こんにちは!
マレーシアに留学中のゆうなです
今年(2023年)の9月からマレーシアに留学することになったアラサー女子です。大学院修士課程を卒業したため人より就職が遅く、社会人生活もうすぐ3年目の26歳です。元々英語が嫌いだったけど、学生時代の国際交流の経験から一念発起して社会人留学を決意しました!
準備とか現地の生活とかを記録して、将来同じように留学する同世代のアラサー女子の方の参考になったらいいなあという気持ちでブログを書いてます。
早稲田のダルシムカリー
もう5年以上前のこと、私がまだ大学院生の頃の話だ。
早稲田大学の近所に「ダルシムカリー」というカレー屋さんがあった。それはもう(良い意味で)ヤバいお店だった。
某有名スパイスコラムニストがスパイスに目覚めたバイト先としても知られているお店だ。
店に入るといつも同じインド音楽が大音量で流れ、一呼吸するだけでスパイスの香りを肺一杯に吸い込むことが出来た。味わうことができるのは、スパイスの独特の味が際立つチキンカレー。
近所のインドカレーチェーン店の「ターリー屋」や、こちらも閉店してしまった東京メトロの早稲田駅前のネパールカレー専門店の「カナ」がナンと一緒に食べるタイプなのに対し、こちらはサフランライスでの提供。
普通サイズでトッピングを追加しなくてもチキンがゴロゴロ入っていておなかいっぱいになれた。
ダルシムカリーでスパイスカレーに目覚めた私がカレー屋さんに行く話はこちらでも書いている。もはやスパイスカレーもコミュニケーションツールだ
私の通っていた大学のキャンパスはこのダルシムカリーのあったエリアからは15分ほど歩かないといけないキャンパスだったが、それでも頻繁に通っていた。特に大学図書館の前にあったものだから、一日レポートやプレゼンのために籠もって研究するぞという日には、気合いを入れるための勝負メシであり、私の青春の味でもあった。
私がスパイスカレー好きになったのはここがきっかけだと思うし、いつまでもナンバーワンの大好きな味のカレー屋さんだった。
なお、そもそも通い始めたきっかけが、店長さんが好きな声優に顔が似てて気になったというところだったのは秘密だ。
しかしそんなダルシムカリーは、私の大学院修了を待たずして、お店の入っていた建物の設備の問題で2020年に閉店してしまった。
コロナ禍もあってなかなか通えない時期だったこともあり、ものすごく悲しかったのを覚えている。閉店した後も次のお店が入るまで何度かダルシムカリーの面影を探して店の前を通って写真を撮ったりしていた。
【ダルシムカリー閉店のお知らせ】
— シン・マハーラーオ@ダルシムカリー (@dhalsimcurry) November 16, 2020
ダルシムカリーは11月30日を以って閉店となります。
今の場所での営業の継続が困難となりました。詳細は画像の文章を少々長いですがお読みいただければ光栄です。多くのお客様に高く評価いただいていたこのカレーを何らかの形で復活させたいという気持ちでおります。 pic.twitter.com/NueIxzBQfm
マレーシアでダルシムカリーの味に出会う
そんな私は今、マレーシアに留学しているわけだが、先日運命的な出会いをした。それは、Bukit Bintang駅にも直結している、Sungai Wang Plaza(スンガイ・ワン・プラザ)の3Fにある屋台風のお店が並んでいるコーナーの一角にあるアラブ系料理のお店。
こちらはサモサとかも売っているが、ランチタイム限定でカレーセット(ドリンク付き)10リンギットというのをやっている。上の階にあるホーカーセンターで食べるのとあんまり変わらない値段で食べられるのが嬉しい。
お店のおじちゃんが優しくて、はじめて行った時にスパイシーなものが食べられないクラスメイトが聞いたら、快く味見させてくれたり(なんともう購入する気満々だった隣の私にまで)、お店の雰囲気もいい。
大きめの銀の器についでくれる。仲屋むげん堂に売っていそうなサイズ感の便利なカレー用プレートだ。
特に真ん中のカレーを初めて食べた時、私はものすごく感動した。見てわかるようにちょっとさらっとしたカレーではある。
でもこれは、私がダルシム閉店以来恋い焦がれていたダルシムカリーのスパイスの味だったのだ。
ちなみにチキン(胸肉かもも肉かも希望を聞いてくれる。いつももも肉を食べる)にも同じカレーをかけてくれているのでご飯と一緒にたっぷり楽しめる。
こんな東南アジア・マレーシアまで来て、ダルシムカリーのノスタルジーを感じることができるなんて思ってもみなかった。
何となく気合いを入れたいぞという日、一人で食べる時はここに来るようにしたいと思っている。滞在中、何回食べられるかな。スパイスカレーで満たされる幸せ、感じられるかな。
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