『クリスマス・イブ』 歌:山下達郎
クリスマスソングとしてあまりにも有名な歌は、お蔵入りだった曲に即興(?)の歌詞!?【1983年リリース】 もととも竹内まりやさんのために作った曲が使われなかったため練り直したのがこの『クリスマス・イブ』なのだそうです。 1986年に7インチシングルとして再発売され、1988年JR東海「ホームタウン・エクスプレス(X'mas編)」のCMソングに使用されたことでブレイクしました。 これがきっかけになったのか、この年は1984年にリリースされていたワム!の『ラスト・クリスマス』が初めて日本のオリコン洋楽チャート1位になるなど、街で流れるクリスマスソングが『ジングルベル』から多彩なクリスマスソングになっていった転換期だったように思います。 以来、この曲はクリスマスの時期が近づくと季節限定商品としてリリースされるようになり、1986年から2020年まで35年連続オリコンシングルトップ100にチャートインするという超ロングセラー曲に。12月半ばからたった半月の期間しかないにも関わらず、です。※1今年も昨日の12月15日に2021年バージョンも発売され、さらなる記録更新となるのでしょうか。※1Wikipedia クリスマス・イブ (山下達郎の曲) - Wikipedia【歌詞の宇宙】『クリスマス・イブ』 歌:山下達郎作詞:山下達郎作曲:山下達郎雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろうSilent night, Holy nightきっと君は来ない ひとりきりのクリスマス・イブSilent night, Holy night心深く秘めた想い叶えられそうもない必ず今夜なら 言えそうな気がしたSilent night, Holy nightまだ消え残る君への想い夜へと降り続く街角にはクリスマス・トゥリー 銀色のきらめきSilent night, Holy night雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろうSilent night, Holy nightきっと君は来ない ひとりきりのクリスマス・イブSilent night, Holy night歌ネット山下達郎 クリスマス・イブ 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう」 冒頭からとても物語的なフレーズで始まりますが、この「雨は夜更けすぎに」という歌詞も、曲同様以前の構想の中から蘇ってきたのだそうです。そして、そこから続く歌詞「きっと君は来ない ひとりきりのクリスマス・イブ」この展開が奇跡的にも思えます。また、この歌詞の美しいところは、「心深く秘めた想い かなえられそうもない」「まだ消え残る君への想い 夜へと降り続く」と、かなわぬ想いを、冒頭の空模様に例えている部分。そして、そんな心模様とは関係ないきらびやかな街の情景。「街角にはクリスマス・トゥリー 銀色のきらめき」 この歌詞はあっという間にできたといいます。 それが発売38年のロングセラー曲。36年目のオリコンチャートイン記録も果たしていつまで続くのでしょう?町角にはクリスマス・ツリー・・・。 メキシコシティ メキシコ