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LAKLAND SK5-DX 裏通し弦 その後

めっきり弾かなくなってしまった竿モノ楽器。どんどん下手になっていく。
でも部屋の隅にはいつでも弾けるように、埃被りながらもスタンバってくれている愛器達です。

遡ること、2012年の年明け早々に買ったLAKLANDの5弦ベース、LAKLAND SK-5DX。もともとこのメーカーはアメリカの小さな工房が出発点らしいですが、国内ではESPが輸入代理店であり、Skyline SeriesについてはESPが日本国内向けに生産しているモデルです。いわゆる安物の部類に入る量産品ですが、Active/Passiveを切り替えられるので音色のバリエーションも豊富、個人的には意外とツボな鳴りをしているので、購入以来気に入っています。(弾いてないけど)

でも、一つ不満というかずっと気になっていたことがあって、Low-B弦を裏通ししようとすると、長さが足りないというもの。この点については以前にも書いたのですが、ダダリオのスーパーロングでさえも届いてくれない。弦自体ももしかしたらロットによって個体差があることは十分に考えられ、ネット上では届いた、届かなかった、どっちの事例もあり難しい。こんなに汎用性がないなんて、信じられないけどホントの話。

最近この問題がめでたく"リペア"によって解決しました。リペア後の様子がこちら。





唯一パーツが違う一番右の部分がLow-B、この箇所のパーツだけを、本体を購入したショップの系列店で付け替えてもらったのでした。
ボールエンドが奥まで入っていて、ナットにも届くようになりました。めでたし。


このリペアをお願いしたショップのこと、ぶっちゃけますが、お茶の水近辺に集中しているE○P系列店、好きじゃない。本体を買ったのもその系列店の一軒なんですけども、あの売りたい感じというか、入店するやいなやすぐに世間話込みで声を掛けてくるギラギラした店員の感じかどうにも好きになれない。ゆっくり見せてよと。欲しい時や試奏させて欲しいときはこっちから言うし。とは思いつつも、ある日目的もなくたまたま立ち寄ったある店舗の店員さんとこの話に。「そういえば裏通し出来ないんすよね、ナットに届く弦がなくて」と。

すると店員さん。「それは初期型ではないですかね?現行はこんな感じです」って見せてくれたのが、前出画像通り。今回は届かないLow-Bだけのリペアをお願いしたので1箇所だけですが、現行品はほぼこのパーツに切り替わっているそうな。世間話から思わぬ良い方向に進んで、結果的に良かったというわけです。

でーすーがー、この話題になった当初は、「パーツだけの取り寄せ出来ます。ご自身で代えられると思います」という話だったところが、実際には1週間ほど入院させることに。元々のパーツを本体から抜いてみたら、明らかにそのパーツ分の深さしか穴が空けられていない。

画像が汚いですが、こんな感じ。





リペア入院前に並べて撮影させてもらった新旧パーツ。深さ(高さ)が倍も違う。




ということで、1週間入院、穴の経を広げつつ深掘りして、新しいパーツが入るようにしてもらうことに。


満を持して全ての弦を裏通しにしてみたら、許容範囲ながらG弦(4弦)もちょっと怪しい。今後の弦交換でもしかしたらLow-Bと同じ状態になるかも?と不安に。

今回のリペア費用(税別)
・パーツ \525
・工賃 \4,000

これを5箇所お願いしたら単純に×5ではないとのことでしたが、将来Gもお願いすることになるなら、一緒にお願いしておくべきだったかなと。ちょっと様子見です。

これからLAKLAND製品を、特に中古で購入しようとお考えの方、現にLow-Bが裏通し出来なくて表通し妥協しているとお悩みの方、ご参考まで。

これを機にもっと弾いてあげないと。楽器は弾くこと、手に取ることが最大のケアですからね!

