4、「震えが来る」高齢化社会 | NPO法人生涯青春の会

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NPO法人生涯青春の会の会報及びイベントの紹介をいたします。
ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。



                 20081229日日々の映像から

http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20081229

1、保育所定員、4.5万人増へ=第3子以降は無料に-厚労省

                     20081227日時事通信

2、出産一時金42万円に上げ=少子化対策で来年10月から-厚労省方針

                     20081227日 日経

3、2035年には4人に1人が75歳以上、人口問題研が推計

                     20081224 読売新聞

 厚生労働省の方針によると、一定の条件を満たした第3子以降の保育料を無料化するという。若い世代の経済力と少子化という大問題を考えれば、第2子以降の保育料を無料化にすべきではないかと思う。日本は決定的な少子化対策を取らずに来たので、信じられないような老人大国となる。

 報道3の通り2035年には市区町村の半数以上で75歳以上の高齢者が人口の4分の1以上を占めるのだ。コミュニテイ「高齢者情報」で数人の専門家と意見交換をしたが、75歳以上の高齢者が人口の4分の1以上の社会は想像できない程の困難さが待ち受けているのである。

 金子クリニック〈浜松痴呆問題研究所〉

http://mkaneko.jp/

の解説

http://mkaneko.jp/taisaku/hindo_genin.html

に次のように書いてある。

「早期認知症を含めた年齢群ごとの全認知症頻度は加齢とともに増加し、50歳代で5%、60歳代で12%、70歳代で30%となり、80歳代で初めて50%を越えます。90歳代ではほぼ75%に達し、そして100歳を越えると97%に達します。」

 認知症の予測についてはさまざま見方がある。ここでは70歳~90歳の認知症患者を30%と計算して2035年の認知症患者を予測してみよう。

75歳以上の人口    約1億1000万人×25%=2750万人

認知症患者の推定        2750万人×30%=825万人

福祉の専門家とこの数字についてを話し合ったが、この時代を考えると「震えが来る」と話していた。