さて、昨年に続いて宿敵年末調整くんを相手に奮闘することとなった11月も終わり、いよいよ2023年のラストスパート12月に突入です。さすがに前年はブランクがあって戦い終わりはばてばてでしたが2年目になると思ったよりもスムーズで、このまま年末まで順調に…いくわけがなくこの忙しい時期に何故か入ってくる3週連続の出張…そういえば、通勤途上の温度計も順調に0度に到達したので今後は凍結&積雪との戦いも待っていると、とりあえず頑張りますw
とまあ、仕事のことを書くとこの時期は忙しい以外出てこないですし、11月のボードゲーム事情を振り返るとメンバーの都合が合わず思ったほど開催できずといまいちネガティブなことしか書くことがないので近況はこれくらいとして11月に購入したボードゲームの紹介です。先月に比べるとゲームができないストレスか(ポチる時の使い古された言い訳w)今月は購入数が増となったので久々に購入タイトルの一部を紹介です。とりあえず、最初は久々となるライナー先生枠です。
☆サンライズレーン
○概要
作者:ライナークニッツィア
対象年齢:8歳以上
対象人数:2-4人
標準時間:45分程度
「ロンド(「相方ゲーム会5」を参照。)」リメイクとのことですが、ノンテーマだったロンドと比べると街の開発というテーマが入っており、立体的に配置できるコマやカードの使用など思った以上に手が入っているかなという印象です。実際のプレイ感としてはどのくらい変わっているのかプレイが楽しみです。
続いては「軽量級枠(60分くらいまでですが、この辺の基準は管理人の適当です)」です。
☆That Time You Killed me
○概要
作者:PeterC.Hayward
対象年齢:14歳以上
対象人数:2人
標準時間:15-30分程度
タイムトラベルをテーマにしたタイトルで、現代、過去、未来の3つのボードを行き来しながら対戦相手の存在を歴史から消去しようとするアブストラクト系のゲームのようです。3つのボードを使うというと「クロノス(「自宅ゲーム会107 前半」を参照。)」を思い出しますが、本作はアブストラクトということでどんな感じになっているか楽しみです。
☆新説ニャン国志
○概要
作者:蔡恵強
対象年齢:14歳以上
対象人数:2-4人
標準時間:30分程度
三国志の武将たちを集めて敵対する勢力と戦うカードを主体としたゲームのようですが、タイトルや見た目からわかるように参戦する武将たちが可愛らしい絵柄で猫化しているのが特徴といえます。とりあえずテーマと絵で購入を決めましたがゲームとしてどうなのかプレイが楽しみです。
続いては「中量級枠(60-90分くらいまで)」です。
☆バルセロナ
○概要
作者:MarcoMaggi&FrancescoNepitello
対象年齢:10歳以上
対象人数:2-4人
標準時間:90分程度
左側。「バルセロナ」というとエッセンの新作として話題のタイトルですが、本作は2016年製GPさんから和訳付きで発売されたもののあまり日の目を見なかった(と思う)タイトルです。基本システムはタイルプレイスメント&エリアマジョリティでみためもなかなか面白そうなのですがプレイ感ははたしてどうなのかなという感じですね。
☆バルセロナ
○概要
作者:DaniGarcia
対象年齢:14歳以上
対象人数:1-4人
標準時間:60-90分程度
右側。上記ではなくこちらがエッセン新作として話題のバルセロナで、人口密集による生活環境の悪化を改善するためバルセロナの街を計画的に開発していくことを目指すボードゲームのようで、こちらはタイルプレイスメント&ワカプレになるみたいです。ぜひ上記とセットでプレイしてどちらが面白いか(事前の評判でいうと圧倒的にこっちですがw)を比べてみたいところですね。
☆ガーリックガールズ
○概要
作者:召されかけ
対象年齢:12歳以上
対象人数:4-6人
標準時間:60-90分程度
