横浜と伊豆急下田の間を走る豪華観光列車「ザロイヤルエクスプレス」に乗った話、
前回は、申込&車両の外観について。
今回は、落ち着きがあり、豪華な車内について。
ロイヤルエクスプレスの記事は5回に分かれる。
【2】豪華な内装 ←今回
★2種類のクラス
まず基礎知識として、この「THE ROYAL EXPRESS」は、2種類のクラスに分かれる。
「ゴールドクラス」と「プラチナクラス」である。
「ゴールドクラス」は、運賃・食事込みで25000円、
「プラチナクラス」は、運賃・食事込みで38000円となる。
なお、伊豆の高級旅館の宿泊と、現地の観光を含んだ「クルーズプラン」もあり、座席は「プラチナクラス」が用意される。
「プラチナクラス」は、高いだけあって、くつろぐ座席と食事をする場所が違う。1人が2ヵ所を占有することができる。
伊豆急下田駅発は、10:22発ではあるが、かなり早い9:30に乗り込むことができた。
平日運行で満席ではなかったこともあり、クルースタッフ(客室乗務員)から、プラチナクラスの車両を「探検OK」と言っていただくことができた。
★ゴールドクラスの座席★
【1号車】展望車~ゴールドクラス
1号車の半分は、展望車のような造りになっている。
私が座った2列目までは、鉄道マニアの心をくすぐる席だ。
私の席は、赤い矢印の席。前面展望が開け、海側の席は素晴らしい。
基本的に当日まで、どこの席になるか分からないので、感激した。
この日は、天気が悪かったが、海が良く見える。
ワンポイントの灯りが、雰囲気を出しているのも素敵。
その後ろは、海側を向いたカウンター席になっている。
その後ろは、水戸岡車両でよく見られるソファー席だ。
1号車は、全体的に明るい雰囲気の席になっている。
【1号車】ファミリーシート~ゴールドクラス
1号車の半分は、親子で座る席だ。
食事は、水戸岡車両定番・折り畳み式のテーブルでとる。
この親子席は、窓際が子どもで、通路側に親が座る設計になっている。
窓際の子ども席は、体が小さい子ども向けに、足を乗せられる台がついている。
親子席には、2人用と4人用がある。
1号車の親子席の隣には、子ども用「木のプール」がある。
窓が丸くて、潜水艦から外をのぞくような雰囲気がある。
キャラクター「青がめ」のイラストが、すごくカワイイ。
近くに、絵本が置いてある。
低いソファーに座って、絵本を読むことができる。こういう列車なら、親子で伊豆の温泉に行きやすいかな。
【2号車】落ち着きある座席~ゴールドクラス
ゴールドクラスでも、2号車は落ち着きある車両になっている。
上の写真は2人用、4人用のテーブル席。隣の席と色合いが違う。
下の席は、海を向いた席。カウンター席とソファー席。
こういう落ち着いた席で、コーヒー飲むと、美味いハズ。
★多目的車両&厨房★
【3号車】多目的車両
3号車は、多目的車両になっている。
音楽の演奏など様々なものが、行われる。
今回は運よく、私のようなマニア向けの企画?があった。
こちらは、また近いうちに。
【4号車】メイン厨房
4号車全体が、料理をつくる車両になっている。
通ることはできるが、中をのぞくのは遠慮した。
デザイン画が飾られている。タッチは水戸岡風。
★プラチナクラスの座席★
いよいよ、ワンランク上のプラチナクラスの車両になる。
7・8号プラチナクラスの客は、コース料理を食べる時だけ、5・6号車に移動する。
・・・いかんな。言い換えよう!
7・8号車のプラチナクラスにご乗車のゲストの皆様は、コース料理を5・6号車で召し上がる。(たいして変わらんか)
【5・6号車】食事用席~プラチナクラス
ゴールドクラス(2号車)のテーブルは2+1の3列だが、プラチナクラスは1+1の2列になっている。
そのぶん、ゆったりした食事ができるわけだ。
食事に使う食器は、すでに配置されている。
さすがにプラチナクラスは、一段上だぜ。
2つだけ、4人用テーブルがある。
5号車の4人テーブルは、個室風になっている。↓
5号車、6号車共に、ピアノが設置されている。
生演奏があるかも。(日によって異なるらしい)
ここまでレベルの高い列車だから、ピアノがインテリアに溶け込んでいる。
飲み物などを提供するキッチンは、こちら↓。
何か所か、地元の工芸品を展示してある。
水戸岡車両でよく見られるスペースだ。
【7・8号車】~プラチナクラス
食事の時以外に、くつろぐ車両だ。
こちらも1+1の2列の席で、余裕ある贅沢な配置だ。
5.6号車と同様の凄い造りだ。
壁に絵が飾られている。
私には絵のセンスが無くてよく分からないが。
天井も、輝く豪華な造りだ↑
足元も、寄木細工の模様で、丁寧に作られているのが分かる↓
【8号車】前展望が開ける図書席~プラチナクラス
プラチナクラス8号車の先頭は、図書席となっている。
「指宿のたまて箱」などにも、本が置いてあるが、こちらの方が数段落ち着きがある。
でも鉄道マニアなら、内装や展望が気になってしまい、落ち着いて本を読むのは無理だ(^^。
鉄道マニアが先頭かぶりつきを長時間するスペースではないんだけど。
「ザ ロイヤル エクスプレス」の話は、まだまだ続きます。