自宅ゲーム会402 前半 ロードオブボーダーズ 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和3年1月3日

 

 さて、新年早々連続ですが、本日もボードゲーム会となりました。とはいえ、まだまだ三が日真っ只中ということもあり他のメンバーはムリに集めず、いつものちいと2人でゲームをしています。

 

☆ロード・オブ・ボーダーズ

○概要

作者:エヌ氏

対象年齢:15歳以上

対象人数:1-2人

標準時間:40-60分程度

 

 様々な仲間の力を借り、迫り来る亜人の襲撃を防ぎながら城塞都市の復興を目指すゲームです。

 

①ゲーム開始時に2年目の敵軍を選択し、それに対応した施設カードデッキを準備します。また、都市計画カードを各プレイヤーに配布します。

②ラウンドの開始時に移住者を1枚公開します。

③スタートプレイヤーから順番に職人もしくは移住者カードを1枚取り、そのカードの効果を実行します。アクションは資源の獲得と建物建設にかかるアクションが中心となります。

④収入アイコンのある建物から収入を獲得します。

⑤領地の建物効果などで資源の交換などが行えます。

⑥各年の最後(4ターンと8ターン)の冬には亜人が襲撃してきます。亜人は攻撃力に対応できるだけの防御力を備えていると失点を防ぐことが出来、また亜人ごとに設定された条件を満たすことで獲得することが出来ます。

⑦亜人の襲撃に加え、冬には一定以上の食料を支払うと勝利点となる感謝の証を受け取れます。

⑧フリーアクションとして資源の交換と、都市計画の達成を宣言できます。都市計画は手札の中の1枚しかプレイできず、条件を満たすと色々なボーナスが獲得できます。

⑨次のラウンドに向けての準備を行います。

⑩これらを繰り返し、2年目の襲撃を終えたラウンドでゲーム終了です。得点計算を行い、最も多くの得点を獲得しているプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。左端には冬に襲撃してくる亜人タイルが配置され、中央には職人や移住者、建設できる施設などが置かれています。

 右側が個人の場で最初は荒地となっているため、施設を建てようとするとこれらを整地していく必要があります。整地した土地は一旦空白となり、荒地のカードは裏面にして市場に施設カードとして配置されます。

 

 序盤から積極的に前線を拠点化したちいは早々に都市計画カードを達成を宣言し、それに伴う資源獲得などで序盤を有利に展開します。

 

 そんな状況でしたが1年目の襲撃においては、管理人がミッションの達成に向け施設の建設を進めていたことで管理人が襲撃者を味方に加えます。

 

 中盤になると管理人も都市計画を達成します。ちいの達成からは遅れましたが、その分収入は多いものでここから徐々に追い上げていきます。

 

 最後に再び襲撃が発生しましたが、しっかり戦力を整えていた管理人は余裕で撃退、ちいはぎりぎりの撃退と差がありました。ただ、ミッションを達成していたのはちいで、ちいの方が仲間に加えます。

 

 最終的な得点を計算するとなんと同点でしたが、タイブレイクの条件で優勢だった管理人の勝利となりました。

 

○評価

 様々な街の仲間の力を借りながら城塞都市の復興を目指すゲームです。

 手番手番の処理がカードを取得しその効果を実行するという処理になっていますが、カードをとるのかワーカーを置くのかが違うだけでプレイ感としてはほぼワーカープレイスメントとなっています。ラウンドでは交互に3つのアクションを選択できますが、特に移住者はラウンド毎にどちらかの1回しか選択ができず、限られたアクションをどのような順番で選択していくかという、まさにワカプレらしいアクション選択が悩ましいところとなっています。

 また、9つある施設建設スペースをどのように使用していくかというのも大切な要素です。荒地を開拓することで新たな施設が登場していきますが、施設にはそれぞれ収入や、勝利点、守備力といった主要な要素があり、場に登場している建物の中からどの要素を重視して獲得していくかというのは考えどころです。ついでに、建物はその種類や配置によってもいろいろと影響することが多く、これらの要素も建物の選択において重要となってきます。

