孤独死を避けるため携帯メールを使った「おはようコール」をするグループ作りを開始しています。認知症防止のため、人生の終末期に携帯メールで交信する習慣を付けさせたいのです。リーダを定め一人暮らしの人たち、5~7人のグループを作り おはようコールを発信して、リーダまで「おはようコール」が届く形です。最大の目的は、終末期になってもグループの皆さんとメールでコミュニケーションが出来る環境作りである。コミュニケーションが出来る友人がいれば認知症を防げる確立が高くなると確信しています。
2005年6月11日に「認知症になるな!」の旗を掲げて生涯青春の会を発足させて、さまざまな情報に接する機会があった。その中で次の3点の衝撃的な情報を紹介します。
1、高齢者の13~22%が「閉じこもり」
2006年1月14日(土) 日々の映像から
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20060114
2、惨めな晩年の人々
2006年6月17日
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=7757604&comm_id=698599
3、震えが来る」高齢化社会
2008年12月29 高齢者情報」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38358637&comment_count=16&comm_id=698599
閉じこもりの高齢者が約400万人もいたのでは、次々と認知症になるのも当然のことである。
特別養護老人ホームに入所している高齢者は約28万人である。惨めな晩年の人々のとおり、家族がほとんど訪問しない施設が多いという衝撃的な現実がある。ここで、コミュニケーションが図れる人もいるが、大半が死を待つ孤独の世界に居るのである。不幸にして家族ともコミュニケーションが取れなくとも、最後の砦として「友人・知人」とのコミュニケーションを図るため、壮健の内に携帯メールを習得させ、終末期になってもグループの皆さんとメールでのコミュ二ケーション作りをさせる。
「震えが来る高齢化社会」の通り現状で統計を当てはめると、2035年の認知症患者は825万人になる。本当にこのようになったら、日本の社会は壊滅的になると思う。認知症を防ぐためコミュニケーションの輪を広げるため シニア携帯メール講座小単位開く。この講座のリーダは総べてボランティアで無料講座にする。ただ、リーダ(当面の目標は20名)同士の研修の機会が必要でありこの費用は別に検討したいと思っている。
このグループの要点は次の2点である。
1、リーダは一人暮らしでなくともよい
2、リーダは1(5~7人)~3グループ(25人~20人)を持つ
3、おはようコールメンバーは原則「一人暮らし」の人
当面の目標はリーダ40名「おはようコールメンバー」400人である。400人の中で不幸にして孤独死があっても12~24時間以内の発見することが出来る。これが認知症防止活動と並行する第2の目的である
1、保育所定員、4.5万人増へ=第3子以降は無料に-厚労省
2008年12月27日時事通信
2、出産一時金42万円に上げ=少子化対策で来年10月から-厚労省方針
2008年12月27日 日経
3、2035年には4人に1人が75歳以上、人口問題研が推計
2008年12月24日 読売新聞
厚生労働省の方針によると、一定の条件を満たした第3子以降の保育料を無料化するという。若い世代の経済力と少子化という大問題を考えれば、第2子以降の保育料を無料化にすべきではないかと思う。日本は決定的な少子化対策を取らずに来たので、信じられないような老人大国となる。
報道3の通り2035年には市区町村の半数以上で75歳以上の高齢者が人口の4分の1以上を占めるのだ。コミュニテイ「高齢者情報」で数人の専門家と意見交換をしたが、75歳以上の高齢者が人口の4分の1以上の社会は想像できない程の困難さが待ち受けているのである。
金子クリニック〈浜松痴呆問題研究所〉
http://mkaneko.jp/
の解説
http://mkaneko.jp/taisaku/hindo_genin.html
に次のように書いてある。
「早期認知症を含めた年齢群ごとの全認知症頻度は加齢とともに増加し、50歳代で5%、60歳代で12%、70歳代で30%となり、80歳代で初めて50%を越えます。90歳代ではほぼ75%に達し、そして100歳を越えると97%に達します。」
認知症の予測についてはさまざま見方がある。ここでは70歳~90歳の認知症患者を30%と計算して2035年の認知症患者を予測してみよう。
75歳以上の人口 約1億1000万人×25%=2750万人
認知症患者の推定 2750万人×30%=825万人
福祉の専門家とこの数字についてを話し合ったが、この時代を考えると「震えが来る」と話していた。