ザロイヤルエクスプレス【4】車内販売 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

横浜と伊豆急下田の間を走る豪華観光列車「THE ROYAL EXPRESS」に乗った話。

4回目の今回は、車内販売について。

 

ロイヤルエクスプレスの記事は5回の予定。

【1】申込&車両の外観

【2】豪華な内装

【3】食事&飲み物

【4】車内販売 ←今回

【5】おもてなし・接客

 

【1】車両に飾られるグッズ

ザロイヤルエクスプレスの車内販売は、グッズ中心である。

理由は簡単で、ビールやワインを頼んでも、追加料金は必要ないからだ。

追加のアルコール類を含めて、料金に含まれているわけだから、買うものはグッズ類が主になる。

「ザロイヤルエクスプレス」は、豪華な列車だけあって、金色のグッズが多い。

車体の色と同じ青系統のグッズも目立つ。

高めの品としては、アルバム12000円、トードバッグ7000円、スカーフ4000円、コンパクトミラー3000円、カフス2400円。

金色に輝くロゴが入っている品が多く、高価なのもうなずける。

金色のファイル7000円、壁掛け10000円。

カッコいいなあ。これを買うカネがあるなら、乗り鉄に使うけど。

比較的手ごろな品としては、キーホルダー1000円、ボールペン600円、コースター500円、お土産用ほうじ茶1200円、ポストカード400円などなど。

このようなグッズが、車内に展示されていた。

この日は主に、多目的車両(3号車)にグッズが並んでいた。

面白かったのが、こちらのプラレール2100円だ。

結構本格的な造りになっている3両編成だ。

窓の大きさが微妙に違うから、8号車は右の車両かな。

 

【2】販売品目一覧

乗客には、車内販売の品目を紹介したミニパンフが渡された。

缶バッジ250円が、最も安い。クリアファイル300円は実用品と言える。

実際に使用されているコースターは500円で購入できる。

珈琲豆は、2000円と3000円が用意されている。高級なコーヒーを、自宅て飲むことができる。

輝くミラー3000円4000円なんて、オヤジ世代には縁がないぜ。

壁掛け17000円、うわ~っ。

水戸岡氏のサイン入りの品を紹介してくれたが、私は特に水戸岡ファンと言うわけではないので遠慮した。

水戸岡車両は好きだけどね。

 

【3】買った品物

車内販売で購入したのは、グッズが3点。

1つは、ネクタイピン1500円だ。私はネクタイを30本持っているが、ネクタイピンは2つしかない。買ってもネクタイピンをすぐ失くしてしまうもので。実用品として、金色に輝くネクタイピンを購入した。

他には、クリアファイル300円。記念になる実用品と言える。

そして、小さなピンバッジ500円も購入した。

 

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本来は、ここで終わりなのだけど、この日は運よく、別の品物を購入できた。

【4】THE ROYAL EXPRESSマルシェの実施

3号車のマルチスペースでは、この日、素敵な企画が行われていた。

伊豆の生産者がつくった旬の特産物を販売する「ザ ロイヤル エクスプレス マルシェ」が開催されていた。

やはり目を引くのは、果物と野菜だ。

ミニトマト、ニューサマーオレンジは、このまま食べても美味しい。

ただ、玉ねぎ、キュウリ、なすには驚いた。よほどの自信が無ければ、置かない品だと思う。

加工品・ジャムも販売している。

私が買ったのは、すぐ食べられる「声かけトマト」270円と、静岡産いちごジャム490円の2点だ。

プチプチビニールに包んでくれたのは嬉しい。

 

この他にも、土産物が置かれていた。

シイタケスープ680円などシイタケの加工食品だ↑。

まぐろ油漬けフレークといった缶詰も並んでいる。

特筆すべきは「塩」だ。

様々な味の塩「井田塩」が、540円で売られている。

わさび塩、桜えび塩、ベーコン塩って、スナック菓子じゃないのに(^^)/

 

【5】THE ROYAL EXPRESSマルシェで思うこと

このマルシェには、驚かされた。

★直営で地元の品をお届け

列車の中で、マルシェを行うのは、ほとんど聞いたことが無い。

列車のスタッフが商品を委託販売する形式のようだ。

これに近いのは、北越急行のマルシェ予土線の車内販売会津鉄道の車内販売くらいだ。

★採算とるのは難しそう

「塩」や「シイタケスープ」なら、長持ちするから売れ残っても、次回の運行日に販売すればよい。

しかし、キュウリや玉ねぎは長持ちしない。高級温泉旅館に泊まる前後の客は、荷物になる生鮮品はあまり買わない気がする。

目的が直接収益を得るのでなく、地元伊豆の特産物のPR、各種団体の協力の象徴というのであれば、納得できる。

地元の期待を担った列車だからこそ可能な気がする。

★バランスの取れたスタッフ

ザロイヤルエクスプレスのクルースタッフ(客室乗務員)は、一流ホテルの接客と同レベルの「上品」で「キッチリ」としていて、失礼のない接客が求められる。

ところが、野菜やジャムを売るスタッフが、上品で失礼のない接客に徹すると、面白くないし、あまり売れない。道端で漬物売っているお婆さんの方が、味わい深いし雰囲気も出る。冗談言いながら客引きするタコ焼き屋の兄ちゃんの方が、面白くて客を引き付ける。

このマルシェ担当の3人は、他のクルースタッフの落ち着きあるキッチリした接客と比べて、客に親近感がわく接客をしていた。よく考えたなと思う。(この辺は、後日まとめたい)