今度はへましませんので、俺を見捨てないでください、お願いします。


と言うわけで、再チャレンジ。


登場人物はshibaのと同じで八人で行きまつ。


主人公はもちろん俺、nova。


さぁ、行きますわよ。







Other Story・Chapter-1


つまり、僕らは退屈だったんだろう。


僕らは最初から失うものもなければ、得ているものもなかった時。


その時は退屈だったんだろう。


誰かから何かを奪ったり、貰ったりしない限り。


ZERO、零からの脱出は出来ないだろう。


零からの脱出。


それは耳に聞けばかっこいいものっぽいし、やってみたくなるものだろう。


だが、一度零から抜け出し、なにか失うものが出来てしまったら。


もう二度と零にはならない。


一や二は変動しないし、得るものもある。


だが、全てを失う事はこれからさきもうないだろう。


零とは、大人になった僕らには、もう無いものだし。


そもそも元からないのが零だ。


でも、零の状態の人はいずれ必ずなにかを奪ったり、貰ったりして一や二などになる。


そうなったら二度とあの零の時には戻れないのである。


だから、恐らく。


あの日の彼らも零からの脱出をしようとしたんだろう。


誰かから奪う事によって。


そうでもしないと退屈に押しつぶされてしまいそうだったんだろう。


あの日の彼らと僕らは退屈だったんだ。



――――――☆――――――


「と言う訳で今回は目指せ、東京へ、の旅です!」


うぇーい


バスの中だろ今、しかも出発してから三時間のときに言う事じゃないだろ・・・。


「nova、今どの辺?」


「今は・・・、愛知あたりかな、Noel」


その愛知あたりの山中を通っています。


バス内は涼しいけど、外は暑いんだろうな。


当たり前か、今は八月だし、夏休み最高とか言っている時期だし。


課題全部やったっけ?


まぁ、まだ東京まで距離あるし。


寝よ、グッナイ・・・。


――――――――――――――


ん、んんんんんんんんんんん。


なんか冷たい、そして・・・、いたた。


なんか体が痛いなー。


うん、起きれないほどじゃないべ。


「あー・・・、なんじゃこりゃ」


外は恐らく雨が降っているんだろう、て言うか、降ってるな。


何故なら、俺に直接当たってるからだよ。


何故直接当たっているかって?


「どうなってんだよ・・・」


見た感じで言いますとね、どこかの森の中。


バスは?俺の足元さ。


天井は?穴が開いてて役目を果たしていない。


穴って?落ちたときにどこかに当たった開いたんだろ。


落ちたって?あの上のほうからかな。


・・・、自分で答えを導き出したかも。


取り敢えず皆の無事を。


――――――――――――


なんと言う奇跡。


なんと言う慈悲。


神は私たち八人を救ってくれたぞ。


「Noelが足折ってるらしいぞ!」


そう言ったのは帝王。


雨が当たらない場所によけてやってるらしいが、そこまで行ってみる。


あー、骨折って言うより、足首脱臼?


軽くぷらんぷらんいってんな。


つうか、ほたっといたら危ないんでね?


が、しかし、助けを呼ぼうにも携帯=圏外。


場所=知らない。


万事休す。


「おーい!なんか向こうのほうに家みたいなのがあるぞー!」


どうやら探索隊の遅刻魔とTERUがなんか見つけたらしい。


移動、ね、せざるをえんか。


だって、いる場所斜面だし。


落ちたら危ないしな。


Noelをおんぶして行かないとわるいな。


体格的に・・・、shibaかな。


あ、先に行ってる。


「・・・お願いします」


しゃあないな。


つづくよん

うひゃー


うひゃー


うひょー










なんかね。


全てが俺のいいように回ってるかと思ったら。


流石にこけたわ。



咳は止まらんし。
















今日は、学校でした。



以上。


んじゃまた。

あと少しだよー!!!!








