車内販売の無い長時間特急【2024】 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

テーマ:

車内販売が年々、縮小しています。

2017年4月に「車内販売の無い長時間特急」という記事を書きました↓

7年半経ち、車内販売の削減が更に進み、かなり状況が変化してきました。

そこで、新たに2024年版を作ることにしました。

 

ミスがあると複数の方から御指摘があり、修正しました。

感謝申し上げます。 11/6、0:30 

車内販売無しで長時間走る特急のランキング32位まで!

★同じ愛称の特急のうち、最も長い時間走る列車を取り上げました。

たとえば「ひだ」だと上下22本のうち、長距離走る大阪発着のうち時間が長い「大阪発高山行」の時間です。

★臨時列車は除きました。

毎日走る定期列車限定です。

★ほとんどの列車では、飲み物の自動販売機は設置されていません。

途中駅で5分停車が無ければ飲み物すら買えません。

 

 

【1位】サンライズ出雲上り12時間11分・953.6km出雲市→東京

【2位】サンライズ瀬戸上り9時間42分・804.7km高松→東京

1位2位は、現在唯一の定期夜行列車・サンライズです。

夜間の走行とはいえ、長時間走ります。

ですから、飲み物の自動販売機が設置されています。

(2021年12月撮影↑)

上りの「サンライズ瀬戸」は、岡山駅で連結作業時に11分停まりますから、駅構内のセブンイレブンで買い物できます。

私もダッシュして食べ物を買いましたが、十分間に合いました。

(上りサンライズ出雲は2分停車で厳しい)

 

【3位】にちりんシーガイア14号5時間49分・411.5km宮崎空港→博多

にちりんシーガイアは、夜行列車を除けば、最も長時間走る車内販売無しの特急となります。

大分・小倉で2~3分の停車時間はありますが、売店での買い物は厳しいです。

せいぜい飲み物の自販機くらいです。(博多発にちりんシーガイア5号は大分駅で5分停車)

飲み物・食べ物無しで乗り込むと、大変な苦行になりますので、特に要注意です。

 

【4位】オホーツク3号5時間25分・347.5km札幌→網走

広大な北海道ですから、長時間の乗車となります。

5時間を超えますから、乗車前に飲食物の確保が必須です。

旭川では3分、そしてスイッチバックの遠軽でも4分の停車となります。

買い物は厳しく、飲み物の販売機の利用がギリギリなのでは?

 

【5位】スーパーおき4号5時間23分・378.1km新山口→鳥取

山口線と山陰線を走る長距離特急です。

益田と出雲市で3分程度の停車だけです。

全区間乗る人は、多くないとは思いますが、飲食物は確保したいです。

 

【6位】ひかり500号(普通車) 5時間22分894.2km 広島→東京

この「ひかり号」は、朝の通勤客を乗せるため広島から京都まで各駅停車です。

東海道区間も浜松、静岡、熱海にも停まり、博多~東京の「のぞみ」より時間がかかります。

普通車は車内販売ナシですが、グリーン車なら山陽区間・東海道区間ともに車内販売ありです。

 

【7位】宗谷5時間12分・396.2km札幌→稚内

北海道は広いだけに、長距離特急が走ります。

北海道は、ギリギリ特急が停まる駅の駅前では、食料の調達が難しいこともあるので、小さい駅から乗る際は要注意です。

旭川と名寄でも2分停車で、自販機で飲み物を買いにホームに降りるのもリスクを抱えます。

 

■■5時間超えが、夜行以外に5本も!■■

 

【8位】のぞみ21号(普通車)5時間0分・1174.9km東京→博多

東海道新幹線、山陽新幹線の車内販売は、グリーン車限定となってしまいました。

普通車にはワゴンの巡回が消滅しました。

東京~博多の全区間乗ると、5時間も飲み物を買えなくなります。

ただし、「のぞみ」の山陽新幹線区間は、普通車の乗客が、グリーン車向けの車内販売準備室(7号車)に出向けば、売ってくれるという運用になっているそうです。

 

【9位】くろしお12号4時間48分・315.5km新宮→京都

紀勢本線の特急くろしお、京都発着の列車が最も長時間走ります。

2015年3月に車内販売が廃止されて、約10年になります。

「くろしお12号」は白浜駅で7分停車があります。

 

【10位】こだま845号4時間45分・630.8km新大阪→博多南

博多→博多南間は「こだま845号」として運転する訳ではありませんが、直通しますので1本の列車扱いしました。

「のぞみ通過待ち」で、ホームに降りて飲み物の自動販売機を利用できるのは助かります。

2017年は、岡山駅で長時間停まるなどで5時間29分かかっていましたが、所要時間最長の「こだま」でも4時間45分に短縮されました。

 

