ブログ25、逞しく生きる 1
2009年8月10日
社会はいろんな変化を遂げていくだろう。その中で我々は逞しく行きたいものである。しかし、若者との交流を通して感ずることは、逞しく生きている人は少ないという現実がある。
1997年1月から日々の映像、2003年8月から「癒しの森」、2006年3月からミクシイ、2008年12月からアメブロの記述を開始した。この多くの記述の中に「逞しく生きる」に関連した記述もしてきた。反面教師の意味で全く正反対の事例も多く記述してきた。これらの記述の中から「逞しく生きる」に関連した内容をここに引用します。参考になれば幸いです。
管理人
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1、 目標(夢)があるか
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10315039511.html
2、心の健康
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10315751222.html
3、目標(悩み)のない人生?
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10316402438.html
4、自分を磨くという意識
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10317113000.html
5、環境を支配するか、支配されるか
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10317113976.html
6、日本の心の文化
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10317117455.html
7、人生は 一期一会で 良き人と
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10317120547.html
8、大局的な社会観
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10317121528.html
9、人間的な素直さ
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10317122929.html
10、謙虚さ
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10317124614.html
1、 目標(夢)があるか
「逞しく生きる」のテーマに関連する記述で、1997年1月1日の「年の初めに
目標(夢)があるかを引用します。この記述は12年経った今でも鮮明に記憶しています。少なくとも「逞しく生きる」には最低限人生トータルの目標が必要だと思う。この日「私も日々の映像を書き始めるにあったって目標を立てようと思う。健康に恵まれたら日々の映像を20年書き続けようと思う」と書いた。
それから12年7ヵ月この目標は達成される感じになってきた
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年の初めに目標(夢)があるか
1997年1月1日 日々の映像から
年の初めである。昨年散発的に書いた日々の映像を今年から毎日書くことにした。新年に当たって誰しも今年こそはと目標を持つのが普通である。不思議なもので1日1枚エッセイを書くぞという目標が定まると新聞などの情報が目の中に飛び込んでくるような錯覚を覚える。
社会に溢れている情報はいやなことが多いが、きらめく音楽も身近な生活文化もある。「君がいるだけで」という歌の一節にこうある。
「たとえば、君がいるだけで
心が強くなれること
何より大切なものを
気付かせてくれたね」
私が書き進めようとするエッセイと短歌が、僅かでも参考になれば幸いである。
エール大学の驚くべきデータを読んだ。20年前エール大学の卒業生に「人生の目標を定めてどこかに書き留めているか」との質問に対して答えは3%であったという。20年後その学生の追跡調査をすると目標を書きとめていた3%の人が幸福感と成功感を強く持っていたという。
私も日々の映像を書き始めるにあたって目標を立てようと思う。健康に恵まれたら日々の映像を20年間書き続けようと思う。1ヵ月を1冊に纏めようとすると、20年でナンバーが240冊になる。57歳からの書き始めであるので、20年後は77歳になっている。もし書き続けることが出来れば、幸福感と成功感に浸ることが出来るような気がする。
・今年は 目標書きとめ スタートだ 定めし心が 勝利の因か
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2、心の健康
「逞しく生きる」には心が健康でなければならない。生涯青春の会で開く「未婚塾」のスタッフと意見交換すると結婚できない人の一定割合は「心が健康でない」ことに起因しているとの指摘がある。人生は仕事を含めて1人では生きて行けない。誰かの協力を得て人生が展開する。心が健康でないとこの協力者が現れないのである。
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心の健康
1997年1月8日 日々の映像から
私は昭和14年4月生まれである。よって、今年4月で58歳になる。「もう58歳か」とも思うし「いやまだ58歳これからだ」とも思う。自己分析すれば後者の気持ちが強い。一定の年齢になって来たので、60代、70代で活躍している人に強い関心を持つ今日この頃である。ある医師のリポートが目に留まる。リポートの要点を31文字にまとめる。
・ いつまでも 心の健康 保つ人 年齢超えた 若さの輝き
心の健康と一口に言っても、その内容となるとなかなか難しい。自分以外の第三者に何かを働きかける行き方をしている人が「心の健康」を保っている人といえると思う。
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3、目標(悩み)のない人生?
「逞しく生きる」には№1に書いたように目標が必要だ。目標とは前向きの悩みでもある。12年前の新聞の調査によると、今の若い人は「悩みがない」と答える人が30%もいるという。希望・夢を持っていれば、それを達成することが、悩みになるのではないだろうか。悩みがないということは、希望・夢・目標を持っていないことになる
この目標は、別に若い人だけのものでなく、60歳で定年を迎えた後の人生にも明確に必要なのだ。定年後何の目標も持たずに日々を送ると、数年でボケ老人になってしまう例が報告されている。反面教師の意味で「目標のない人生」?を引用した。
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目標(悩み)のない人生?