Chapter-7




ここまでで、整理してみよう。


まず一番最初に戻ったのがBLAZE



そしてout


shiba


Noel


nova


どくろ


k-コバ


TERUは一度も移動してない。


そして、どくろが部屋を出るまではいた。


どくろが出た直後にBLAZEは恐らく部屋を出たと思われる。


BLAZE以外が部屋に戻ってきたのは6時過ぎ。


裏口からじゃないと海へいけないので外部犯の可能性はない。


後頭部の傷によって恐らく気絶。


死因は溺死と。


携帯以外は全身濡れていたと。


満潮時の波打ち際より離れていた。


・・・


ここまで見ると常に海には誰か二人いたし、犯行は不可能に近いわけだ。


うーん・・・。


ちょっと確認がてら・・・。


――――――――――――――


急な石段を駆け上がり、民宿の裏口へと続く道の途中になにかあるはず・・・。


石段から裏口まで約ニ十メートル。


死角はほとんどないわけじゃないんだよね。


たとえばほら、この辺の草むらかきわけりゃ・・・。


ガサガサ


・・・、思った通りね・・・。


その見つけたものをひろう。


重い・・・、こりゃたしかに持ち上げて後頭部狙えば堕ちるわな。


思ったとおり、血とかついてるし。


――――――○――――――


novaあいつさっきからなにしてんだ・・・、コ○ンみたいにうろちょろうろちょろ。


俺も一応考えてるんだがわかんねぇな・・・。


お、novaが戻ってきた。


「ちょっとみんな、民宿に戻ってもらっていいかな」


まじで、推理ショーとかすんの・・・?


――――――☆――――――


まぁ、まだ不完全だけど、皆を集めてみるか。


俺だって自分の頭の中の答えを信じたくはないし。


まぁ、仕方ないかな。


「今ここには7人いるよね・・・」


民宿の部屋で円になって皆に言う。


「恐らくBLAZEを殺した犯人はこの中にいるよ」


・・・、自分でも引くぐらいにあっさり言ってしまった・・・。


「説明すれば簡単だけど、だって裏口からしか海へはいけないし。事故の可能性は極めて低い」


そりゃそうだろ、死体が動くわけじゃないし。


「俺も信じたくないけど、犯人はこの中にいる。もしこの民宿の人がやったにしても、理由がないからね」


怨恨の可能性は低いし。


「質問があれば後で言ってね、中断すると忘れるかもしれないから」


これは本気で言っているよ。


「んじゃあ、俺の推理を聞いてもらおうか。


 まず一番最初に民宿に戻ったのはBLAZEだよね、その次に眉毛。


 次がshibaで次にNoel。


 次に俺とどくろが戻り、俺が引き返して、どくろが引き返した。


 次にk-コバが戻り、引き返した。


 TERUに関してはずっと海にいたわけなんだけど。


 俺らが戻ってきたときはBLAZEの死体はなかった、当たり前だけどね。


 つまり、聞いた限りではこの犯行不可能っぽい。


 殺すだけなら一番怪しいのは、Noel


 なんだが、無理だろうね、Noelがあの短時間でBLAZEを殺す事は不可能だよ。


 しかも死因は溺死、ふざけてんのか。

 

 次に怪しいのはどくろ。


 俺が引き返すときの時間差を使えば殺せない事もないが。


 やはり無理だろうね、体力的にね。


 ここまできて、殺す事に関して一番怪しいのは・・・・・・・・・・・・
























 k-コバあんたなんだ。


 お前が一番最後に民宿に戻ったんだな確か。


 他の奴らは部屋にいたわけだし。


 殺した場所は恐らく、海へ続く石段と裏口をつなぐ道だろうね。


 殺したって言っても、まぁ気絶させたんだけど。


 多分だけどね。


 お前は携帯でメールを送ったんだ


 『五時四十分に石段と裏口をつなぐ道で待ってる』


 と言った具合のね。


 でまぁ、俺らが戻ってくると同時にお前は民宿に戻ったわな。


 その途中の道で、BLAZEの後頭部をそこら辺に落ちていた岩とかで一撃。


 で、気絶したのを草むらの中に隠し、部屋に戻り、再び海へ向かった。


 海へ行く途中、BLAZEの携帯をBLAZEから抜き取ってな。


 そして俺らと海でまた遊び、戻るときにちょっと遅れるとかなんか言ったわな。


 それでBLAZEを海まで運び、海に放り、民宿に戻った。


 以上だ」


・・・と一同沈黙。


そりゃそうだ、適当に並べただけだし。


「な、なんで俺がBLAZEを殺した事になるんだよ。


 大体死体は満潮時の並みの位置より上にいたんだろ?