Plextor M5M on ThinkPad X230

大変ご無沙汰しております。

SEOに有利なアメブロさんだけあって、記事は書かなくとも完全放置でも順調にアクセス数を伸ばして模様。中でも特にSONYのヘッドホン、MDR-CD900STのメンテナンスに関する記事には多くの方に訪問いただいているようです。ありがとうございます。

さて、更新しなかったこの1年以上もの間、私自身色んなコトがありまして。幸いにして大病を患ったとかそういったことではなくて幸いでしたが、7年弱勤めた会社を退職したり、プライベートではいろんな出会いがあったりと、何もかもが順調というわけではありませんが、充実しております。

そんな中、会社を辞めた今でも仕事の片腕として活躍し続けてくれていたThinkPad X220がある日難病にかかりまして、その後釜としてX230を手に入れたよ、という備忘録です。

8月半ば、真っ盛りのある日にそれは起こりました。確か山のように貯まった見積書の作成中、電卓を叩きながら悩んでいる最中に突然電源が落ちてしまいました。本当に突然のこと。どんなメーカーのサポートでも間違いなく案内されるであろう、バッテリ外し、メモリ外し、暫く放置してみる、あらゆるコトを試しても復活しない。ACアダプタを繋いでも通電しないという有様。結局レノボのスマートセンターへ問い合わせることに。ユーザーサポートを日々の業務にしている者が、こうした窓口のお世話になる時というのは何ともやるせない。でもサポートを受けると言うよりは、「あらゆることを既に試してどうにもならないので、修理お願いします」という問い合わせ。

結果的に、ハードウェアの故障であることは間違いないので、リペアセンターに送るように、との指示。予想通り。メインボードだとさぞ高く付くだろうと思っていたところ、その予想を遙かに超えていました。もらった見積もりがコレ。

$KT Studio Works

\159,102 也!!

一昨年の暮れにレノボ公式のショッピングサイトでカスタマイズして購入した個体ですが、何と当時の購入金額より高い。下手したらこれと同等の機種が2台買えてしまうかもしれない、超エクスペンシブなお見積もり。でもまーメーカー修理なんて購入時にいくらだったかなんて関知しないので、妥当とは言えないけどそういうこともあって当然かなと仕事柄思うわけですが、これがクレームになることもあるんだろうなと。

リペアセンターで診断してもらうと、例えキャンセルであっても送料と診断料を徴収されます。今回は¥6,980、内送料が¥3,000、微妙ですなー。でも支払いを早々に済ませました。

この間頑張ってくれていたのは、予備で持っておいたX201。でも日本語キーボードは慣れない、早く後釜を手に入れなければ、という事で、現行のCore-i5仕様のX230と、今回はカスタマイズではないので英語キーボードを別途手配。換装用のSSDも会社の近くで購入。今回はPlextor M5M、mSATAにしてみました。後から気づいたことですが、X230/220のmSATAスロットってSATAIIだそうで。つまり3.0Gbps、素直に2.5インチ買った方が速度は有利だったかもね。最大限軽量化してみたいという思いから。

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初mSATA。ちっちゃい。

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MLC NANDはTOSHIBAでした。

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本体到着。

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手にしてみて気づいたことですがこのモデル、カメラなし。ビジネスモデルですから個人的には不要。

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届くやいなや、初期搭載のHDDで一度も起動しないままM5Mを実装。このオリジナルHDDは元箱でそっと保管。
mSATAスロットはこんな感じに空いており、

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装着するとこんなん

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すんなり認識。

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メモリも足していざリカバリ。並行して英語キーボードもこれまたeBayで手配。

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んで、一通り初期セットアップが完了したところで、M5Mのベンチマークを。




通常のSATAポートはSATAIII 6Gbpsですが、mSATAスロットはSATAII 3Gbpsです。M5MはSATAIIIたいおうですが、本来の性能は発揮できていません。分かっていたことですが、2.5インチSSDより数g軽いはずで、勉強がてら試してみたかったし、何より体感上はあまり変わらない気がするのでいいんじゃないでしょうか。満足。

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ちなみに、X220とM5Proの組み合わせで使っていたときのスコアはこちら。

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参考までにこのM5Pro、代理店から特に個口のないまま仕様が改悪されたとして一時騒ぎになった後に入手したものです。でも個人的には十分な性能でした。


で、こうしている間にも、突然起動出来なくなったX220何とかして起動させて、ファイルベースではないエクスポート処理を必要とする諸々のデータを取り出したく、ついては問題のメインボードを安く手に入れる方法はないかと考えはじめ、早速手配掛けてしまった。さー、X220は復活するのか?それはまた次回。