1997年1月5日 日々の映像から
新聞の調査によると、今の若い人は「悩みがない」と答えるひとが30%もいるという。調査の質問方法も悪かったのかも知れないが、我々の年代では考えられないことである。希望・夢を持っていれば、それを達成することが、悩みになるのではないだろうか。悩みがないということは、希望・夢・目標を持っていないことになる。これでは余りにも感性の乏しい生き方といわねばならない。
ベートーベンは偉大な音楽家である。ベートーベンの解説を読んだが、次の言葉が鮮烈に私の胸に飛び込んできた。
「希望よ お前は心を鉄に鍛える」
次のような句を綴ると今の若い人の30%は、相手にしないのだろうか。1月1日に書いたエール大学の事例が真実だと思う。20年後に幸福感と成功感を強く持てる人生を送るには目標を掲げることが絶対に必要なのだ。この目標は、別に若い人だけのものでなく、60歳で定年を迎えた後の人生にも明確に必要なのだ。定年後何の目標も持たずに日々を送ると、数年でボケ老人になってしまう例がある。
・目標を 掲げることが 人生だ これが無ければ 脳がボケ行く
今日は日曜日。俳優の西郷輝彦さんが中心の日曜てい談を読む。話す内容も理路整然としており、魅力のある人である。特に芸術の道をひたむきに進もうとする目標に気迫がこもっているようだった。
・生涯を かけてやりたし この道を 文化知る人 心ひろびろ
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4、自分を磨くという意識
「逞しく生きる」には自分が成長しなければならない。突き詰めれば「自分を磨く」という意識である。これがあってこそ「逞しく生きる」人生の扉が開くのだ。
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成長する人:しない人
1997年1月6日 日々の映像から
会社に入社して成長する人と全くしない人がいる。この判別は誰が見ても成長する人と、そうでない人とに分けられる。この原因は、何処から来るのであろうか。さまざまな分析があるがその原点はいとも単純なところにあるのではないだろうか。ある社長が言っていた。「会社に入るということは、月給を貰いながら、社会勉強をするようなものだ」と。
要は仕事を通じて、自分を磨くという感覚があるかどうかである。仕事は会社で指示された部門で、付加価値を生み出すために社員は働く・・見方によっては会社のために働くようなイメージもあるが、実際はそうではない。仕事を通しての努力の総てが自分自身に帰ってくるのだ。
私は1日1枚のエッセイを何の負担もなく書いているが、これは会社の仕事で膨大なリポートを書いてきた賜物なのである。会社の仕事で苦悶しながら書いてきたリポートで、私の文章力がまとまって来たのである。自分を磨くという側面を考えると、年齢は関係ないように思う。1月3日「老いてなお 心の健康 保つ人」と書いたが自分を磨くという意識を持つことが、心の健康を保つことではないかと思う。
・会社での 総ての努力は 我がためだ 原点判れば 力湧き立つ
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5、環境を支配するか、支配されるか
「逞しく生きる」にはストレスに強くならなければならない。詳しくは後日に送るが、「人間学」を学んだ人はストレスに強いという。簡単に整理すれば、環境を支配しているか、支配されているかなのである。逞しく生きるには、自分の置かれた環境に好ましい影響を与える生き方が絶対に必要なのである。
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今年のイメージは「混迷」(ストレス)
1997年1月8日 日々の映像から
新聞の今年のイメージは「混迷」でるという。ここのところのマスコミの報道は総悲観論になっている。マラソン選手がこんなことを言っていた。折り返し点を通過した時「もう半分過ぎた」と思うか「まだ半分残っている」と思うかで、気分が断然違ってくる。たかが気持ちとあなどれない。
混迷が続くのは、政治と金融機関の不良であって、その手の分野は逐年明るさが見えてくるのではないだろうか。
・混迷の 丑年ここに 始まれり 八方塞がり いつまで続くか
*ストレス
1月7日の日報の視点論点で、ストレスに関する解説があった。少々私の見解とは異なる。1番ストレスを感じるのは、全財産をかけて事業を経営している経営者である。サラリーマンもストレスがあるが、その深さから言ったらたかが知れている。要は環境を支配しているか、支配されているかでストレスの質が異なってくるのである。環境に働きかけることによるストレスは、心地よい疲労感なのだ。
・環境に 支配されゆく 受身では ストレスごまんと たまりゆくかな
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6、日本の心の文化
「逞しく生きる」には良き友人・知人に恵まれなければ不可能であると思う。
故に人としての心の文化が重要になってくる。貧弱な社会観・人間観であったら、良き友人・知人に恵まれることはない。日本は心の文化が廃退していると思うことは子どもたちの反応である。
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日本の心の文化