 どう説明すんだよ?」


あー、あったね・・・。


「船、だよ。


 まぁ、軽く入り江状態になってるからさ、船が通っただけでも波は大きくなって。


 普通の状態よりも波はたかくなるわな。


 これはおまえ自身も誤算だっただろ、嬉しい誤算だったろうな」


「じゃあ、携帯は?」


「お前が持っていたんだろ?


 自分から来たメールを消すために。


 風呂から上がってもう一度海へ行ってBLAZEに携帯を持たせたんだろうな。


 裏口へ向かうお前を阿部さんが見ていたんだよ」


「呼んだかい?」


「呼んでません」


来るたびに背筋が凍る思いがするぜ、この人はよ。


「んで、靴を履いていたのは、海へ行くとは思わなかったからだろうな、BLAZEも。


 以上のことを踏まえて、お前しかありえないんだよ、犯人は」


消去法で出したからね。


「・・・、はぁ・・・」


そうだよ、とk-コバが呟く。


「敵わないな、お前には・・・」


勝った!第一部完!!!









すみません、伏線を張り忘れてミスってしまいました。


次回作はこんなへましませんので。


んじゃまた。

まだまだぁー!!!







Chapter-4 ~♪~



――――――♪――――――




あー、楽しかったー、体力的には限界っぽいけどねー。


そろそろ私戻ろうかな、あいつら戻る気配なさそうだし。


outとかBLAZEとかshibaとかもいるだろうし。


「novaー!もどってるねー!」


「へーい」


うざっ。



――――――――――――


部屋に戻ると、shibaはいなく、outとBLAZEだけだった。


「あれーshibaは?」


「コンビニに行くって言ってた」


「コンビニあるの!?この辺!?」


うわー、行きたいけど、道がわからないw


することもないしなー、寝ようかな・・・。


―――――――――――


ガラッ


戸を開ける音で目が覚める。


「う~トイレトイレ」


声からして出て行ったのはoutだろう。


もう一回寝ようかな・・・。


ヴヴ!ヴヴ!ヴヴ!


うわ、携帯か?


「ん、メールか・・・」


あれ、BLAZEのか・・・。


んー、また寝るかな。


ガラッ


あれ、BLAZEも出てった。


でもそんなの関係ねぇ!


おやすみー・・・。


―――――――――――――


ガラッ


んー、k-コバ君か・・・。


そろそろ起きるかな・・・。


皆も戻ってくるころだと思うし。


BLAZEはいないままか・・・。


「outー、BLAZEはー?」


「知るかよ、トイレから戻ってきたらいなかったし、それからも戻ってこなかったぞ」


んじゃあ、出てってからずっと戻ってきてないだな・・・。



解答編へ





取り敢えず犯人絞れたね。


9時ごろになったら解答編あげますんで。


んじゃまた。

いくよー・・・








Chapter-4 ~○~


――――――○――――――



正直、横に埋められた時点で疲れはピークだったんだろうな。


時間的にもそろそろ引き上げようと思うんだが。


みんなまだまだ遊び足りない感じだし。


空気悪くしたくないしなー。


「じゃ、俺民宿に戻るよ~」


お、BLAZE先に戻るのか・・・。


俺も後に続いて戻ろうかな・・・。


少し間を空けたほうがいいかな。


よし、そうしよう。


――――――――――――


「じゃあ、俺も民宿に戻るわー」


「勝手にしろ」


そこまでいわんでもよくね?


ここに来ての扱いの酷さは最悪だぜ。


そしてこの石段!


上から見ると高くていいけど、したから見ると高くて悪いぜ。


さっさと上るか・・・。


――――――――――――


部屋に戻ると、BLAZEがいた、当たり前か。


時間的にもみんなまだ戻ってこないだろうし。


すこし横になるかな。


眠ったらなんかされそうだから目は開けとこう。


―――――――――――――


ガラッ


うおぅ、shibaか。


なんか俺らを見渡してんな・・・。


荷物を置いて・・・、また出るのかよ!


「どこに行くんだ?」


「コンビニ」


この辺にコンビニとかあったっけ?


