※こちらは過去の記事「旦那さんと私」シリーズを、

加筆修正&パートナーシップ1ポイントアドバイスを加えてアップするものです。

 

 

※前回までのストーリー

・エピソードゼロ→

・『出会い編』→   

・『デート編』→  

・『お付き合い編』→   

・『同棲編』→       

・『心と向き合うこと』→     

・『石垣島でのプロポーズ』  

・『全ての破綻』 

 

 

 

 

‘昨日の夜も何度も泣いた。

 

 

別れれば楽だし、不幸せじゃない。

 

 

でも幸せでもないんだよな。

 

 

でも楽なんだよ。‘

 

 


そう言いながら彼は泣き、

 


うーーーーと何度も呻いて

 


布団に顔をうずめていました。

 

 


ものすごい葛藤と、苦しんでるのが伝わってきて。

 

 


でも私はここで引いたら同じ事を繰り返すだけ、

 


そう思いそれを黙って見ていました。

 

 

 

彼が壊れてしまうのではないか、そう内心ではハラハラしながら。

 

 


‘今答え出せって言われたら、

 


0か100かの人間だから、そっちを選んじゃうんだよ。

 


ちやほやされていたい。

 


一緒にいる時は他に何もいらないと思う。

 


でも別々の日の孤独感がひどい。

 


2番目や保険が欲しいんじゃない。

 


ただ埋めたいだけ。

 


そんな俺、我慢できない?‘

 

 

 


そう言われ、私は首を振りました。

 


彼は泣きながら顔を埋め、何分たったのか、

 


ふと顔をあげました。

 

 

 

 


‘別れよう。‘

 

 

 

 

 


一瞬私は頭が真っ白に。

 

 


彼が別人のように見えました。

 

 

 

 


あ、何かを切り捨てた、と。

 

 

 

 


そしてそこからの彼はまるで仕事の時の様な口調で、

 

 

 


‘今全部に向き合うと、全て壊れると思った。

 


しょうこが待てないと言ったから。

 


しょうこの言う事は正論だから、

 


言いたい事言えない。

 


それでも幸せだった。

 


でも振り切れちゃったから。

 


A君B君言ってるけど、両方俺だから。‘

 

 

 


私はこの時、

 


彼の言葉を聞いて、

 

 

 


私が本心を言わせてあげられてなかったのか、

 


私が夜の仕事で寂しくて、そんなに孤独を感じてたのか、

 

 


そう知って、物凄い後悔が押し寄せていました。

 

 

 

 


でも今の彼に何を言っても、


無駄な事はすぐにわかりました。

 

 

 

そして一度は受け入れ、

 


その日出掛ける用事があったので、


自分を落ち着かせる為にも家を出ました。

 


その用事の時間まで、

 


彼を紹介してくれた友達に、


メッセージで事の始終を話しました。

 


するとすぐにその子から電話がかかってきて、

 


話を聞いてくれました。

 

 

 

友人に話していくと、

 

少しずつですが気持ちが落ち着いていきました。

 

何度も涙があふれました。


 

私はどうしたいのか。

 

 

私は何が悪かったか、

 

 

戻りたいのか、

 


このまま離れた方がいいのか。

 


考えました。

 

 

 

そして結論は、

 

 

自分に原因があって、まだやれる事があったのなら、

 


それをやってからでないと諦められない。

 

 

 


親や親戚に会わせた、とか、式場を予約してるとか、

 


そういう事も浮かんでは来ましたが、

 

 


今はそんな事は関係なく、

 


自分自身がどうしたいのか。

 

 

 


帰ってからもう一度話をしよう。

 

 


自分の非がある所はちゃんと謝って、

 


彼の気持ちが変わるかもしれない。

 


彼だって、別れたら楽だけど、

 


幸せではない、と言っていた。

 

 


今は喧嘩をしたからこうなっているけど、

 


また仲直りしたら、

 


昨日までの仲のいい2人に戻れるかもしれない。

 

 


そんな風に何とか希望を持ちながら、

 


夜家に戻りました。

 

 

 

その頃一緒に住んでいた部屋は、

 


ダイニングキッチンと2部屋。

 

 


1部屋をリビング、もう1部屋を寝室として

 


ふたりで使っていました。

 

 

 


でもそこには、

 


寝室だった部屋に家具の一部が運ばれていて、

 


完全に‘私の部屋‘がありました。

 

 

 


そしてリビングとして使っていた部屋のドアは閉められて、

 


大音量の音楽。

 

 

 


この短時間で、

 

 

彼は一人で運ぶのは不可能じゃないかと思われる重さの家具を、

 


ひとりで運んだ。

 

 


それは彼の意志が強い事を十分に感じて、

 


愕然としました。

 

 

 


それでも諦めたくなかった。

 

 


リビングのドアをノックして、

 


入りました。

 

 

 


そこにはお酒でべろべろになって、

 


A君全開の彼。

 

 


彼は考える事を投げたんだ、と感じました。

 

 

 


‘今日本心を聞けて、私も反省をしました。

 

 

変わっていけたらと思う。

 

 

それでも気持ちは変わらない?‘

 

 


‘一緒にいると落ち着く。

 


でも決めたんだ。

 


自分にプラスにならない。

 


考える事はもう切っちゃったから。

 


欲望のまま生きると決めたんだ。

 

 


好きだった。でも、振り切っちゃって、

 


今は嫌悪感。

 


好きになるほど夜の仕事が大きくなった。

 


戻れば楽だと思う。成長も出来ると思う。

 


でもまたこうなったら、怖い。

 


仕事に集中したい。

 


仕事は自分の物だけじゃなくて、

 


失敗は許されない。

 


それ以外の仕事もやらなきゃで、

 


どっちも中途半端には出来ない。‘

 

 


‘そうしても幸せにはなれないんでしょ?‘

 

 


‘でも音楽がある。

 


仕事もいつ落ち着くかもわからない。

 


他の人と浮気しようとは思ってなかったよ。

 


しょうこは全部が、他の人とは別格だった。‘

 

 

 


そんな風に言われて、

 

そこまで思っていてくれた彼を追い詰めたと、

 


彼の決意が生半可ではない事を改めて思い知らされました。

 

 


私が何を言っても、

 


A君のまま。

 

 

 


優しくて素直で、とても愛情深かったB君は、

 


出てきませんでした。

 

 

 

 

つづく


 

宝石赤1ポイントアドバイスラブラブ

・一度自分がしてしまった事も、そこに後悔があるのなら、やりきってみる。

・周りからどう思われるか、でなく、自分がどうしたいか。

 

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