Crucial m4 CT128M4SSD2 の7mm化

道具というのはですね、常に最高のポテンシャルを発揮して初めて"道具"なわけです。
それなりの投資をしていますので、常に道具としては最高の仕事をしてくれている、我がThinkPad X220でしたが、なぜか今月の月例Microsoft Updateが適用された直後から、リモートデスクトップ接続のクライアント(mstsc)で背何らかのホストに接続しようとするとかたまり、社内のプリンタから印刷しようとすると、これまた止まり、しかしながらPrint Spoolerサービスを一旦停止→開始とするかWinodowsそのものを再起動した直後1分くらいは正常、と言うまか不思議な問題に直面し、まー効率が落ちること。

Print Spoolerに問題がありそう、と特定はできたものの日常業務に追われて原因究明なんてそんな場合じゃない。でもこの時週末、思い切ってリカバリするならこの週末!と、思い切って新たなSSDを調達したのでした。

元々、CTOでSSD構成でした。でもついさっきまでOSやら設定の一切合切が入っていたストレージを、いくらバックアップしたからといってすぐにリカバリするのは忍びない。新しいSSDに対してリカバリ、その後元SSDを外付け化して移行、これが筋でしょう、と言うことで。


それでですね、買ったのはこちら。

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Crucial m4 CT128M4SSD2



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これ、購入直後のいざ組み込もうというその瞬間、選定ミスに気づいてしまいまして...

X220内蔵のSSD/HDDは、7mm厚!


つい最近までメジャーだったのは、9.5mm厚です。
軽量化のために致し方ないこととはいえ、まだまだ7mm厚のSSDは選択肢として少ないです。

しかしこの事実、X220を買おうかどうしようか悩んでいた昨年末、調べて分かっていたことがとふと思い出しました。
スペーサーの取り外しで7mm化できるのは、今のところインテルとCrucial、もしくはその両者のOEM製品。
改造行為に当たるとはいえ、Crucialを選んでおいて良かった...



では始めます。

先に、少しでも安く、または間違えて買ってしまった、ではない限り、7mm化しやすいのはインテル製SSDです。
Crusialの場合は、写真の通りスペーサーがサンドイッチされている上に、これを取り去るのに保証の無効を覚悟しなくてはなりません。

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「Warranty Voil it Removed」
レンタルCDの表面に貼ってあるような、剥がすとちゃっかり跡が残るアレが貼ってあります。
これをまず剥がしすと、

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4枚に。
一番左の枠みたいな部品が、9.5mm厚を演出するスペーサー。


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見た感じ、コントローラーはMarvell、NANDフラッシュはMicron。

スペーサーを取り除くと、それまで使われていたネジは使えなくなります。

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このネジの規格はM2でした。
元々は8mm、新たに用意したのは4mm
計算上、9.5-7=2.5
なので5mmでも良い計算になりますね。

しかしこの作業の時にはネジの調達はできなかったので、テープで仮止め

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ここでひとつ重要なことがあって、蓋する前に、絶縁テープをお忘れなく!

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写真は、会社に捨てる運命だったジャストフィットな絶縁体があったので、これをいただき貼り付けましたが、ビニテなり紙なり、電気を通さない薄い何かを必ず挟んでください!
最初これを怠ってX220に投入したところ、すぐに電源が落ちてしまう問題が出て、「SSDに相性なんてあんのか?」とか、「もしやどこかショートして本体お亡くなりになったか?」と焦ったものですが、結局のところ内部でショートしていて、X220内部のプロテクションが何らか働いた様子です。怖い...

その後、リカバリやら環境移行は無事終了。
後日、ネジを調達して7mm化が完結!

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一応のベンチマーク

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左:換装前
右:換装後

X220自体はSATAIII(6GB/s)対応ですが、元々組み込まれていたSUMSUNG MZ7PA128HMCDはSATAII(3GB/s)。Crucial m4はSATAIIなので、本来の性能が発揮されたといったところ。
でも体感的にはあまり大差ない、というのはよくある話。

申し遅れましたが最後に、この改造で生じたいかなる自己にも、当方責任追いかねますので、何卒 m(_ _)m



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