実以のブログ -71ページ目

ふぞろいのみかんたちのおいしさ

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弟がみかん狩りでとってきたみかんです。

葉っぱつきのみかんが手に入るのはめずらしいので写真を撮りました。


近所で売られているものとはちがうみずみずしさに感激!

もともと子供の頃からみかんは大好きなのですが、果物は冷え症に

よくないときき、近年は食べ過ぎないようにしていました。

なのに三つも食べてしまいました。小さい実を選びましたが。


大きさがふぞろいなのにも面白さを感じます。

そう、自然ってもともとふぞろいなものなんですよね。

それが人間の手で分類されて商品化されるのです。

人間の社会もそんなしくみ。


「世界に一つだけの花」とか「オンリーワン」とか

「みんなちがってみんないい」とか

そういう歌や詩が作られ、読まれ、歌われるのは

みんなちがってみんないい…とは言えない現実があるからなの

ではないでしょうか?


体格や性格がいわゆる標準?からはずれている私。

ふぞろいのみかんたちを手にとってそんなことを考えました。




人間ドック

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人間ドックを受けました。検診費の自己負担分が高価なので去年はドックでなく一般検診を受けました。
視力が悪い以外は結果はまずまず。
終わった後の楽しみは普段はあまり食べない私にとっては豪華なランチ。
人間ドックの費用の高さはこの食事のせい?
デザートは洋梨のゼリー。一昨年は大福でした。ゼリーの方がカロリーが低くてヘルシーです。
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戸隠の旅 おみやげ

この季節に戸隠へ行ったのは同行の友人の希望によるものです。

私は冷え症でインドア派ですから「11月に戸隠?」と出発前はいくらか

気持ちが進まなかったのですが、すてきな旅になりました。

自分では行けないところへ連れていってくれたアウトドア派の友人に感謝。


旅に出るとどうしても財布のひもがゆるんでしまいます。

バスの待ち時間に戸隠中社近くのみやげもの屋で買ったのは

手のひらサイズのざぶとん猫。目元がとてもかわいいので。


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荷物を預かってもらったそばどころ「なおすけ」さんで買ったのが

自家製のやまくらげの漬物、一袋500円です。歯ざわりがよく、

ごはんが進みました。


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宿のスタッフの女性によれば、戸隠のおすすめの季節は新緑の頃だとか。

次は暖かい季節に訪れて鏡池や森林植物園にも行きたいものです。



戸隠神社めぐり、今年初めての雪

さて具だくさんのすまし汁と夕食の締めにはやはり信州ですからおそばをいただき、

デザートもそばアイス。お腹も心も幸せいっぱいでぐっすり眠りました。


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翌朝、窓の外を見るともやがかかっていくらか神秘的な山里の風情。


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またまた山の幸たっぷりの朝食をいただいてチェックアウト。この宿坊で印象的だったのは

帳場に大きな本棚があって『折口信夫全集』などがずらりと並んでいたこと。女流作家

林芙美子が愛した宿だったとか。


まずは宿のそばの宝光社へ参拝、その後「神道」(かんみち)を歩いて火之御子社へ。ここに

祭られているのは日本のセクシーダンサー?の元祖、アメノウズメノミコト。技芸上達にご利益

があるとのことです。カルチャースクールで歌をちょっぴり習っているので歌唱力アップを

祈願しました。境内の「西行桜」を見た後、歩いてアルピコバスの戸隠営業所のバス停へ。

営業所の方が「寒いから中へ入ってバスをお待ちください」ときさくに声をかけてくれました。


バスで奥社参道入口へ。朝、宿の人からアドバイスされたのにしたがって参道脇にある

レストラン「なおすけ」に大きなリュックを預けて奥社に向かいます。朝はいくらか太陽が

顔をのぞかせましたがまた雨が降り出していました。

うっそうとした木立、参道の両脇に流れる水の音。


随神門を過ぎると同行した友人が楽しみにしていた杉並木。まるで浮世絵の世界に

迷い込んだようでした。

九頭龍社、奥社への石段はかなり長くてちょっと息が苦しくなりました。雨は雪に

変わっています。それもはじめはぼたん雪だったのがだんだんに関東では

あまり見ないさらさらの粉雪に。

寒さにふるえながら、雪で堕落した心が清められたらいいななどと思いつつ、

九頭龍社と奥社へ参拝。望んでいることを成し遂げる力が与えられますように。


寒いけれど、杉並木の緑と粉雪の美しさを堪能しながら下り、荷物を預けておいた

「なおすけ」で温かい「山の幸そば」をいただき、長野市内へ帰るバスがくるまで

ゆっくり過ごしました。

バス停へ来た時、雪は降っているのに日が照ってきました。天気雨ならぬ天気雪なんて

初めてです。


帰途は「城山公園前」でバスを降りて善光寺へ参拝。本堂の中に「びんずる様」と呼ばれる

木像があり、自分の体の悪いところと同じ箇所に触れて祈るとよいといわれています。

視力が落ちて鼻がつまっているので目と鼻に触らせていただきたかったけれど、

手が届きませんでした。(笑)


