学生時代にしていた、大学図書館でのバイトについて。

 

前回の記事では、バイトを始めるまでの経緯、時給、勤務日・勤務時間などを書きました。

 

仕事内容

 
学生バイトが働くのは、平日の午後6時~10時、週末の午前11時~午後6時。
その時間帯は、正規の館員さん1人と学生バイト2人、合わせて3人が働いていました。
 
主な仕事内容はこちら。
  • 開館・閉館作業
週末のシフトは、開館業務から始まります。
ドアを開けたり、電気をつけたり、本の貸し出し機の電源を入れたりしながら、館内を回ります。
平日・週末の閉館時は、館内を一通り歩き回って、誰も残っていないことを確認。
その後、電気を消し、ドアの施錠をします。
試験前など、閉館時間ギリギリまで勉強する学生が結構いたので、追い出すのが大変でした。
  • 本の返却
図書館の本の背表紙には、数字やアルファベットが書いてあるラベルが貼ってあります。

この数字やアルファベットは分類番号と呼ばれていて、アルファベットごとに本の内容が区分されています。

例えば、Bは哲学や心理学関連、Lは教育関連、Qは科学関連など。

この分類番号をもとに、返却された本を元の本棚に戻していきます。

  • 書架整理
英語では「シェルフ リーディング(Shelf Reading)」といい、直訳すると「棚を読む」という意味になります。
本の背表紙についている分類番号を見ながら、本が正しい場所にあるかどうかチェックするという作業です。

利用者が適当な場所に本を戻したりすることは多々あるわけで、それが積み重なると、システム上では貸し出し可能になっているのに、その本が見つからない!というトラブルに繋がってしまいます。

なので、一冊ずつ分類番号をチェックしていき、本が間違った棚ではなく、本来あるべき棚にあるかどうか、整理整頓していく、という感じです。

 
一段終わったら次の段へ。
一つの本棚が終わったら、次の本棚へ。
数ヶ月かけて、館内すべての本棚をチェックします。

すべての本棚をチェックし終えたら、最初の本棚に戻り、一からまたチェックし始めます。

  • 利用者のサポート
利用者が探している本を見つけたり、コピー機の使い方を教えたり。
必要に応じて、利用者のお手伝いをします。
「この本を探しているんだけど、見つからない!」というリクエストが一番多かった気がします。
他にも、カウンターでの本の貸し出し、予約された本を棚から探す業務などがありました。
 

デメリット・短所

 

変化がほとんどない、とにかく単調な仕事内容。

正直言って、かなりつまらない仕事です。

一人で黙々と作業することが多いので、人によっては辛い仕事かもしれません。

 

大学図書館は本の貸し出しだけではなく、学生が静かに勉強できるスペースも提供しています。

学期末の試験前は、試験勉強をするために図書館に来る学生がたくさん!

一生懸命勉強している学生に囲まれながら働いていると、「自分も勉強しなきゃいけないのに~!」という焦りを感じるかもしれません。

事前に試験勉強の予定をしっかり立てておき、勉強の時間をちゃんと配分しておけば、そんな焦りは感じませんが。

 

正規の館員さんが休憩中、図書館にかかってくる電話に出るのはバイトの役目。

そんなにしょっちゅう電話がかかってくるわけでもないのですが、電話で話すのが苦手な私にとっては、唯一苦手な業務でした。

それを分かってか、マネージャーは「大事な用件だったら、かけ直してくるか、留守電にメッセージを残すはずだから、嫌だったら電話に出なくてもいいよ~」と。

「開館時間中なのに、誰も電話に出ないのはおかしいだろ!」というクレームに繋がりそうですが、そう思うのは日本人の私だけ…?

 

メリット・長所

  • 仕事が楽

単調な仕事内容ですが、とにかく楽。

のんびりとした職場環境で、焦ったり、急いだりすることが皆無。

人と関わることが少なく、静かで平和な仕事なので、私のような内向的なタイプには最適。

一人で黙々とする書架整理は、音楽を聞いたり、進撃の巨人のアニメを見ながらやっていたぐらい、とにかくお気楽でした。

  • ゆる~い職場環境

かなり自由な職場で、上司も含め、厳しい人はいませんでした。

彼と付き合い始めた頃は、少し仕事をしては、図書館で勉強している彼のところへ行き、イチャイチャしてはまた仕事に戻る、の繰り返し(真面目に仕事しろ)。

また、平日のシフトの休憩時間は15分のみのはずでしたが、だるいなぁ、と感じた時はバイト仲間と少し長めの休憩を取ったりしていました。

 

