取り組みの方法などについて疑問があれば、ぜひお気軽にご相談くださいませ。弊社の経験から、アドバイスさせていただきます。

