5弦裏通し対応ベース弦探し... | KT Studio Works

5弦裏通し対応ベース弦探し...

すっかりご無沙汰です。
外の陽気もだいぶ夏模様。
最後に更新したときは、まだ寒かったっけ確か。

さて、「5弦ベースを手に入れました」という前置き的なエントリーが本当はあってもいいはずですが、なかなかシンプルなバックで写真を撮れる機会に恵まれず、ベース本体のご紹介はもうちょっと先、というか載せないかも。

LowBという未知なる音域が今取り組んでいる楽曲達にどんな影響を与えるのか興味が湧き、早いもので5弦デビューして半年。ノーマル4弦でもそうですが、5弦を弾いていて改めて、「ミュートって大事」だと。
もうベーシストからしたら当たり前すぎて笑われそうですが、その大切さを噛みしめています。
つまり、鳴ってはならない弦が鳴ってしまう...
修行あるのみ。

そんな5弦ベース、LAKLANDのエントリーモデルですが、表通しと裏通しの両方に対応しています。
正式名称知らないんですが、表通しはブリッジの後ろ(!?)から、裏通しはボディ背面から弦を通せます。
「裏通しするとボディの鳴りが際立つ」というもっともらしい根拠に引かれてそれを標準にしようと思いきや、意外にも弦選びに苦戦中!というお話です。


テンションの関係から5弦は必然的にロングスケールとなる訳で、かつ裏通しともなれば、ボディの厚さ分弦も長くなくては届きません。

結局、現時点で落ち着いているのがこのセット

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Daddario EXL170-5SL

ナットのところ...

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まー普通。
でもこれ、LowBだけ表通しなのです。

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こんな感じで。
こうしないと

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こうなってしまうんです。
分かりますかね、本来の太さになりきる前にナットに乗っかってしまってます。

この現象、ギター弦も同様にゲージが太くなればなるほど、ペグに向かって細くなっていきますよね。
ベースの弦は段階的に細くなっていきますが、本来の太さに到達する前の細い部分がナットに乗ってしまうんです。
「ダダリオのSuper Long Scaleなら大丈夫」と聞いていただけに、これはちょっとショック。
ネット上でも同じようなことを書いている方がおられるので、もしかしたら入手した個体のロットがたまたまそうだったってレベルかも知れないです。
なので、今張っている弦を交換する時期に来たら、もう一回同じセットを買ってみようかと。


ちなみに、最初に試したのはこれ。

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Daddario EXL170-5
もうね、「Long Scale」って時点でダメ
表通ししても届かない。
写真撮ってないですけど、想像に難しくないと思います。

4弦のFender Jass Bassを長いこと愛用していたので、勿体ないけど(しかも値段的には一番お高い)LowBを除けば4弦のセットとして使えるので再利用の目処は立っていますが。


しかしながら、表通しでも音色は悪くない。
かといって、このままLowBだけ表通しを貫くのもどうか。

そこで別のセットを試してみました。

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ERNIE BALL SUPER SLINKY BASS5
アーニーってダダリオみたいに、スケール別のラインナップが元々ない。
店員さんに聞くと、同社のStingrayが元々裏通しに対応しているので、問答無用で長めなんだとか。でも「5弦裏通しだったら、ダダリオのSuper Long Scaleが確実っす」と必ずどこの店員さんも口を揃えてオススメしてくれるんだけど、「少なくともEXL170-5SLはダメだったぞ」って。

結果
ダメでした。
LowBに絞ってまとめてみるならば
Daddario EXL170-5SL > ERNIE BALL SUPER SLINKY BASS5 > (Daddario EXL170-5)
の順で長い。
ただしどれもロングスケール裏通し向けとしては弱い。

特異な環境ではありますが、「この弦は長いよ!」という情報お持ちでしたら教えてください。
(重要なのは長さだけじゃないんですけどね...)