ニルスのふしぎな旅〈上〉 (福音館古典童話シリーズ 39)/福音館書店
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セルマ・ラーゲルレーヴ/文
ベッティール・リーベック/画
菱木 晃子/訳 福音館書店
ニルスの冒険もアニメで見た思い出があります。がちょうの背中に乗って、ニルスが旅したのはスウェーデン! 目指すラップランドまで一緒に空を飛んで、国を一周旅行する気分で読みたい童話です。
●ものがたり
いたずら好きな少年ニルス。両親の留守中、妖精トムテにいじわるをしたために、ちいさな小人にされてしまいます。もとに戻してもらおうと思っても、トムテは消えてしまってどこにもいません。ニルスは動物たちに相談しますが、動物たちをいじめてばかりいた彼を誰も助けてくれようとはしないのです。途方に暮れていたニルスはひょんなことから、がちょうのモルテンの背に乗って、がんの群れとともに旅することに! 悪いことばかりでもないようです。なんと、鳥や動物たちの言葉がわかるようになっていたのです。ニルスは旅先でどんな経験をするのでしょうね。
●この童話を書いた人
物語を書いたのはセルマ・ラーゲルレーヴさん(1858-1940)。1909年に女性初、スウェーデン人で初めてとなるノーベル文学賞を受賞しました。この物語は国の組織が地理の教科書のためにセルマに依頼したものでした。ニルスの旅した場所を描くため、セルマさんは取材旅行に出かけて書いたそうです。
物語に登場する木Treesと花Flowers