長野の市街は初めての友人を案内しながら長野駅へ。旅の締めくくりはなぜか

イタリアントマトのベリーたっぷりのパンケーキでした。


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宿坊での食事―馬刺しの思い出

戸隠宝光社近くの宿坊「諏訪」に宿泊。美人の女性スタッフが宿の前で温かく迎えてくれて感激。


夕食は大広間をみやびやかな朱と紫の房のついた御簾で隣のグループと仕切った畳十畳の

ぜいたくな空間でいただきました。ザクロ(下の写真の右上)やいろいろな山の幸いっぱいの前菜。
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子持ち鮎の姿焼き♪


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そして馬刺しの手まり寿司。


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信州での子供時代、馬刺しは父がよく、近所の肉屋から買ってきて食べておりました。

とっくりではなく、金属制のきゅうす?のような容器であたためた清酒をコップで飲みながら、

うまそうに。私も1、2片小皿に分けてもらって食べていたけど、子供にはおいしくありませんでした。

でもこんなかわいい手まり寿司になると女性にも食べやすいですね。


ところで1973~4年頃まで我が家はなんと薪でわかす風呂を使っておりました。

父はサラリーマンでしたが、休みの日には庭でなたを使って薪割りをしていたのです、

今はテレビでサスペンスと時代劇を視ながら毎日を過ごす後期高齢者ですが、

馬刺しに酒、なたで薪割りとあのころは父も結構ワイルドな男だったのかな?



戸隠の旅ー忍法資料館、中社参拝

友人と北信濃の戸隠を旅しました。長野駅からバスに乗って一時間、雨降りで寒かったので野外を歩かず忍法資料館に入りました。写真は忍者の武器の展示と忍者らしき怪しき影?美以のブログ-KC3Q1247.jpg
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「屋根にヒラリと飛びのる術をマスターしたいな」とか「芸者に変装して悪代官をお風呂に誘う術を会得したいな」などとしゃべりつつ、隣の忍法からくり屋敷へ。忍者姿のスタッフが親切に迎えてくれました。中ではいろいろなからくりをクリアしながら進みます。
民俗館には昔の家具や調度が沢山。歌舞伎俳優の写真を貼った屏風には暮らしを楽しもうとした昔の人の息づかいを感じます。おみやげにちびっこ忍者のタオルを買いました。

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美以のブログ-KC3Q1292.jpg 宿は戸隠中社近くと思っていましたが実は宝光社近くの間違いでした。次のバスまで一時間あったので中社に参拝。境内のさざれ滝には清浄なパワーを感じました。
美以のブログ-KC3Q1259.jpg 夕刻で鳥居脇の灯籠のあかりに心も照らされるようでした。美以のブログ-KC3Q1262.jpg

トランス・アーツ・トーキョー「徳川十五代菓子づくし」

11月9日、神田で催されていたトランス・アーツ・トーキョーの徳川十五代将軍に

ちなんだ和菓子のコーナーを訪れました。

お菓子も歴史も好きなので。実物の模型が展示されていたのは家康の「天下餅」。
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三代将軍は「家蜜」


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あの綱吉公はもちろん「お犬様人形焼」



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個人的においしそうだと思ったのは幼くして世を去った7代将軍家継

の「つぐ世餅」。画像が横でごめんなさい。


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このコーナーの後、通りをへだてた向かいにある旧東京電機大学跡の地下の

展示を観ました。大学の建物の解体作業中のクレーンが動いているところを

見ながら入っていきます。なんとなく怪獣に近づくようなふんいき。

展示作品名は「天空の織姫」。


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木製のロケットに着物を着たお人形が乗っています。解体作業のがれきも

作品の一部。ちょっと円○プロダクション風のアートでした。


戯曲?アルバイトの面接(ウルトラゾーン風)完結編 

ヴァルドン: (メイファンに)メイファンさん、私の知っている限りアンドロメダ座あたりから地球に来る女性には、こちらの主任さんのような、劇団の書類選考に落ちそうな方はあまりみかけないのですが?