前作「ファンタスティックテンポスティック(「自宅会484」を参照。)」が非常に面白かった召されかけさんによる新作です。学校終わりのはらぺこ女子たちが迷い込んだラーメン屋で至福の一杯を目指し繰り広げられるトッピング争奪戦をテーマにしたボードゲームのようで、前作同様可愛らしい絵柄ながらマンカラ&カード配置というしっかりとしたシステムが面白そうですね。
☆スペースバッカニアーズ
○概要
作者:エヌ氏
対象年齢:15歳以上
対象人数:1-4人
標準時間:40-60分程度
「ロードオブボーダーズ(「自宅会402 前」を参照。)」の作者エヌ氏によるキックスターター案件の到着品で、宇宙海賊となって他プレイヤーのデッキを強奪しながら自分のデッキを強化していくデッキビルド系のタイトルになるようです。最終的には出来上がったデッキで砲撃戦を繰り広げて決着をつけるというところも面白そうです。
☆台湾ナイトマーケット
○概要
作者:ZongGer
対象年齢:10歳以上
対象人数:3-4人
標準時間:60分程度
台湾の屋台の立ち並ぶ夜市を舞台に人気を呼びそうな店舗を出店し客を集めるというゲームのようです。出店→集客というタイプは「マラケシュ(「自宅ゲーム会102 2日目前半」を参照。)」や「フードチェーンマグネイト(「自宅ゲーム会242 後半」を参照。)」などと似たところであり、これらのタイトルはどちらもかなり好みなので、本作も期待を持ってプレイしたいと思っています。
☆スーパーマザーロード
○概要
作者:GavanBrown&MattTolman
対象年齢:14歳以上
対象人数:2-4人
標準時間:60分程度
近未来の火星を舞台に、貴重な資源を求めて火星の地下深くに探索を進める企業の従業員となって成果を上げることを目指すゲームのようです。そんなわけで、地下を掘り進んでいくゲームではあるのですがメインシステムがデッキビルドとなっており。これがどのように処理されるのか、なかなか興味深いタイトルとなっていますね。
最後は「重量級枠(120分超&ウォーゲーム)」です。
☆ウニコルヌスの騎士たち
○概要
作者:kuro&カナイセイジ
対象年齢:14歳以上
対象人数:2-6人
標準時間:120分程度
デジタル界隈におけるSRPGの草分け的シリーズ「ファイアーエ〇ブレム」に着想を得たボードゲームのようで、NPCとして前進するお姫様を守りながら進軍をしていく協力ゲームです。キャラクターや敵同士の関係がゲーム毎に変動するのが特徴みたいですね。ファイアーエ〇ブレムはファミコンのファイアーエムブレム外伝から何作もプレイしてきたタイトルでずっと興味はあったのですが、ManifestDestinyのkuroさんとカナイセイジさんという有名タッグのせいなのか国産同人(といっていいものやら)ゲームの中でも有数のプレミアゲーといえるタイトルだったので入手し損ねていました。今回手が届く範疇で購入する機会があったのでついつい。
☆The Edge:Dawnfall
○概要
作者:MichałOracz&KrzysztofPiskorski&MarcinŚwierkot
対象年齢:14歳以上
対象人数:1-4人
標準時間:60-90分程度
箱がでかい。特徴の異なる6つの種族を率いて勝利を目指すゲームですが、いわゆる対戦形式以外にもシナリオを使用したキャンペーン形式の協力モードやソロモードでプレイすることもできるようです。とりあえず、非常にどでかい箱にしっかりした造形のミニチュアバリバリというキックスターターでよくあるタイプのようですが、ゲームとしてはどんな感じなのかはプレイしてみたいですね。
☆Triomphe A Marengo
○概要
作者:BowenSimmons
対象年齢:10歳以上
対象人数:2人
標準時間:180-300分程度
ナポレオン戦争におけるマレンゴの戦いをテーマにしたウォーゲームのようです。同作者によるアウステルリッツをテーマにした兄弟作(だと思われる)「Napoleon Triomphe(「自宅ゲーム会184」を参照。)」と同様に布陣図上に描かれた軍隊を実際に動かすようなコンポーネントや、カードやダイスを使わない戦闘システムなど特徴的な要素が多いタイトルですが、「Napoleon Triumphe」よりコンパクトでプレイはし易そうですね。
