はじめての一眼レフにNikon D5500を選んだ話
ご無沙汰です。
このブログにアップしている写真、今までは専らiPhoneでの撮影でして、仕事ではお客さんの前で自前のスマホ出しにくい関係で5年以上前のコンデジで撮る時もありつつ、よく考えてみたら昔のコンデジより今のiPhoneの方が格段に画質が良いという。技術の進化はめざましいですね。
そもそも写真撮ること自体があまり上手くなく、無頓着でもあったところ、新しい金の掛かる趣味としてカメラ及び写真を始めようかと思いまして、一眼レフを購入しました。
気づいたらかれこれ1年未満、店頭で実機触ったり、カタログ見たり、Webで調べたり、1年弱リサーチをしていました。それ程の期間物欲が耐えなかったので、欲しいんだなと(笑)時間を掛けた分、どんな写真や映像を撮りたいのかも、明確になっていきました。
・単焦点レンズで背景をぼかしてみたい。
・願わくば動画も。
・15年夏に引っ越してから自宅の近所でよく見かけるネコを激写したい
・どうせなこのブログにアップしている写真も美しくしたい(滅多に更新しないけどね)
などの理由。
これらに加え、秋と言えばInterBEEをはじめ、ここ数年は2~3年に1回の開催になってしまった楽器フェアが今年は開催されるというので、展示物の撮影は被写体に持って来いでは?とも考えたのでした。
で、購入したのが、
Nikon D5500 18-55 VR II レンズキット
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記事では早速、作例(という程でもないけれど)を兼ねて実際にそのカメラで撮影した写真を交えて書いてみます。なお、カメラ本体を含む、一部はiPhone SEで撮影していますが、なかなかiPhoneも優秀なんだな、と実感する機会でもありました。
なぜ、D5500か。
2015年2月発売の機種。当記事執筆現在の2016年10月で1年半以上も経過しており、製品サイクル的にはもうそろそろ新機種が出そうなところ、良い感じの値崩れ感に加え、同社のNIKKORレンズの生産数が累計1億本(!!)突破を記念して、レンズ単体購入でキャッシュバックを受けられるキャンペーンを行っていた、ということも決め手でした。
ただ、ボディをどのメーカーにするか、の葛藤は長く続き、「CanonかNikonか」まで絞り込んだ後、自分の場合は「人物よりもモノ撮りが主体かな」という理由でNikonに決めました。
結局、何を"撮る"か。マイクも、何を"録る"か、なわけで。
最下位モデルの1ランク上と、Nikonのデジタル一眼のラインナップ全体ではエントリークラスとなるものの、バリアングル液晶でセルフィー(いわゆる自撮り)や上下アングルの撮影が出来る点は優位性が高く、その他諸々完成された機種との呼び声が高い様子。
先代のD5300にはGPSを搭載しているけれど、この後発D5500には非搭載。しかしタッチパネルでスマホライクに写真をスライドしたり2本指で拡大縮小したりが可能なのは思った以上に便利。純正レンズがCanonに比べて割高な点以外は、使い始めてまだ1ヶ月未満ながら性能的な弱点が見当たらない。使い込むにつれ、基本細かいことを意識せず、Autoでの撮影を楽しむための機種なんだな、という事にも気づかされました。そこは「Family Nikon」と謳うだけのことはあります。
続いて、一緒に購入したレンズについて。
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
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ボディーをNikonに決めたのは、Canonも同様にレンズの選択肢が豊富である点は勿論のこと、Nikonに限ってはマウントが長い歴史の中で確か1度も変わっていないというユーザーを裏切らない姿勢と、以下の様なクラフトマンシップに溢れている感でたまらなく好きになってしまったから。
Engadget - 交換レンズ一筋30年、ニコンのNIKKOR開発設計者が到達したレンズとは?
