中国の弱点 巨大な食料輸入国 | NPO法人生涯青春の会

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717日 トウモロコシと大豆急騰 米干ばつで

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1859233790&owner_id=3230765

と題して記述した。ここでは食料の輸入大国中国に焦点をあてて記述したい。

以下は資料引用と補足である。


「中国は米国大豆の最大の輸出先であり、2011年は米国輸出量の約半分を占めた。輸出額は104億ドル(約8320億円)を超え、主に食用油と飼料として使われる。」

補足、中国は大豆で食用油と飼料(肉)を作っている。中国政府がなぜ大豆生産に力を入れないのか。各地で砂漠化が進んで大豆の増産が出来ないのだろう。中国は航空母艦を作るより、国民に十分な食料を与える努力をすべきである


「中国で消費されている食用油の3分の2は大豆油であり、原料となる大豆の大部分は米国産だという。大豆油は中国にとって最も重要な食用油。中国は米国の干ばつの影響を受けやすくなっている。」

補足、中国の大豆の輸入量は3000万トンを超えている。レスター・ブランの予測通り、中国人民を米国が養う形となりつつある。米国にとって食料は戦略物資なのである。


「穀物価格の高騰に伴い飼料が値上がりすれば、肉や卵、乳製品の価格も上昇する。米グローバル・インサイト社のアナリスト、アリスター・ソントン氏は、『中国政府が恐れているのは社会が不安定になることだ。インフレは必ず社会不満を引き起こすので、中国の指導者は最大の関心を持っている』としている」。

補足、膨大な紙幣の発行と食糧価額が起爆剤のインフレに襲われるだろう


「穀物価格の高騰が中国の社会不安をもたらす。これはどういう意味なのか。中国の「エンゲル係数」(消費支出にしめる食費の比率)が、先進国に比べて高いことが原因である。中国のエンゲル係数(2010年)は、農村家庭が41,1%、都市家庭が35,7%となっている。平均すれば、38.4%である。一方、先進国(2008年)は、日本25.4%、カナダ23.5%、英国24.9%、イタリア24.4%でほぼ25%前後の水準である。米国は19.3%であり、「農産物の宝庫」という好条件を反映している。これら先進国に比べて、中国のエンゲル係数が38.4%であることは、食品価格の上昇が生活費を圧迫する家計構造であることを示している。」

補足、中国のエンゲル係数が高いことは貧しさの指標である。


「中国が食糧の恒常的な輸入国になったのは、2001年からである。2010年では輸入が6695万トン、輸出275万トンであって、圧倒的な食糧輸入国になった。」

補足、日本のコメの消費量は800万トンである。中国の6695万トンの輸入は主に大豆とトウモロコシである。


③「米国を苦しめている旱魃が、今はロシアへと波及している。このため5月以来、シカゴ先物市場でのトウモロコシの取引価格は約50%、大豆は約30%、それぞれ上昇した。

補足、この値上がりは日本にも大きな影響が出る


参考資料

中国経済、世界的な穀物高騰「消費者物価へ波及」利下げは困難に

http://ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-11342307579.html