まぁ、いいや。


あ、なんか頼んどこうかな。


・・・、変なもの買ってきそうなのでやめとこ。


―――――――――――――


ガラッ


うおぃNoelか。


「あれーshibaは?」


「コンビニに行くって言ってた」


「コンビニあるの!?この辺!?」


知るかよ。


しかも寝始めるし。


――――――――――――――


うぅー、尿意がしてきたぜ。


「う~トイレトイレ」


確かどこにあったっけ・・・。


部屋を出ると、ちょうどいい具合に仲居さんがいた、聞いてみよう。


・・・、あれ、男だ、まぁいいや。


「すみません、トイレってどこですか?」


「やらないか」


あの・・・、会話になってないんですけど・・・。


「ついてきな」


「はぁ・・・」


いいのか、俺。


――――――――――――


俺はその男にホイホイついていったのだ。


「よかったのかホイホイついてきて」


なにこれ、俺ピンチ?


「俺はノンケだってくっちまう


「阿部さーん、ちょっといいかしらー?」


「っち、坊主、また後でな」


絶対いやだよ!


あー、怖かったわ。


――――――――――――


阿部とか言う男から逃げるようにトイレからでた俺だが。


部屋に戻ると、あれ、Noelしかいない。


BLAZEはどこいったんだ?


まぁいいかな。


ガラッ


うお!阿部か!


違った、novaのいとこだった・・・。


あー、恐ろしい。


――――――――――――――


六時になるともう海にいた奴らも戻ってきていた。


だけど、まだBLAZEは戻っていないんだよな。


ったく、なにしてんだが。


ま、まさか阿部に・・・。


んなわけないよな、うん、多分。


あー、腹減った。








あ、もう一つ残ってた。


nova達にご飯が出来ると石段の上から言った奴が誰なのかが残ってたな。


不明な点で。




もう一人行けるかな・・・。

いっくよー!!!!





つうか名前変えてまでいれたいか。




Chapter-4 ~#~



――――――#――――――


あー、疲れた。


周りを見ると、まだまだテンションを落とすことなく遊んでる奴らもいるが。


正直疲れたので、民宿へ戻らせてもらう。


先にoutやBLAZEが民宿に戻っているので退屈はしないだろう。


「novaー!!民宿に戻るからなー!!」


身支度をし、海ではしゃいでいるnovaにそう告げる。


novaは大きく手を振り、了解、とわかるような身振りをした。


タオルで体をふき、自分の荷物を持ち石段を見上げる。


・・・、行きは楽だったのになぁ・・・。





部屋に戻ると、案の定outとBLAZEがいた。


outは寝転んでいるし、BLAZEは携帯をあたっている。


いてもやっぱ退屈だろう、確かこの辺にコンビニがあったっけな。


着替えて、行ってみるか。


――――――――――――


うん、意外と遠かった。


二十分かかったな。


別に欲しいものとかないし、立ち読みして時間を潰そう。


たぶん六時頃には皆戻っているだろう・・・。


――――――――――――


やはり、全員集合していた。


全員?1、2、3、4、5、6、7・・・。


自分入れたよな、今、一人いないな。


まぁ、どこかうろついているんだろうな。


時間は・・・、六時ちょいすぎ。


そろそろ飯の時間のはずだが・・・。


なんか食いもん買っておけばよかったなぁ・・・。


あー、疲れた。








はい、あと一人ぐらい。


選んでいいよー。


つぎ名前変えて投票したら俺的極刑な。

とどめだよー!!!