http://japanese.engadget.com/2016/10/13/30-nikkor/
一眼レフの購入にはセンサーサイズが重要な要素になるとされていますが、プロのカメラマンじゃないし、目指しているわけでもないし、それで食べているプロの方には申し訳ないけれど、出来るだけカジュアルに良い写真を撮りたいという都合の良いなんちゃってカメラ小僧にとって「小さいは正義」なのです。
なのでレンズ選びも、「将来フルサイズ(FXフォーマット)に移行したときも使えるレンズが欲しい」などと考えたりしたものの、その可能性は限りなく低いだろう、という結論に達し、この単焦点レンズもAPS-Cセンサーサイズ(DXフォーマット)専用のものを選択。
ただ、最後まで悩んだのが50mm f/1.8 Special Edition。
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「Special Edition」の方がなぜか標準品よりやや安価。DfというFXフォーマットの機種にマッチするとされる銀のリングが入ったデザインに惹かれたものの、もし自撮りをした場合、画角的に50mmだとカメラに手が届く位置で顔面ドアップにある問題があったことと、被写体との間に距離を稼げない公共を想像できたので、35mmを選択。
50mm f/1.8 Special Edition には距離計があり、フルサイズに移行しても使えるメリットがあったものの、先述の通り恐らくフルサイズには移行しないだろうと冷静になれたのも却下の理由。
さて、これらのボディとレンズは早速自宅で多くのマイク達が眠るデシケーターに保管したことは言うまでもありませんが、今や41Lが2段重ね状態、マイクやカメラに興味ある方は大きめサイズの購入を強くお勧めします(笑)
D.Iいろいろ
この10年でマイク他、ちょっとしたSR屋?Rec屋?くらいの数になりました。食器と似ていて、どれもペアかそれ以上で持っていないと何かと使いにくいなーと思います。最近モロにそう感じる機会が多く、D.Iをもう1ペア購入することになりました、という話題。
D.I"なんて"と言ってしまうと失礼ながら、本当はスタジオから借りたいところ。ですが意外とメジャーアーティストがゲネプロする様な規模のリハスタでない限り、「D.Iってなんすか?」と平気で応える兄ちゃんが受付に居たり、あったとしてもベ○ンガーだったり、良くてもせいぜいBOSS DI-1、こういうスタジオって電源もアースのない2芯だったり、突っ込みどころ満載感否めません。なのでそういう設備が雑なスタジオに入るときは特に、マイクスタンドと場所だけを借りるくらいの気持ちで、それ以外は原則自前で用意するようにしています。
で、最近までに手元に揃ったD.Iがこちら
この内、KLARK TEKNIK DN100 2台とCONUTRYMAN TYPE85が最近入手したもの。この他にほぼベース録り専用機としてAVALON DESIGN U5があります。
D.Iは元々BOSS DI-1を2つ持ってまして、キーボードをステレオで録る時用途で使っていました。このDIには原音に忠実じゃないのでどうのこうの賛否はある様ですが、個人的には言われているほどの不満はなく使ってきました。一つ目を買ったのは高校生の時だったなーと。
キーボードが1台ならこのDI-1で良かったものの、最近2台同時に弾きたいという要望があり、しばらくはTRUE SYSTEMS PT2-500をD.I兼HAとして使っていました。API500規格のHAでありながら、前面にINST INとTHRUが付いており、PA系統にも送ることが出来るので、国内では入手しにくいマニアックかつ穴場的な機種ではありますが、ハイファイなキャラのHAとしても気に入っています。
当然のことながらシャーシへの電源が必要であり、キーボードの下に置いてしまうと手元でレベルの調整が出来ないという使いにくさがあるので、もう1ペアD.Iが欲しい、でもいくら安価で入手しやすいとは言えDI-1をもう1ペア(計4台)揃えるのは面白くない!という事で結果としてDN100のペアとなりました。
実物はズッシリ重いです。シリコン素材のカバーは金属筐体の競合機種とは違い傷とは無縁、外部からの衝撃にも強いのは正にSRの現場を意識しているかのよう。スベりにくいというのは地味ですけどポイント高いです。
同時期にド定番のCOUNTRYMAN TYPE85を入手したすぐ後にDN100を入手、その後TYPE85かDN100どっちかの出物がないかなーと探して、最後にDN100を入手出来てペア完成となりました。最近は円安傾向で新品の価格が上がっているためか、中古市場も価格が高騰気味です。困ったもんです。
気になる中身。
案外スッキリしています。
価格故か、JAMICON製コンデンサーが使われている点は残念。
自分にはあまり重要ではないですが、TYPE85、DI-1共に006Pで駆動しますが、DN100は48v ファンタムのみ。
続いてTYPE85の中身
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回路をうかがい知ることは出来ず。
購入してすぐに2番HOTへ改造済み。
BOSS DI-1
「REV」で2番HOTになるという事を最近知りました。恥ずかし
さて、ご縁があり短期間に2台も入手出来たDN100ですが、最近出たのか、DN200というDN100と同じ筐体サイズで2chの製品があります。用途が用途なだけに、ホントはこれが理想だったかも、と。競合に挙がるCOUNTRYMAN TYPE10S、TYPE85Sはファンタムを片方に送る
そしてまた、一人セッティング&バラしの過酷なRecが待っている。
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最近コレで録ってます。
最近のレコーディングシステムについて、書きます!