メイファン: そうなんです。父の研究室のファイルに入っているアンドロメダ星雲人の女性は皆、ひらひらしたドレスが似合うような感じの、もっとかわいいというか?

ヴァルドン: この国の言葉でいう容姿端麗ですね。

メイファン:それからたいてい大きな宝石のついたヘアーバンドとかペンダントとかステッキとかを持っているんです。

ヴァルドン: それで何か気にいらないことがあると宝石から光を出して攻撃したりしますよね・

メイファン: 私も不思議に思って長岡主任の髪の毛と写真を父に送って分析してもらいました。確かに一般の地球人とちがうところがあるけど、アンドロメダの血は四分の一だけだからルックスはおそらく御祖父さんの方に似てしまったのだろうと父は言っていました。

ヴァルドン: 主任のおばあさんはもっとメリハリのついた体型だったのでしょうか?

たとえばこの方のような。(キミエが置いていった演劇史の本の表紙の女優を見る)

メイファン: 主任は何も超能力はないって言っているけど、社長や部長や課長が主任と話をした後、必ずうなり声をあげて頭を抱えています。

ヴァルドン: 近づく者全てに頭痛を起こさせる―それは超能力かもしれませんな。



キミエ、子機を持って再び登場。



キミエ: それではヴァルドンさん、今日はお疲れ様でした。検討した上で後日、採用かどうかのご連絡をさしあげます。

ヴァルドン: ありがとうございました。



ヴァルドン、テレポーテーションで退場。キミエ、電話をかける



キミエ:ああもしもし、社長ですか? 今面接終わりました。すごい語学力の持ち主ですね。

それに巨大ヒーローと戦った伯父さんとちがって優しい、いい人です。ただ、やはりうちの客層にはああいう人の接客は向かないのではないでしょうか? お年を召した方も多いので眼から出す光線で本を動かしたり、領収証なんか発行したりしたら腰をぬかしたり、卒倒されてしまう方もいるかもしれません。あの方にはもっといい働き口があるのではないでしょうか。



ナレーション: その夜、ジェレミー・ヴァルドンは祖父のサイラスにメールを送った。



ヴァルドン:(声のみ) 御祖父ちゃん、元気ですか? 今日、面接を一件受けました。もしそこに採用されたら上司になる女性は御祖母さんがアンドロメダ53星雲から来たとのことで我々の立場にも理解があるようでした。ただ短いスカートとか正義の組織のびったりした制服が似合うスラリとしたスタイルとか、ケガをした人に自分のスカーフでさっと手当してあげられる手際の良さを持った女性に対して強烈なコンプレックスを抱えているようで、こういう人の下で働くのは気が進みません。これからも就活がんばります。いつかきっと、御祖父ちゃんを登用してくれたセリカ王国のヒースク王のような人がぼくの実力を認めてくれると信じています。



ナレーション: ジェレミー・ヴァルドンはフォルモサ書房には採用されなかった。しかし藤堂社長の紹介で聖ミカエル大学言語学研究所に迎えられ、現在は民族言語と古代セリカ文字の研究にいそしんでいる。





―とりあえず完―



作中に登場する個人名、団体名はすべて架空のものです。古代文字、演劇史に関する学説も創作です。(筆者)




参考文献



川村花菱 『松井須磨子―芸術座盛衰記』(青蛙房・1968初版・2006新装版

斎藤美奈子『紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』(筑摩書房2001)

渡辺保 『明治演劇史』(講談社・2012
円谷プロダクション監修『ウルトラヒロインズ』(角川書店・2013
















戯曲?アルバイトの面接(ウルトラゾーン風)その6 アンドロメダの近代演劇史

ヴァルドン:この国の女優第一号といわれる町井すわ子は…アンドロメダから来たのですか?

キミエ:この本を書かれた蓋鍋荷持先生さえご存じありませんわ。すわ子は風邪をこじらせて死んだ恋人の篠村優月の後を追って首つり自殺したとされていますけど…本当は…。

ヴァルドン:自殺ではなく他殺?