☆フランス革命(ゲームジャーナル89号付録)
○概要
作者:池田康隆
対象年齢:- -
対象人数:2-5人
標準時間:120-180分程度
フランス革命の一派閥となって、協力者を集めながら時代の勝者となるべく奮闘すると、何となく印象的には「志士の時代(「自宅ゲーム会252 前半」を参照。)」のフランス革命版といった感じですが果たしてどうなんでしょう。ちなみに、ナポレオンが表舞台に立つ前ということでやや馴染みが薄い時代かもしれませんが長谷川哲也氏による「ナポレオン:獅子の時代」を読んでからプレイすると思い入れが出てくるかもしれませんね。
☆General Orders
○概要
作者:TrevorBenjamin&DavidThompson
対象年齢:14歳以上
対象人数:2人
標準時間:30分程度
実際に起こった特定の戦場ではなく第二次世界大戦時を舞台背景に指揮官の駆け引きをテーマにしたウォーゲームのようです。プレイ時間からも分かるようにプレイアブルなコンパクトなゲームみたいですが、外箱も想像以上にコンパクトで到着時こんなサイズのもの頼んだっけと思いましたよw堀場先生がSNSで大プッシュしておられたので、ついつい即ぽちっと。
☆タラワ1943
○概要
作者:GrantWylie&MikeWylie
対象年齢:14歳以上
対象人数:1人
標準時間:60分程度
第二次世界大戦の太平洋戦線において繰り広げられたタラワ島を守る日本軍と攻めるアメリカ軍の激戦をテーマに、アメリカ軍を担当してタラワ島の占領を目指すソリティア専用のゲームです。積み木のユニットを使った非常に見栄えのするコンポーネントとなっているため対戦ゲームにも見えますがソリティアなんですよね。
カフカス攻防戦(BANZAIマガジンNo.19付録)
○概要
作者:PerryMoore
対象年齢:12歳以上
対象人数:2人
標準時間:120分程度
第二次世界大戦の独ソ戦においてカフカス地方で繰り広げられたオルジョニキーゼを巡る争いをテーマにしたウォーゲームのようです。No.17の付録「第57装甲軍団の死闘」のシステムをベースにしているらしいのでそちらのプレイ&正直、この方面で行われた作戦については疎いので経緯の描かれた本誌をしっかりと読み込んでからプレイに臨みたいと思います。
☆2022:ウクライナ
○概要
作者:RayWeiss
対象年齢:10歳以上
対象人数:2人
標準時間:180-300分程度
おそらく公式に世界で最初に発売されたウクライナ戦争をテーマにしたウォーゲームで、ロシア軍による初期の攻勢とそれを防ぐウクライナ軍の戦いを描いているようです。現在進行形の戦争をウォーゲーム化するということで色々と物議もあったようですが、既に第二次世界大戦後に勃発した近現代の様々なウォーゲームが発売されている中で、それなら戦争が終結したらいいのかというのは難しいところではあります。ただ、個人的には戦争の終結は願ってはいますが、デジタル界隈のFPSなどと同様事実とゲームというのは分けて考えるべきかなと思っています。とはいえ、同時期にワグネルのモスクワ転進をテーマにした「Prigozhin's March of Justice」なんてソロゲーが発売されているのは凄い界隈だなあと思ったり思わなかったり。
以上が11月に購入したゲーム(の一部)となりますが、前月と異なり中量級の多いひと月ですね。昨年はこの時期ゲムマ関係が多かったのですが今年は来週に開催ということもあって今後が楽しみです。
さて、今年の購入レポートはこれで最後となり、次月の記事は年が変わってからになりますがもう年末なんですね。そろそろ恒例の年間ベストタイトルを考える&ほかの方の年間ベストを見ることができるという時期に入るので、とりあえず残り一カ月も楽しくボードゲームにかかわっていきたいところです。