Chpater-6




「・・・、冗談だろ・・・」


横たわるBLAZEの手をとり、脈をはかる。


・・・、脈無し・・・か。


「死んでるな・・・、こいつは・・・」


死因はおそらく溺死・・・、に見せかけてるんだろうな。


―――――――――――




それから数十分後、地元の警察が来た。


事情聴取とかは明日だってよ。


めんどいなぁ、とかは言えないね。


取り敢えず、まとめてみよう。


バーローごっこさ。


まず死亡推定時刻。


五時半から七時


そりゃそうだろうよ。


少なくとも六時までは俺らはここにいたんだから五時半はないかもね。


死因は、溺死でした、すんません。


不明な点はいくつかある。


まず、服とかはずぶぬれなのに、携帯だけはぬれていない。


まぁ、電話につながったしな。


次に、後頭部の傷、なかなかエグイな。


なにか硬いもので一撃、気絶させたんだろうか。


次に、死体のあった位置。


いくら潮の満ち干きでもここまでは移動できない。


八時の時点の波と死体のあった位置は


大体40メートルは離れている。


地元の人でもここまで短時間でひいたのは見たことないそうだ。


死体が一人でに移動したわけじゃあるまいし。


移動させたわけもわからん。


そしてなぜか靴。


海にくるなら大体サンダルで来るだろ、常考・・・。


急いでいたのかな。


そして、俺らのアリバイ。


まず俺だが


五時半に一回携帯をとりに行くために民宿戻っている。


なぜなら、この思い出を残しておこうとおm(ry


それ以外は皆と同じだけどな。


outは


BLAZEが戻った後十分後に民宿に戻っているが。


部屋に行った時はBLAZEはいたんだが、五時半にトイレに行った時、部屋に戻るといなかったそうだ。


証明できる人はいないそうだが。


shibaは


四時半で民宿に戻り、部屋に戻ったときはoutとBLAZEはいた。


その後すぐに、近くのコンビニ行って、民宿に戻ってきたときは既に皆部屋に戻っていたそうだ。


Noelは五時に民宿に戻り、outとBLAZEが部屋にいたのを見ている。


その後、部屋で寝たらしい。


これはoutが証明している。


どくろは


五時半のときに俺と一緒に民宿戻ったが。


俺のほうが先に部屋を出た。


遅れて部屋を出て、廊下を曲がろうとしたとき、後ろで部屋の戸が開く音がしたらしい。


気にせず海に向かったんだって。


k-コバは


五時四十分に俺らと入れ替わりに民宿に向かった。


その時すでにBLAZEはいなかったんだってよ。


部屋にはoutとNoelがいたんだって。


TERUは一度も戻っていない。


ずっと海にいたよ確か。


つまり、TERU以外の人間は一度民宿に戻っているらしい。


んー、いまいちわかんねぇな。


ガンバッ、俺。


謎解き編につづく




謎解き編は主人公を選べますよ何人か。


色々な視点でChapter4以降を見れますので。


誰にするかは投票で。


んじゃ

まだまだいくよー!!!




※いままでの冒頭ね。


これから問題編っぽいね。


たぶん、誰にしようかはこの段階で決めてなかったり。


ここまで台詞ない人だーれだ!?



Chapter-5


晩飯。


そう、晩飯。


この年季の入った民宿はいったいどんな料理がくるのだろうか。


期待を胸に膨らませながら待っていると、戸が開き、30代半ばの仲居さんがいた。


「申し訳ございません・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




まぁ、要約するとだな。


料理が間に合わないので、先に風呂に入ってこいだってさ。


どうやら、温泉らしいぜ。


知ってるけどさ。


腹をすかしているk-コバは「まじかよ!」と嘆いている。


俺もだ。


つうか、七人も一度には入れるんだろうか?


―――――――――――――


すみません、侮っていました。


中々広かった。


あと五人は入れるね。


まぁ、こういうところにきたらゆっくりしたいものだが・・・。


それは俺が許さん!


「眉毛!しずめぇ!」


湯に浸かっていたoutを頭から沈める。


なんかブクブク言っている、死なん程度に放してやるけどな。


「あー、気持ちいいなぁ・・・」


休日、最高。


―――――――――――――


「うぃー、さっぱりしたぜー」


浴衣を着て部屋に戻ると、既にNoelはあがっていた。


俺の後ろにはTERUとかどくろとかいるんだけどね。


大体全員戻ってきてからふと思う。


「あれ?BLAZEは?」


ここでまさかの死亡フラグは止めてくれよ・・・。


「あー、いないね」


Noelがそういって、携帯を取り出し、メールを送っている。


「だれか風呂から上がって見た?」


皆首を振る、そう言えばあいつ、飯を待っているときもいなかった気がする。


風呂にいたときもいなかった気がする。


くる途中にはすれ違ってないし。


「Noel、メール帰ってきた?」


「いや・・・、まだ・・・」


そうすぐには帰ってこんわな。


仕方ないので、携帯を取り出し、電話をかけてみる。


プルルルルルル・・・、プルルルルルル・・・・、プルルルルルル・・・。


何コールしても出ない。


「ちょっと俺風呂場見てくるわ、皆いてて」


急ぎ足で部屋を出て風呂場へ向かう。


廊下を曲がり、男風呂とかいてあるのれんをくぐる。


脱衣所には、何もない。


風呂場には・・・。


ガラッ!