キミエ:いわゆる正義のヒーローに殺された後、自殺に見せかけて吊るされたのです。

ヴァルドン: 確かに正義のヒーローにつけねらわれても仕方ないようなところのあった人だったようですね。

キミエ:妻子のある優月と恋に落ちて恩師鶴内黄葉の劇団を脱退しましたし、自分より注目を浴びる女がいると露骨に嫉妬するし―。

ヴァルドン: ずいぶんと強欲で、ファンから差し入れでもらった飲み物や果物を劇場で客に売っていたそうですな。

キミエ:優月が肺炎で亡くなったのもすわ子が彼の容体が悪いと知りながら本妻に奪い返されるのをおそれて病院に入れなかったからだとも言われています。

ヴァルドン:しかし首つり自殺に見せかけて殺すとは正義のヒーローらしくない犯行ですな。

キミエ: 祖母が言うには、その頃はヒーローも人目につかないように正義を行っていたのだそうです。赤や桃色の派手な服を来た白浪五人男気取りの連中が飛び回ったり蹴ったり大っぴらに殺しをするようになったのは、70年代後半かららしいですわ。

ヴァルドン: そういえば江戸時代にはそういう殺しは『なにがし仕事人』という人々が夜分にひっそりと行っていましたね。すわ子の時代にはまだそういう風習があったのでしょう。

キミエ: この国最初の女優がこういうスキャンダラスな強烈な個性の持ち主だったからから、新演劇は多くの観客を呼ぶことができたんです。もし日本で最初の女優がすわ子でなく、正義の組織の女性隊員役が似合うような優しい清純派だったら、この国の演劇の近代化はどうなっていたでしょう。

ヴァルドン: この国の三大舞台女優として尊敬されている方々もすわ子の体当たりな生き方の恩恵を受けているのかもしれませんね。

キミエ:祖母は私に「もしお前が女優になったらアンドロメダ星雲に祈るといい。そうしたらいい役が来るかもしれないから」と言い遺しました。





本の整理をしていたメイファンが驚いてふりむく。





メイファン: え、主任は女優を目指していたんですか?!

キミエ: まあ少女まんがだと私は女優を目指す―はずなんだけどね―劇団研究生募集に願書は送ったけど書類選考で落ちちゃった。





電話が鳴る。メイファンが子機を取る。
















メイファン: はいフォルモサ書房です…いつもお世話様でございます。長岡ですか?少々お待ち下さいませ。(キミエに向かって)聖ミカエル大学の大岡先生からお電話ですけど、どうしましょう?



キミエ:出るわ。(ヴァルドンに向かって)ちょっと失礼いたします。店の中の本でもごらんになっていて下さい。(メイファンから子機を受け取って)もしもし、お電話替わりました…。



キミエ、子機を持って退場。









戯曲?アルバイトの面接(ウルトラゾーン風)その5 アンドロメダから来た女優?

キミエ: 不思議ですね。地球人の男性がそういうことを口にするとうっとうしく思いますけど、ヴァルドンさんに言われると素直に心に入って来ます。





ヴァルドン、キミエの顔を静かに眺める。





ヴァルドン: 主任さん、あなたはもしや?

キミエ: お察しの通り、私は祖母がアンドロメダ53星雲カタヅケムリナ星の出ですから、いくらか地球外生命体の方の心はわかるつもりですの。

ヴァルドン:やはり異星人の血をお持ちでしたか? おばあ様はやはり地球に侵略しに?

キミエ:たぶん、そうじゃないと思います。

ヴァルドン:それでは、自分の星を滅ぼした怪獣をたおすために飛来なさったとか?

キミエ:そういうんでもないらしいんです。どちらにせよ巨大化して建物を壊したりはしませんでした。ただ五人の男の人生をめちゃめちゃにしました。

ヴァルドン:おばあ様は今もお元気ですか?

キミエ: いいえ、20年前に亡くなりました。

ヴァルドン:私の伯父のようにいわゆる正義のヒーローの手にかかって?

キミエ:いいえ、老衰でした。

ヴァルドン:あなたはおばあ様から何か超能力を受け継いでいますか?

キミエ:いいえ祖母のような力は私には―せいぜい今までに男性を一人、心療内科へ通院させたぐらいかしら?

ヴァルドン:おばあ様は魔法が使える指輪とか、呪文を唱えると変身できるコンパクトなどを形見に遺されましたか?

キミエ:いいえそういう便利な物は何も―でもある秘密を受け継ぎました。





キミエ、立ち上がって演劇書の棚から分厚い本を持ってきて、ヴァルドンに表紙を

見せる。表紙にはクレオパトラに扮した女優の写真がある。





キミエ:(写真の女優を指さして)祖母が亡くなる前に私に言いました。この人は自分と同じ星から来たのだと。