と言っても、いつもダラダラしていたわけではありませんが。

バイト仲間で仲良くなった人とそんなに仲良くならなかった人がいたので、仲が良いバイト仲間とシフトの時はのんびりと、特別仲が良いわけではないバイト仲間と同じシフトの時は、集中してガッツリ働く、という感じでした。

それでも私の働きっぷりは上司に褒められていたぐらいなので、かなりゆる~い職場環境といえます。

 

バイト仲間の一人。

この日は働く気がなかったようで、ダラダラしていました。

  • 立地条件が良い

大学の図書館なので、私が住んでいた学生寮から徒歩数分。

駐車場や通勤にかかるガソリン代などの心配がありません。

学生寮に住んでいなくても、授業で大学に来ている場合は、バイトのために別の場所に移動する必要がないので、かなり便利です。

  • 試験前は有給休暇が取れる

大学に付属している図書館なので、バイトが学業の妨げになってはいけない、ということは重々承知しているよう。

学期末の大事な試験や課題の前日、申請すれば、有給で休みがもらえます。

私は、2年生の時に1回、3年生の時に2回、合わせて3回休みをもらいました。

バイト仲間はもっと頻繁に休みをもらっていたかもしれません。

  • 給湯室が使い放題

図書館のスタッフ用の給湯室が使えるので、給湯室のコーヒーメーカーを使って、コーヒー、紅茶、ホットココアなどが飲み放題。

バイトがない日も、彼と二人で図書館に勉強しに来ては、温かい飲み物を飲みながら勉強したり、給湯室の電子レンジでお昼ご飯を温めたりと、かなり自由にやっていました。

他の学生は、家からコーヒーを持ってきたり、売店で買ったりしなければいけないことを考えると、かなりおいしい特典でした。

  • バイト仲間ができる

学生バイトなので、友達ができやすいです。

私以外に学生バイトは4人いましたが、水曜日のシフトが一緒だった、マレーシア人のY君とはとても仲良くなりました。

休みの日に一緒にご飯を食べに行ったり、彼の卓球の試合の応援をしにいったり、共通の友達と一緒にバドミントンをしたり。

今の彼と付き合い始めた際、彼氏ができた!と図書館のスタッフに伝えたら、「あ、Y君でしょ!」と言われたぐらい仲良くしてました。

 

大学3年目で一緒のシフトになった、インド人のV君は少しチャラいヤツで。

冗談半分で口説いてきたり、パーティーで気になっている子に話しかけられなかった!と騒いだり、下ネタを連発したり。

根は良さそうですが、バイトを通してでなければ、仲良くならなかっただろうなぁ、という印象の面白い人でした。

  • 卒業するまで継続可能

一旦採用されてしまえば、学生である限り、バイトを継続することができます。

上にも書いた通り、とにかくゆる~い職場環境なので、よっぽど酷い働きぶりでなければ、クビになることはないと思います。

実際、私のバイト仲間も、大学を卒業すると同時にやめていった人のみで、在学中にバイトをやめた人はいませんでした。

大学2年目が終わった時も「来年も働く?」と聞かれたぐらいで、再審査的なものは一切ありませんでした。

 

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デメリットよりも、メリットの方が断然多かった、大学図書館での学生バイト。

周りからかなり羨ましがられ、「どうしたら図書館のバイトになれるの?」とよく聞かれました。

私は全然知りませんでしたが、競争率は相当高かったようです。

大学2年目と3年目、この安定したバイトのおかげで生活費の心配をする必要が一切なかったのは、本当にありがたかったなぁ、と今でも思います。

 

 

以前、大学生の時に経験した4つのバイトをざっと紹介しました。


今日は、2つ目のバイト、大学図書館での学生バイトについて。

 

大学2年生になったと同時に始め、大学を卒業するまで続けたバイトです。
2016年3月から2017年10月までの約1年8ヶ月間、お世話になりました。
夏休みの間にしていたペットホテルのバイトとは違い、大学の学期中にしていたバイトだったので、勉強と両立しなければいけませんでした。

 

バイトを始めるまでの経緯

 

