始めるよーーー!!!!
Chapter-4
ミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーン・・・。
夏の昼過ぎになり、太陽の日は容赦なく照り付けてくるこの時間に海に入るのは相当の気持ちよさであろう。
「俺が一番乗りだーー!!」
novaがシャツとズボンを脱ぎ捨て、海に飛び込む。
ズボンの下に予め水着を穿いていたのだろう、準備がいい。
「うひょひょー!僕も入っちゃうよ!」
そう言って、novaのように服を脱ぎ海に入っていったのは、どくろだった。
――――――☆――――――
どくろ
こいつが俺の中学時代にいたかいないかで、俺の運命は大きく変動していただろう。
良い方にか悪い方にかはわからない。
でも、言える事は、いなければ相当つまらない中学時代をすごしていた事は確実だ。
それぐらい俺の中で何かを起こさせた人物でもある。
そしてその言動は、奇妙さを超える。
「うおー!つめてー!」
海に体を投げ入れた瞬間、なんともいえない心地よさが体中を支配した。
あ、鼻に海水が入った、痛い、いたたた。
「お前らも早く来いって!!」
振り返り、砂浜の上で色々と広げている6人に言う。
「まだ、水着に着替えてないんだって・・・」
そう言ったのは、shibaだった。
こいつは中学校何年からだっけ?
まぁ、数年間付き合ってきたんだが、未だにつかめないとこもある。
言える事は、俺の右腕がうずk(ry
まぁ、邪気眼もってそうな人、冗談。
どこか俺に似てるようなところもあるね、共感するところもある。
たまに思うのは、俺を超えた天才かもね。
――――――○――――――
「どこか着替えるとことかある?」
流石に女子がいる前で堂々と着替える奴はいないだろうから探さないわけがない。
「眉毛、お前は公開生着替えだ」
「えぇ!なんで!?」
shiba、novaみたいなことは言わないでくれ。
「おーい!!」
海のほうからnovaの声が聞こえる、心を読まれたか?
「向こうの茂みで着替えればー!」
あぁ、なんだちょうどいい場所があるじゃないか。
「じゃ、着替えようぜ」
「眉毛以外はな」
勘弁してくれ。
――――――☆――――――
あいつらがもたもたしているうちに、俺とどくろはさも青春ドラマの1ページのように水をかけ合って遊んでいる。
だって、これしかする事ないもん、すぐに飽きちまうわ。
バシャバシャ
「うえっ、いたっ!海水が目に入った!ちょ、やめれーい!」
「知らないなぁ!」
バシャバシャ
それでもかけつづける、他の奴らが来るまでだけどな。
バシャバシャ
バシャバシャ
あー、暇だ。
「面白そうな事やってんじゃないの、俺もやるぜ!」
TERUだった、俺よりかけっぷりが激しい。
こいつは、中学二年のとき、部活で組んでからずっと一緒にいた気がする。
一緒に遊んだりな。
皆は『小さいのに態度はでかい』とか言ってるけど、本当は違うんだぜ。
あんたも知っての通り、案外いい奴なんだ。
まぁ、ツンデレだけどな。
気づけば全員でどくろに水をかけあっていたかもしれない。
「ちょ、ほんとに、やめれーい!!」
どくろの悲痛の叫びは、水の音でかき消されていた。
――――――○――――――
「遊び疲れた人から民宿に戻っていいから!」
novaがそう言ったとき、時刻は三時ごろ。
流石にまだ遊び足りないだろうな、俺は最早背中が痛いぜ。
海の方ではnovaとその従兄弟のk-コバが素潜りで魚をとろうと必死になってた。
砂浜ではTERUとshibaの手によってどくろが埋められていた。
悲惨だな、あいつも。
俺はと言うと・・・。
「そろそろ、体が痛くなってきたんですけど」
俺も埋められていた。
どくろは縦埋めだけど、俺は横埋め。
・・・どくろのほうが悲惨だな。
俺に砂をかけ続けているのは、ちょ、顔はやめろ。
NoelとBLAZEだ。
BLAZE
こいつは、と言っても会ったのはついこの間だし、会う機会も多くなかったしあまり知らないが。
まぁ、結構いい奴なのかな。
novaに似てるらしいが、どうなのかは俺にもわからん。
共通点はあるかもね。
オタッキーなところとかw?
あー、そろそろ血管止まってきてるかも、やばいな。
――――――☆――――――
カナカナカナカナカナカナカナカナカナ・・・・・・
ヒグラシが鳴き始め、そろそろ日が暮れようとしているとき。
海に残っているのは俺と、k-コバ、TERU、どくろの四人だった。
一番最初に帰ったのはBLAZEで、四時ごろには民宿に戻っていた。
次にout、その十分あとぐらいだな。
次にshiba、四時半ぐらいだな。
そしてNoel、五時には戻っていった。
そして俺らは一時間ほど魚と格闘していた。
まぁ、獲れてないんだけどね。
「おーい!!そろそろ晩飯だってよー!!」
石段の上のほうで、誰かがそう叫んだ。
それを合図に俺らは海から切り上げ、体を拭き、着替え、民宿に戻った。
カナカナカナカナカナカナカナカナカナ・・・・・・。
時刻は日が暮れる六時過ぎだった。
とぅどぅく