やはり何もない、もぬけの殻である。


「くそっ、どこにいる・・・」


急ぎ足でとんぼ返り、部屋に戻る。


風呂場に戻り、いなかった事を告げる。


それと同時に、仲居さんも入ってくる。


料理がもうじきできる、と言いに来たらしいが、こっちの事情をつげる。


「あら、その方なら、四時ごろに一回戻ってきた後、五時半ごろにもう一回裏口へ行ったのを私は見ましたけど・・・」


裏口へ・・・、海か・・・。


「行くぞ皆、海だ」


五時半って言っても、俺らは海にいたし、気づかなかったけどな。


――――――――――――


ザザァー・・・ザザァー・・・。


波が音を立ている。


心地のいい音だが、時間帯は七時、暗いときに聞けば不気味な音だ。


石段の上の方で砂浜を見渡し、もう一度携帯から電話して見る。


プルルルルル・・・、プルルルルル・・・。


「なんか光ってない?」


Noelが波打ち際少し手前の方を指差す。


・・・、冗談であってくれよ。


石段を駆け下りる。


一気に駆け下り、光る方へ走って行く。


砂が靴へ入っても今は気にする時じゃない。


冗談であってくれ・・・。


案の定、光っていたのは携帯だった。


その携帯は誰かの手に握られていた。


横たわる、BLAZEの手に・・・。





続きますね。


始めるよーーー!!!!









Chapter-4



ミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーン・・・。


夏の昼過ぎになり、太陽の日は容赦なく照り付けてくるこの時間に海に入るのは相当の気持ちよさであろう。


「俺が一番乗りだーー!!」


novaがシャツとズボンを脱ぎ捨て、海に飛び込む。


ズボンの下に予め水着を穿いていたのだろう、準備がいい。


「うひょひょー!僕も入っちゃうよ!」


そう言って、novaのように服を脱ぎ海に入っていったのは、どくろだった。


――――――☆――――――


どくろ


こいつが俺の中学時代にいたかいないかで、俺の運命は大きく変動していただろう。


良い方にか悪い方にかはわからない。


でも、言える事は、いなければ相当つまらない中学時代をすごしていた事は確実だ。


それぐらい俺の中で何かを起こさせた人物でもある。


そしてその言動は、奇妙さを超える。


「うおー!つめてー!」


海に体を投げ入れた瞬間、なんともいえない心地よさが体中を支配した。


あ、鼻に海水が入った、痛い、いたたた。


「お前らも早く来いって!!」


振り返り、砂浜の上で色々と広げている6人に言う。


「まだ、水着に着替えてないんだって・・・」


そう言ったのは、shibaだった。


こいつは中学校何年からだっけ?


まぁ、数年間付き合ってきたんだが、未だにつかめないとこもある。


言える事は、俺の右腕がうずk(ry


まぁ、邪気眼もってそうな人、冗談。


どこか俺に似てるようなところもあるね、共感するところもある。


たまに思うのは、俺を超えた天才かもね。


――――――○――――――


「どこか着替えるとことかある?」


流石に女子がいる前で堂々と着替える奴はいないだろうから探さないわけがない。


「眉毛、お前は公開生着替えだ」


「えぇ!なんで!?」


shiba、novaみたいなことは言わないでくれ。


「おーい!!」


海のほうからnovaの声が聞こえる、心を読まれたか?


