第405回【チャンスは音をたてずにやってくる】
3月8日にテレビ東京の「モヤモヤさまぁ〜ず2」に出演させていただきました
初めてのテレビ出演です
この番組は普段は決していくことのないマイナーなモヤモヤした地域を
さまぁ〜ずの三村さんと大竹さんと田中瞳アナが行き、モヤモヤを晴らしスッキリさせるという番組です
出演のきっかけはなんですか?
と何人もの人に聞かれました
きっかけはテレビの製作会社のプロデユーサーが二子新地駅周辺の面白そうなお店を探しており
たまたま当資料館の前を通り
「松下幸之助資料館をされているんですか?」「少しお話を聞かせてくれませんか」
と声をかけられました
30分ほど資料館の説明をしたら
プロデユーサーに
「是非、モヤモヤさまぁ〜ず2という番組でこの資料館の紹介をさせてください」
と言っていただき運よく出演することができました
今回は岩崎弥太郎(三菱財閥創始者)の名言が身にしみました
「魚は招いて来るものではなく、来るときに向こうから勝手にやって来るものである。だから、魚を獲ろうと思えば、常日頃からちゃんと網の用意をしておかねばならない。人生すべての機会を補足するにも同じことがいえる」岩崎弥太郎
確かにチャンスは音を立てずに突然やってきます
これまで雑誌の取材はおろか東スポの取材も受けたことがないのに(^^)/
いきなりテレビの取材が来るとは夢にも思いませんでした
昨年の8月に「私設松下幸之助資料館」の「のぼり」をつくっておいて良かったと思います
もしこの「のぼり」をつくっていなければプロデユーサーは当資料館の存在には気づかず素通りしていたと思います
看板はテレビで紹介されることになったので撮影日に間に合うように大慌てでつくりました
これで満足することなく次に来るチャンス、未来に来るチャンスに備えていきたいと思います
リンカーン(アメリカ16代大統領)もこのように述べていますので
「私は機会の到来に備えて学び、いつでも仕事にかかれる態勢を整えている」
第404回【稲盛和夫哲学の源流を探索】
稲盛和夫さんは自身の経営について
「私の経営についての考えは、松下幸之助さんの考え+禅宗(ぜんしゅう)の教え÷2」
と述べています
稲盛さんは、全ては心の反映であると言いますが
心について松下幸之助さんはこのように述べています
「自分の周囲にある物、いる人、これすべてわが心の反映である。わが心の鏡である。すべての物がわが心を映し、すべての人が、わが心につながっているのである」
臨済宗の住職、平井正修氏の著書『禅がすすめる力の抜き方』にはこのように書かれています
「一切唯心造(いっさいゆいしんぞう)」という禅語があります。読んで字のごとく、すべては心がつくり出したもので、あらゆる存在や現象は心の働きの反映であるという考え方です」
稲盛和夫さんは晩年の著書『心。人生を意のままに』でこのように述べています
「人生で起こってくるあらゆる出来事は、自らの心が引き寄せたものです。それらはまるで映写機がスクリーンに映像を映し出すように、心が描いたものを忠実に再現しています」
稲盛和夫さんの経営哲学がどこからきたのか
その多くが松下幸之助さんの経営哲学と禅宗の教えで説明ができるのではないかと思い
最近、研究を進めております(^^)/
第403回【初めて亭主(ていしゅ)を経験】
松下幸之助さんが茶人で毎日お茶を点てていたことから
私も昨年の10月から毎日お茶を点て145日続けております
そして初めて亭主(お茶を点てる人)としてお茶を出しました
お客(お茶を飲む人)をしていただいたのは
松下政経塾22期生で島根県の益田市長をされ
現在はデジタルサイネージ関連のベンチャー企業で執行役員をされている福原慎太郎さんです
福原さんは松下政経塾時代に茶道を習われており
茶道をしていて良かったお話をしてくださいました
ある支援者のところに行くと
上に松。下に鯉が描かれている掛け軸があった
思わず「この掛け軸は何ですか?」
と聞いたら
「松と鯉で松鯉(しょうり)。今日はあなたの勝利を祈願してこの掛け軸をかけました」
と言われたそうです
「茶道をしていたので何となく掛け軸が気になり聞いたけど」
「もし茶道をしていなければ掛け軸には全く目もくれず素通りしていたと思う」
とのことでした
いい話を聞いたと思い
私が所属している茶道の先生や茶道を習っている人達のコミュニティで
この掛け軸の話をシェアしたところ
「胸が熱くなる良い話しですね」とみんな感動しておりました
福原さんが松下政経塾に入塾された頃は
松下幸之助塾主が亡くなり10年以上がたち
今思えば松下塾主の研究がとても少なかったように思うと、当資料館に来てくださいました
おもに松下塾主の哲学の根幹「新しい人間観」や「無税国家」について話し合いました
やはり松下幸之助さんが提唱された無税国家を今こそ目指さなければならないと強く思いました
財政、税制、予算についても勉強していこうと思います
福原さん有難うございました