1997年1月14日 日々の映像から
さまざまな論説があるか、日本は心の文化が廃退していると思う。一番のデータは子供たちの反応である。べネッセ教育研究所が世界6ヵ国の大都市に住む小学生4500人に「あなたは幸せですか」と質問して「ハイ」と答えた人の割合は以下の通りであった。
中 国 75%
ニュージーランド 42%
米 国 39%
日 本 26%
日本がどうしてこのように低いのか、納得がいくような解説を読んだことが無い。
・物だけで 心の文化の 廃退か 子供の心に 未来が映らん
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7、人生は 一期一会で 良き人と
「逞しく生きる」には幾つになってもよき人との出会いが人生を彩る。最近かなり充実した日々を重ねている。それはよき人と出会ったことは原因であることは言うまでもない。ブログ33で「逞しく生きる」を記述しようと思いたったのもその人との出会いであった。山形県上山温泉「古窯」の創業社長である佐藤幸子さんと暫く交流があったが、この人の人生は人との出会いによって切り開かれたのだ。
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人:佐藤幸子さん
1997年1月15日 日々の映像から
橋田寿賀子さんの「女は度胸」のモデルになった佐藤幸子さんという方がいる。山形県上山温泉「古窯」の創業社長である。佐藤幸子さんが月岡のホテル「清風苑」で講演された内容が「にいがた中小企業情報」に掲載されていた。講演内容が実に素晴らしい。講演の要旨を我流の短歌で綴ることにした。
・目の前に 起こりしことに 学びつつ 我が運命を いかに開かん
・お客様 いかに迎えん 我が心 慈愛に満ちた 母の顔かな
・人生は 感動ありて 育むか 話の中に きらめく光
・情報が 少ない社員 役立たず 基本となるは ホー・レン・ソウ
・人生は 一期一会で 良き人と 出会いの中で 生かされゆかん
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8、大局的な社会観
「逞しく生きる」絶対的な条件は大局的な社会観が不可欠である。
社会の流れを見通す眼力が求められるのである。今まで多くの敗北者を見てきたが、共通することは社会の流れを見通すセンスが貧弱なことである。何時の時代でも「衰退していく分野」「興隆していく分野」がある。この大局的な社会観が必要でこの視点のない人は「逞しく生きる」ことは不可能だ。
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何処が壊れて何が生まれるか
1997年1月18日日々の映像から
今日の日報に遺言新時代というコラムがあった。漫画家の本宮ひろ志さんの社会を見る目が厳しい。「今はすごく面白い時代。幕末の反対で出来上がった社会の壊れ方が面白い。そしてどう再生していくか」と言っていた。社会の流れを見通す眼力が今ほど求められる時代ないと思う。一つのポイントは、何処の業界が壊れていくかである。予想されることは、月並みであるが行政の強烈な支配と保護を受けている業界が壊れるのではないだろうか。
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9、人間的な素直さ
「逞しく生きる」入り口段階の条件は「素直さ」である。成人になるとあたかも社会万般のことを理解してつもりになって、新しい情報に耳を貸さない人が多い。素直でなければ情報は流れないのである。小出義雄さんのインタビューを何回も呼んだが「素直さと人を褒める姿勢のない子は大成しない」という。
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有森さんの強さの秘密
1997年1月19日日々の映像から
新聞の日曜てい談は、リクルート監督小出義雄さんであった。
てい談全体の印象を短歌で綴ることにした。
・有森の 強さの秘密は 素直さと 輝きたいとの 挑戦ならん
・成長の 扉は内から 開かれし 育てる側の 力量いかん
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10、謙虚さ
昨日と同じ視点のことを書きたい。
「逞しく生きる」入り口段階の条件の第2は「謙虚さ」ではないかと思う。
一流の人に共通していることは「謙虚さ」ではないかと思う。映画俳優で成功している人の中で「傲慢な態度」の人もいるようだ。このような人は人間的に二流三流といわねばならない。人気のタレント峰竜太さんは「仕事のある喜びをかみしめています」と実に謙虚である。
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見習う心
1997年1月20日 日々の映像から
我々は恵まれた環境にいても、すぐに慢性となって喜びが失われて行く傾向がある。人気タレント峰竜太さんは「仕事のある喜びをかみしめています」と実に謙虚である。主婦に抜群の好感度の秘密はこの「謙虚な喜び」にあるのではないだろうか。それにしても「仕事がある喜びをかみしめています」という謙虚さを見習うべきでないだろうか。一流の人間はみな謙虚さを備えているように思う。(参考1月19日の農業新聞)
・自分より 優れた人の 振る舞いを 見習う心が 己をかざるか