「向こうの茂みで着替えればー!」


あぁ、なんだちょうどいい場所があるじゃないか。


「じゃ、着替えようぜ」


「眉毛以外はな」


勘弁してくれ。


――――――☆――――――


あいつらがもたもたしているうちに、俺とどくろはさも青春ドラマの1ページのように水をかけ合って遊んでいる。


だって、これしかする事ないもん、すぐに飽きちまうわ。


バシャバシャ


「うえっ、いたっ!海水が目に入った!ちょ、やめれーい!」


「知らないなぁ!」


バシャバシャ


それでもかけつづける、他の奴らが来るまでだけどな。


バシャバシャ


バシャバシャ


あー、暇だ。


「面白そうな事やってんじゃないの、俺もやるぜ!」


TERUだった、俺よりかけっぷりが激しい。


こいつは、中学二年のとき、部活で組んでからずっと一緒にいた気がする。


一緒に遊んだりな。


皆は『小さいのに態度はでかい』とか言ってるけど、本当は違うんだぜ。


あんたも知っての通り、案外いい奴なんだ。


まぁ、ツンデレだけどな。


気づけば全員でどくろに水をかけあっていたかもしれない。


「ちょ、ほんとに、やめれーい!!」


どくろの悲痛の叫びは、水の音でかき消されていた。



――――――○――――――


「遊び疲れた人から民宿に戻っていいから!」


novaがそう言ったとき、時刻は三時ごろ。


流石にまだ遊び足りないだろうな、俺は最早背中が痛いぜ。


海の方ではnovaとその従兄弟のk-コバが素潜りで魚をとろうと必死になってた。


砂浜ではTERUとshibaの手によってどくろが埋められていた。


悲惨だな、あいつも。


俺はと言うと・・・。


「そろそろ、体が痛くなってきたんですけど」


俺も埋められていた。


どくろは縦埋めだけど、俺は横埋め。


・・・どくろのほうが悲惨だな。


俺に砂をかけ続けているのは、ちょ、顔はやめろ。


NoelとBLAZEだ。


BLAZE


こいつは、と言っても会ったのはついこの間だし、会う機会も多くなかったしあまり知らないが。


まぁ、結構いい奴なのかな。


novaに似てるらしいが、どうなのかは俺にもわからん。


共通点はあるかもね。


オタッキーなところとかw?


あー、そろそろ血管止まってきてるかも、やばいな。


――――――☆――――――


カナカナカナカナカナカナカナカナカナ・・・・・・


ヒグラシが鳴き始め、そろそろ日が暮れようとしているとき。


海に残っているのは俺と、k-コバ、TERU、どくろの四人だった。


一番最初に帰ったのはBLAZEで、四時ごろには民宿に戻っていた。


次にout、その十分あとぐらいだな。


次にshiba、四時半ぐらいだな。


そしてNoel、五時には戻っていった。


そして俺らは一時間ほど魚と格闘していた。


まぁ、獲れてないんだけどね。


「おーい!!そろそろ晩飯だってよー!!」


石段の上のほうで、誰かがそう叫んだ。


それを合図に俺らは海から切り上げ、体を拭き、着替え、民宿に戻った。


カナカナカナカナカナカナカナカナカナ・・・・・・。


時刻は日が暮れる六時過ぎだった。


とぅどぅく

『民宿・紙村』そうかいてある看板は確かにその民宿が長い月日を経ている事がわかる。

novaらはそれを確認し、玄関の戸を開け、中に入った。

――――――☆――――――

「こんにちはー、予約したoutですけどー」

予約は眉毛の名前で入れておいた、理由はなんとなくだ。

「はいはい、八名でしたっけ」

受け付けにいたのは婆さんだった、仲居さんは何人いるのだろうか。



その婆さんに連れられて、入った部屋は、古いが中々綺麗にされている部屋だった。

本当は二部屋借りたかったんだが、金の都合さ。

二部屋借りたかった理由は、あんたならわかるだろ?

まぁ、その部屋にも仕切りがあって、二つに別れてるからよしとするが。

「海へは、裏口の石段を降りればすぐだからね」

それを聞いた俺らは荷物を置き、外へ駆け出した。

石段を転がるように駆け降りる。

そこには・・・。

「海だぁぁーーーー!!!」

お世辞にも綺麗とは言えないが、中々綺麗な海が広がっていた。

砂浜にも、波打ち際にもゴミなどはあまり落ちてなどはいなかった。

ミーンミーンミーンミーンミーンミーン・・・・・・。

夏の日の昼過ぎであった。

続け