ある日のテスト走行にて。
上から、
AVALON DESIGN V5 (Mic Pre-amp, Re-amp, D.I)
1ch HAとしての使用を前提に入手するも、複数Voを一度に録る事が多いのであまり出番なし。
AVALON DESIGN U5 (D.I.)
前出V5と同じラックに入れるべからず。当然と言えば当然だけど、別々に使いたいこと多々。
Forcusrite Octopre (8ch HA)
まだちゃんとしてた(失礼)頃の初代OctoPre、上下4chずつでドラテの貼りにくいということと、8chすべて使うと素手で触れないくらいの発熱ぶりのため、上下空けています。
気にならない程度のファン内蔵。気になる人は気なるかも!?
オプションのDigital I/O付き。
MACKIE Onyx 800R (8ch HA)
前出Octopre同様ディスコンながらこっちの方が中古市場で人気。使いやすいし音も無難で良し。
Aardvark Aardsync II (Master Clock Generator)
80~90年代、商業スタジオに必ずあったクロック・ジェネレーター。Aardvarkという会社すら今は消滅しているものの、当時の経営・開発者が今はAntelope Audio社でご活躍中。
古いモノだけに48kHzまでしか対応していないと思いきや、リズムを後述のI/Oで録ろうとすると必然的に48kHz以上で録れないので十分かつ、内部のジャンパ切替で実は88.2kHz、96kHzでも使えちゃう。
Furman HDS-6 (Cue system)
これもディスコン。LANケーブル2本でステレオ1系統、モノ4系統をこの親機から子機(HR-6)に送信可能。キューシステムと言えば大体ほいそれと買えないもの。コンシューマーでも買えて操作も単純明快な機種と言えばコレが唯一だったのに、2014年秋頃惜しまれつつディスコンに。
リハスタのRecに持ち運ぶ人って、居るのかしら?
M-Audio ProFire 2626 (ProTools I/O)
なんでM-Audio?と思われるかも知れませんが、これが実は最高。
まず、ADAT 8ch IN/OUTが2系統、前出のOctopreと800Rを2台つなげて16ch、必要に応じてアナログINを使うことによりギリでリズム録れます。そもそもアナログINや内蔵HAを信用していない分、デジタルINを提供してくれるI/Oとして愛用。
ただ、アナログINもラインINとして使うことがあります。ご丁寧にXLRとTRSのコンパチになっており、TRSで入力するとHA回路をパスしてくれる。HAの色が乗らない(カタログスペックを信用するならば)ラインINが8chとは有り難く、前出のV5だったり、後述のpT2-500だったり、1176だったり、デジタルOUTを持たないアナログ機器はココへ。
一応信頼と実績のAardsync IIからクロックを入れてあげることで、ADもまーまーな感じです。
ちなみにUniversal Audio ApolloはDSP積んでいるなどで至れり尽くせりと思いきや、ADAT I/Oが2系統あるくせに両方同時に使えない残念仕様。
それに、大体I/O(I/F)というのはメーカーがドライバの更新に熱心かどうかで長く使えるかどうか決まってくるわけですが、このProFire 2626、地味に頑張ってくれています。
日本のM-AudioではOS X 10.8(Mountain Lion)までの2.4.2しかダウンロード出来ないのですが、本国では2014年末にOS X 10.10(Yosemite)に対応したバージョンを配付してくれています。カテゴリが「Legacy」なのが気になりますけども、当面安心。
右
Universal Audio 1176AE (Limitter)
全世界500台限定の内の1台。自分のような者が持っている時点で罰が当たる。
当たり前ですが、良いです。
ある日のリハRec その1
一番下
TRUE Systems pT2-500
2台。Empirical Labsの1Uシャーシ、EL500にマウント。
ある日ドラムのOHにAKG C414B-ULS 2本をコレと組み合わせたら予想以上に良かった記憶が。
購入は国内某ショップですが、TRUE Systems自体国内には代理店が"今は"無くなってしまいました。ゼンハイザー・ジャパンが設立される前の同社やNEVEも取り扱っていたことがあるあの代理店、倒産してしまってからは容易に買えなくなってしまいました。
とても現代的、ハイファイ!
ある日のリハRec その2
最近はMac mini 2011と小型モニタを持ち歩くことが多くなりました、パワー的に。
その1にあるMacBookポリカは2009年製。ProTools 10が限界。本当に録るだけならまだ出番ありですが、ラフミックスがある程度進んだ状態でのダビングともなればMac mini、使い分けてます。
たまにはこんな書き殴りもいいもんです!?