風が吹けば桶屋が儲かる
昔の相場師は、漁船に便乗して世界のいろいろな海に潜り海水の温度を測っていたそうです。そして例年に比べて海水温の上昇が見られると、ここぞとばかりに大豆を買い占めます。
なぜか?
海に潜っていたのは、シラスの成魚であるカタクチイワシの獲れる量を占うためなのです。昔から何年かに一度、海水温が異常に上昇する年があります(現在ではエルニーニョと呼ばれいます)。この海水温の異常上昇があった年にはカタクチイワシがパッタリ獲れなくなります。
そうするとどうなるか?
獲れたカタクチイワシはアメリカに運ばれて、牛の飼料になります。カタクチイワシが獲れなくなると、代わりに陸のたんぱく源、大豆が飼料として使われます。すると今度は大豆が足りなくなり、そのほとんどを輸入に頼っている日本でも価格が高騰するのです。風が吹けば桶屋が儲かる的発想ですが、まるっきり間違っているとは言えません。
相場とはこのようにいろんな原因を織り込んだ結果の姿なのです。ですから相場を見るとは世界を見るということなのです。
(※この記事は2005/04/16に他ブログで執筆したものの再掲です)
Googleストリートビューでプロポーズ
何かと話題になっているGoogleストリートビューですが、Google本社前では社員総出でお祭りのようになっています。これはGoogle社員の特権ですね。
そして、ストリートビューでプロポーズをする人が。これは史上初、プロポーズ2.0。
場所
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らばQ:http://labaq.com/archives/51085478.html
ニュース - 犬が人間の赤ちゃんを救う
アルゼンチンで生後間もない赤ちゃんが捨てられているのが発見されました。なんとこの赤ちゃん、母犬に拾われて子犬と共に温められていたのでした。当日は寒く、犬が温めていなければ赤ちゃんは死んでしまっていたかもしれないとのこと。動物が種族を超えて母性愛を注ぐことは知られていますが、人間の赤ちゃんに対しても例外ではないようです。
↓異種族動物の愛情映像
インテルが電力伝送装置を開発
Intelが電力を空中伝送させる技術を開発したそうです。ラップトップを稼動させるのに十分な60Wの電力を安全に2m程度飛ばすことができるとのこと。
これはすごいですね。最後の関門といわれていた電源ケーブルもついになくなる時代が来たようです。これでラップトップPCはオールワイヤレスで使えますね。他に応用範囲は広そうです。
今まで、台に置くと携帯の充電ができたり、電動ブラシや髭剃りの充電は非接触でできていました。しかしこれらは非接触といっても、かなり近づけなくては充電できませんでした。それは電磁誘導を使っているからです。
ビデオを見るとこれも一見誘導電流のようですが、磁界の共振を使っているため、遠くまで飛ばしても近くに受け取るデバイスがないときは電力消費が無いので無駄がないとのことです。まだでかい装置ですが直ぐに小型化されると思います。
関連記事
http://www.atmarkit.co.jp/news/200808/22/intel.html
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080823_intel_wireless_power_system/
http://www.geekzone.co.nz/freitasm/5652
マイクロソフト「Photosynth」
マイクロソフトが開発した「Photosynth」。
デジカメで物体や建物をいろいろな角度から撮影し、その写真をこのツールに放り込むと自動的に3D画像を生成してくれるようです。
これはすごい技術です。
無料で使えてさらに20Gのディスクスペースがサービスされます。
似たもの同士の画像を張り合わせる処理において、角度を検知して、物体のどの方角・距離から撮ったものかを計算して、モーフィング的に合成していっているのですね。
いくつかの技術を組み合わせて作られているらしいのですが、超高解像度写真のスムーズなズームインズームアウト技術もたいしたものです。
こういうものはちゃんと評価してあげなくてはいけませんね。
ブラウザでデモが見られます。
http://photosynth.net/Default.aspx
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http://wiredvision.jp/blog/goto/200808/200808150147.html
http://www.popxpop.com/archives/2007/02/3dphotosynth.html
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1対1のコミュニケーションこそが重要
最近電車に乗るとよく目に付くのが英会話の広告である。少し前まではいろいろな英会話の会社がしのぎを削っていた。しかし昨今目にするのはひとつの会社のものだけである。
マンツーマン英会話。
そのコピー、
「どう見積もっても一番話せて聞けるのは1対1だ」
もっともである。
なぜこの会社だけ業績が伸びたのか。1対1だと気後れせず話しやすい。周りに気を使わなくていい。一番聞けて話せるから。この会社の運営がうまい。通勤途中にいろいろ理由を考えていたら、次のことに気づいた。
1対1のコミュニケーション。これこそが一番重要なのではないか。考えてみれば、日常会話でもビジネス会話でもほとんどの会話が1対1だ。
大勢の前で話すのが飛びぬけてうまい人と、1対1で話すのが飛びぬけてうまい人、最終的に天下を取るのは後者だと思う。なぜなら、100人の熱狂を一挙に集めることは効率的だが、そういうものはさめるのも早い。対して、たった一人に対するコミュニケーションが抜群にうまければ、それを100人に展開すれば、仲間が100人できるからである。それはとても強い絆となる。
社内においても、取引先においても、家族においても、結局は1対1のコミュニケーションが物を言う。
お得意様の会社全体によく思われようとするよりも、担当者一人と徹底的に親密になること。このほうがよい仕事がもらえる確率が高い。
組織同士の衝突においては、一見多人数が敵対しているように見える。しかし敵対しているのはたった1組のキーパーソンだけだったということはよくある。敵対する組織同士のリーダーが仲良くなれば、組織全体が仲良くなってしまうものである。
1対1のコミュニケーションは景色全体を変えてしまうほどのパワーを持っている。
「大衆の救いのために勤勉に働くより、ひとりの人のために全身を捧げるほうが気高いのである」
(ダグ・ハマーショルド)

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