 あとは、ゲーム開始時に3枚配られる都市計画カードですが、達成することで新たな収入要素となったり得点になったりとしますが、収入は多いが得点の低いもの、得点は高いが達成が難しく収入が少ないものなど様々な恩恵があります。ただ、3枚のうちどれか1枚しか達成できないため、どのカードを達成を狙うかというのも難しいところだと思います。

 大きく気になったところはありませんが、強いていえば最初にほぼワカプレなプレイ感と書いていますが、実際にワーカープレイスメントの方がプレイアビリティは高かったのではというところはありましたね。

 それと、防衛という点が強調されていますがあまり襲撃されている感じはなく、あくまで数値的な達成目標の一つという印象だったのが少し残念だったかな。

 とはいえ、様々な効果を持つ施設の配置や組み合わせをどのようにして効率的に拡張をはかっていくかは悩ましく、施設や移住者の登場順による展開の幅広さもあって面白いゲームになっていると思います。

 

 

☆ペルソナVS

○概要

作者:ミヤザキユウ

対象年齢:15歳以上

対象人数:2人

標準時間:15分程度

 

 デジタルゲーム界隈で人気のタイトル「ペルソナシリーズ」の3から5の主人公キャラを担当し、仲間たちとともに勝利を目指す対戦型のカードゲームです。ペルソナシリーズは管理人自身ボードゲームにはまる前の3と4はプレイ済み(5はボドゲにはまってから発売なので未プレイ)で、とても好きだったシリーズです。

 

①ゲーム開始時、3、4、5のデッキの中から任意のデッキを選択します。

②手番になると手札を使用し、「ペルソナ召喚」「合体」「チェンジ」「サポートカードの使用」を任意の順番で、任意の回数行います。

③召喚はペルソナをメインもしくは左右のサブのどちらかに配置します。合体は配置済みのペルソナに重ねて新たなペルソナを配置し、元のペルソナのスキルを獲得します。

④メインとなるペルソナのスキルをひとつ使用します。多くの場合は相手プレイヤーにダメージが入ります。

⑤ダメージを与えたとき、攻撃したスキルの属性が相手側のメインペルソナの弱点だった場合は「1more」が発生し、連続してもう一度だけスキルを使用できます。この時はサブペルソナのスキルも使用できます。

⑥手番の最後に手札を補充します。

⑦これらを交互に繰り返し、先に敵プレイヤーの体力を0にしたプレイヤーの勝利です。

 

○プレイ経過

 管理人がペルソナ4、ちいがペルソナ3デッキを使用しゲーム開始です。合体で限られたペルソナを強化するちいに対して、管理人は積極的にサブに広げて展開します。

 序盤、積極的に合体でペルソナの強化に努めるちいと、ペルソナをメイン、サブと広く展開する管理人という感じで戦いが始まります。

 

 お互い攻撃を繰り返し一進一退という感じでしたが、最後に一手差で管理人の体力が尽きてしまいちいの勝利となりました。

 

○評価

 デジタルゲームで有名なペルソナシリーズをテーマにした対戦型のカードゲームで、3から5それぞれのタイトルの主人公が仲間やペルソナを扱って別の主人公たちと戦うという設定はシリーズのファンとしては嬉しいところではないかなと。また、悪魔合体や弱点を狙うことで発生する1moreなどペルソナらしい要素はしっかりと入っており、特に連続してスキルを発動できる1moreを如何に発生させるか、そして如何に防ぐかというところは考えどころになっていると思います。

 その一方で、攻撃スキルの多くは属性が異なるものの与えるダメージに大きな差がなく、似たようなダメージで削りあう展開になりがちです。しかも、先に体力を0にした方が勝利というルールなのに後手のアドバンテージがないので先手が有利というのも気になったかな。

 また、合体の効果は一部のペルソナを除きほとんどメリットがなく、手札に戻すや一撃除去といった効果を回避するため(といってもこれらの効果を持つカード自体それほど多いわけではないのですが)には基本的に分散した方にメリットがあります。このため、合体は3つのスペースが埋まってからその上でとなる印象で、このあたりの合体とメインサブの使い分けの弱さも気になるところでした。

 とまあ、細かいところでいうともう少しこの仕組みの必要性は?といったものもあったりするのですが、とりあえず思った以上に淡々と進み、もう少し盛り上がるような調整があっても良かったかなという印象のゲームでした。

 

 

 後半に続きます。

 

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