【11位】おおぞら3号4時間28分・348.5km札幌→釧路

十勝平野の雄大な景色を眺めていると、コーヒーとかビールを飲みたくなりますが、車内では買えません。

小さい駅だと駅前でも食料の調達が難しい駅もありますので、調べておきましょう。

 

【12位】しまんと8号4時間22分・298km宿毛→高松

土讃線の特急は、高知駅で乗り換えが原則ですが、1往復だけ直通運転を行っています。

高知で5分停車ですが、20:30頃ですから改札の外に出なければ食べ物は買えません。

飲み物の自販機の利用だけにとどめるのが無難です。

 

【13位タイ】はまかぜ1号4時間19分・264.9km大阪→鳥取

大阪→姫路→播但線経由→和田山→豊岡→鳥取と走ります。

姫路で5分停車(土曜休日ダイヤは6分停車)ですが、食料の調達は自己責任で。

ユーチューバーなら、《6分停車で「えきそば」に挑戦してギリギリ乗り遅れた(T_T)》でもアクセス数を稼げて損はしないでしょうが、一般市民は無謀でしょう。

 

【13位タイ】さくら569号4時間19分・911.2km新大阪→鹿児島中央

山陽新幹線の8両編成で運転する「さくら」「みずほ」等は、グリーン車を含めて車内販売は一切ありません。

特に普通車指定席は快適で、「のぞみ」より若干安いので人気ですが、車内販売が無いのは痛いです。

飲み物の自動販売機も、以前は使えましたが現在は利用できません。

 

【15位】ひだ25号4時間16分・296.5km大阪→高山

大阪発着の「ひだ」も4時間を超えます。

岐阜駅では連結作業もあって15分停車しますので、ホームに降りることもできます。

 

【16位】スーパーまつかぜ6号4時間3分・284.2km益田→鳥取

5位の「スーパーおき」の区間を少し短縮した特急です。

 

■■4時間以上がここまで多いとは■■

 

【17位】北斗13号3時間59分・318.7km函館→札幌

北斗の最長所要時間は3時間59分となりました。昔は2時間59分で走っていた時代から大きく変わりました。

昔は、車内販売で「大沼だんご」「かにめし」を注文できたのですが、現在は車内販売が打ち切られてしまいました。

 

【18位】南紀3号3時間57分・246km名古屋→紀伊勝浦

4時間近く食料の調達が困難な列車です。

ただし、松阪駅では、駅弁の「あらたけ商店」に予約すれば、9時〜18時ならホームに停車する「南紀」まで持ってきてくれるという話を聞きました。

 

【19位】大雪1号3時間53分・237.7km旭川→網走

オホーツクの一部は、札幌発着から旭川発着になり「大雪」として走っています。札幌~旭川間は「ライラック」「カムイ」に乗車となります。

4時間近い乗車時間ですが、札幌~網走に乗る場合は、旭川駅での乗り換え時間が12~17分になりました。

このため、札幌から北見や網走に行く際は、旭川乗り換えの際に、ダイヤ乱れがなければ、弁当を買える時間が確保できるようになりました。

 

【20位】サロベツ1号3時間50分・259.4km旭川→稚内

2017年から旭川~稚内の特急サロベツが運転されています。

札幌からの乗客は、旭川まで「ライラック」「カムイ」に乗って乗り換えとなります。

名寄でも2分停車ですから、乗車前の飲み物の確保は欠かせません。

今回のランキングの中では、南紀・大雪・サロベツは私は乗車したことはありません。

 

【21位】みずほ607号3時間間49分・911.2km・新大阪→鹿児島中央

「さくら」の速達タイプです。「さくら」より30分短縮されています。

長時間停車ナシ、車内販売ナシ、自販機ナシはツライです。

 

【22位タイ】いなほ7号3時間41分273km・新潟→秋田

新潟→酒田の「いなほ」が多いですが、秋田まで走る「いなほ」もあります。

秋田発着だと3時間41分の長時間特急です。

一部単線区間もありますが、停車駅での5分停車はありません。

 

【22位タイ】スーパーはくと14号3時間41分・253.5km3時間41分

京都→三宮→上郡→鳥取を、智頭急行線経由で走る「スーパーはくと」です。

「スーパーはくと」には、飲み物の自動販売機が設置されているのは助かります。

 

【24位】やまびこ68号3時間40分・535.3km盛岡→東京

「盛岡やまびこ」の中でも、「やまびこ68号」は3時間40分と長時間走ります。

その理由は、通過駅ナシの各駅停車だからです。

白石蔵王も新白河も停車しますから、時間がかかるのです。

北上6分、福島4分、郡山7分の停車です。

郡山の上りホームには、珍しく東北新幹線の売店があって利用できそうですが、21時過ぎですから難しいのでは?

