原発の中では「5重の壁」に閉じ込められていた放射能が、「裸」(非密封)の溶液として大量に配管・機器の中を流れていく危険な化学プラント―これが再処理工場です。
原発より危険な六ヶ所再処理工場


超危険で、いつ完成するかも知れない金喰い虫。
実験炉〝もんじゅ〟政府、廃炉で最終調整 〝偽りの核燃料サイクル〟未完のまま幕?
【実証炉にさえ行き着けず 実験炉のまま、妖怪「もんじゅ」は、その悍ましい歴史に幕。

『もんじゅ』と、核燃料サイクルの両輪 未だ未完成の六ヶ所・再処理工場も・・未完のままジ・エンドへ
※ 権力の暴走「19兆円の請求書―止まらない核燃料サイクル」
  【六ヶ所再処理工場】完工19回目の延期、来年10月完工?
  幻の核燃サイクル 六ヶ所は仮のトイレ:燃料プール満杯で「全原発が即時停止」

NHK解説陣も、「解説スタジアム」で、偽りの核燃サイクルに〝渇〟

その上 日本は既に(原爆の原料)プルトニウムを大量に保有、MOX燃料を燃やす「プルサーマル発電」の需要がないのに稼働すれば、国際社会から袋叩きに!?

原爆6000発分・余剰プルトニウム削減・・六ヶ所再処理工場という「危険な無用の長物」
核兵器不拡散条約(NPT)は、米、露、英、仏、中の5か国を「核兵器国」と定め、
「核兵器国」以外へは核兵器を拡散させないと、しているが・・

インド、パキスタン、イスラエル、そして北朝鮮が、NPT未公認ながら核兵器を有している。

そして、もう一カ国、
米、露、英、仏、中の「核兵器国」に匹敵する量のプルトニウムを保有するのが、
潜在的核保有大国・日本。
濃縮ウラン製造技術+プルトニウム大量保有・・原発は発電のためにあらず??
大量破壊自爆装置=原発と、大量破壊兵器=原爆のダブルスタンダード


もし、自前の核兵器を持つ野心がないのなら・・
MOX工場も、原爆6千発分のプルトニウムも必要ないのでは?
原爆6,000発分保有 “プルトニウム大国”日本 ~世界で広がる懸念~
【この50年で日本は、平和利用?の原発を稼動させ、
原爆6,000発分=47トンのプルトニウムを生産。

経済のため?電力不足を補うため? 原発(大規模自爆装置)が造られたと、
殆どの方は誤解されているでしょうが、

実際には、核兵器欲しさ、プルトニウム欲しさに、
正力松太郎・読売新聞社主らが中心となり導入されました。
日本初の原発=東海発電所:発電は従、プルトニウム生産が主目的だった!?
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 Yahoo!ニュース・共同通信 10/7(水) 11:23配信
MOX工場に事実上の審査合格 規制委、プルサーマルの燃料加工
【原子力規制委員会は7日の定例会合で、日本原燃のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料加工工場(青森県六ケ所村)の安全対策が新規制基準に適合しているとする「審査書案」を了承した。事実上の審査合格。

 MOX工場は、原発の使用済み核燃料を化学処理(再処理)してプルトニウムやウランを取り出し、燃料として繰り返し使う国策「核燃料サイクル」の関連施設。7月に審査に合格した再処理工場で作ったMOX粉末を、一般の原発での「プルサーマル発電」に使う燃料に加工する。

 新規制基準下でプルサーマル発電を導入して再稼働した原発は4基で、工場の建設、稼働の意義が問われそうだ。】



 47ニュース 2020/8/20 07:00
六ケ所再処理工場 審査に合格したけれど…日本は既にプルトニウムを大量保有、これ以上必要?
【原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して再利用する国策「核燃料サイクル」の中核施設となる日本原燃の使用済み燃料再処理工場(青森県六ケ所村)が7月29日、原子力規制委員会の新規制基準に基づく審査に合格した。

操業に向けた大きなハードルを越えたが、安全対策工事の審査は今後も続き、本格稼働の時期はまだ見通せない。工場はフル稼働時に核兵器の原料にもなるプルトニウムを最大で年間約8トン抽出する能力がある。

日本は既にプルトニウムを大量に保有しており、工場が完成すれば国際社会の懸念がさらに強まる可能性がある。東京電力福島第1原発事故後に低迷する原発利用の現実を見つめ、工場の必要性を再検討するべきではないだろうか。


大量放出

 長さ約4メートルの燃料集合体を切断する際、閉じ込められていたさまざまな放射性物質が施設内に解き放たれる。そのうち、処理装置で除去できず海洋に放出するのが、福島第1原発の処理水にも含まれ、処分方法が課題となっているトリチウムだ。

 トリチウムは運転中の通常の原発からも放出されているが、再処理工場での放出量は桁違いだ。原燃が設定している年間放出量の上限1京8千兆ベクレルは、福島第1原発事故前に全国の原発から出た放出量の合計約380兆ベクレルの約47倍に匹敵する。

 トリチウムは工場の沖合3キロの海底から排出し、クリプトンなどの気体の放射性物質は高さ約150メートルの排気筒から放出する。「燃料を切る日はどうしても空間放射線量が上がってしまう。でも大気や海水で十分に拡散、希釈している」と原燃担当者。フル稼働した場合の周辺住民への影響は最大でも年間0・022ミリシーベルトで、法令で定める線量限度(年間1ミリシーベルト)を大きく下回るという。

 ▽46トン

 日本が国内外に保有するプルトニウムは2018年末時点で約46トン。核燃料サイクル政策は、使った以上のプルトニウムを生み出すとされる高速増殖炉を本命としていた。だが研究段階の原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)がトラブル続きで廃炉となった。

 国と電力会社は、通常の原発でMOX燃料を燃やす「プルサーマル発電」を全国の原発16~18基で実施する計画だが、事故後に再稼働した9基のうちプルサーマル発電ができるのは4基のみ。

 使い道のないプルトニウムがたまり続けることへの懸念に対し、国の原子力委員会は、プルトニウム利用の透明性を高める目的で「プルサーマルの実施に必要な量だけ再処理する」との抑制策を示した。だがそれでは明確な消費策を打ち出したとは言えない。

難問

 さらなる難問は、使用済み燃料を化学処理する工程で発生する高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」だ。

燃料からプルトニウムとウランを回収した後の廃液には極めて高濃度の放射性物質が含まれており、蒸発濃縮して容量を減らした後にガラスと混ぜてステンレス容器に入れて固める。

こうした「ガラス固化体」はフル稼働で年間千本程度発生すると見込まる。最終処分場に搬出するまで30~50年間、工場内で保管するとしているが、処分場の候補地選定は進んでいない。

 工場の建設費は1989年に事業申請した際の7600億円から増え続けており現時点で約3兆円に。操業費や廃止措置費用を加えた総事業費は13兆9400億円に上る。「再処理費用は元が電気料金で、国民が負担している。無駄なお金をこれ以上つぎ込むべきではない」。規制委の意見公募にはこうした反対意見が多く寄せられていた。】一部抜粋