 

【25位タイ】ゆふ3号3時間29分・189.3km博多→別府

同じ区間を走る「ゆふいんの森」は車内販売が充実していますが、「ゆふ」には車内販売はありません。

博多から大分・別府に行くなら「ソニック」が圧倒的に便利ですから、全区間乗りとおす人は皆無だとは思いますけど。

(↑写真は同形式の九州横断特急)

 

【25位タイ】ソニック12号3時間29分・263.4km佐伯→博多

ソニックは基本的に、博多~大分を走りますが、朝夕に佐伯発着のソニックもあります。

佐伯発着ですと、3時間29分と長時間になります。

 

【27位】リバティ会津128号3時間25分 190.7km会津田島→浅草

全区間私鉄を走る最も長時間走る車内販売の無い特急です。

会社が変わる新藤原で8分、日光方面からの連結を行う下今市で13分停車します。

下今市駅にはホームに売店がありますから、買い物しやすいでしょう。

 

【28位】はしだて2号3時間23分・177.8km豊岡→京都

京都丹後鉄道の豊岡から久美浜は快速扱いです。

宮津で10分、福知山で5分、綾部で4分の停車です。

宮津駅の「114km Cafe」が空いていれば、美味しい品が買えるのですが、現在営業しているのかな?

 

【29位】かがやき502号3時間21分・575.6km敦賀→東京

北陸新幹線の「はくたか」「かがやき」は、3分の2の列車には車内販売があります。

3本に1本の割合で車内販売がありません。

そのうち、最も長時間なのが「かがやき502号」です。

 

【30位】はやぶさ95号3時間21分・510.7km仙台→新函館北斗

「はやぶさ号」に車内販売はありますが、臨時と仙台始発&終着にはありません。(また、新青森~新函館北斗は全列車実施していません)

朝に仙台始発の「はやぶさ」新函館北斗行きがありますが、仙台~新青森は各駅停車で案外時間がかかります。

 

【31位】やくも19号3時間20分・220.7km岡山→出雲市

「やくも」は山陽と山陰を短距離で結ぶという印象がありますが、案外時間かかります。

出雲市~米子で約55分かかるのも大きいでしょうか。

新型車両が大部分になりましたが、写真は旧型車両です。

 

【32位】九州横断特急2号 3時間15分148km 熊本→大分

81号82号は大分~別府も走り、より長時間です。

ただし土曜休日など一部期間は「あそぼーい」に変わるので除外しました。

 

【33位】しなの24号3時間10分・250.8km長野→名古屋

しなのも3時間超えです。

車内には飲み物の自動販売機がありましたが、ここ2年ほど長野駅で確認したところ撤去されているようです。

夏の水分補給は大変です。

 

【参考18位相当】こだま723号3時間54分・東京→新大阪

同じ「こだま号」でも、山陽区間は4時間45分かかります。

東海道の「こだま号」は、3時間54分と短いです。

途中駅で「のぞみ通過待ち」で5分停車がありますので、慣れた人ならば三島駅など何か所かで売店に寄ることも可能です。

 

【参考15位相当】臨時はやぶさ3号  4時間8分・東京→新函館北斗

JR東日本の新幹線は、臨時列車には車内販売がないのが原則です。

たとえば「はやぶさ3号」は、比較的運転日が多く「3号」を名乗っていますが、車内販売はありません。

「はやぶさ51号」なら何となく臨時で車内販売無いのかな?と思う人もいるでしょうが、「3号」に無いのは驚かれるかもしれません。

 

【参考】リゾートしらかみ5号 5時間38分・秋田→青森

特急ではありませんが、観光快速「リゾートしらかみ」の車内販売は、原則廃止されてしまいました。

★事前にスマートフォンで予約できる「うけとりっぷ」で、地元のグルメを手に入れられます。

https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/uketrip/

★3つの編成のうち、ブナ編成に無人売店で種類が限定された飲み物食べ物を買うことができます。

 《追加修正》青池編成にも無人売店が設置されています。

 

 

こうして見ると、東京~新大阪の2時間30分車内販売無し・・・不思議ですが相対的に短時間と感じてしまいます。