まだ日本にいた頃、ネットで「海外の大学に入学する場合、大学生活や言語の違いに慣れるためにも、一年目は勉学のみに集中しましょう」というアドバイスを発見した私。

そのアドバイスを鵜呑みにし、大学一年目はバイトはしないでおこう、と決めていました。

(実際、大学一年生の時は勉強についていくのに必死だったので、バイトなんてしている余裕はありませんでしたが。)

 

と同時に、「大学二年目からはバイトも頑張るぞ!」と決意していた私。

何が何でもバイトを見つけなきゃ、という謎の執念に襲われていました。

 

といっても、ニュージーランドで、大学在学中にどんなバイトができるのか、全く見当がつかず、「大学に戻ったらバイトも探さないとなぁ~」とただ漠然に思ったまま、夏休みが始まりました。

 

さて、ペットホテルでの短期バイトで忙しかった夏休みのある日。

フォローしていた大学図書館のフェイスブックのページに「学生アシスタント(Student Assistant)募集中」という投稿を発見。

さらに詳しい内容を読み進めていくうちに「このバイトをやってみたい!」と思うようになりました。

 

大学のウェブサイトにあった求人応募フォームに履歴書などを添付して応募する形式でした。

採用担当者の名前や応募の締め切り日などをしっかりメモしておき、早速、履歴書の準備などに取り掛かりました。

 

すべて用意が整い、締め切り日の4日ほど前に、大学の求人ページに戻ると…。

なぜか、バイトの募集のお知らせがなくなっており、オンラインの応募フォームも跡形もなく消えていました。

 

オンラインの応募フォーム自体がなくなっていたので、応募することさえできません。

「もう採用が決まっちゃったのかな?」「早めに締め切ることにしたのかな?」とやるせない気持ちに。

 

が、泣き寝入りは嫌だ!

募集の締め切り日は〇月△日だと確かに書いてあった!

だったら、まだ募集期間だよ!

ウェブサイトの応募フォームがないなら、採用担当者に直接メールで履歴書を送ればいいじゃないか!

 

と思い立ち、採用担当者であった、大学図書館のマネージャーに直接履歴書などをメールで送信。

 

まず軽く自己紹介し、学生アシスタントのバイトに応募したいこと、オンラインの応募フォームがなくなっていたけれど、図書館のスタッフの一員として働きたいので、是非検討してほしいとのこと。

 

と、かなり図々しいメールを送りました。

まぁ、失うものは何もなかったので。

 

そんなメールを送ってから、数日後。

採用担当のマネージャーから電話があり、翌週の火曜日に面接に来れるかどうか、聞かれました。

 

ちょうど私の誕生日の翌日が面接でした。

大学の友達と美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲んで、楽しく誕生日を祝った翌日。

緊張した面持ちで面接に向かいました。

 

短期バイトのペットホテルのマネージャーは、私の履歴書をさっと見て「明日、お試しで働いてみる~?」と聞いてきただけだったので、面接らしい面接などありませんでした。

なので、今回がニュージーランドでの初めての面接。

どんな感じか一切分からず、特に準備もせずに挑みました。

(今思えば、無謀すぎ…。)

 

図書館の受付で、バイトの面接に来たことを伝えると、小さな会議室に通され。

採用担当のマネージャーと主任のスタッフの二人との面接でした。

もっといろいろありましたが、今でもよく覚えている質問はこんな感じでした。

 

まず、あなたのことを少し教えてください。

 
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心理学と動物行動学を専攻していて、大学一年目を終えたところです。大学に入る前は、ワーキングホリデーでニュージーランドとアイルランドの農場で働いていました。大学一年目、図書館で勉強する機会がたくさんあったので、この仕事の募集広告を見た際、学生にとって大切な施設の一つであるこの図書館で是非働きたいと思い、応募することにしました。

大学にはさまざまな文化の人が集まります。多文化であるこの大学図書館で、利用者一人ひとりが心地よく図書館を利用できるよう、あなたは、スタッフとしてどんな心がけをしますか?

 
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日本のスーパーやコンビニで接客の仕事をしていた際、お客様が何を求めているのか把握することが大切だ、と学びました。それと同じで、利用者が助けを必要とする場合は、その人の要望をしっかり聞き、利用者の気持ちに寄り添いつつ、サポートしていきたいです。

このバイトは、黙々と作業することが多いのですが、退屈な作業への対処法はありますか?

 
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ワーキングホリデー中、農場で働いていた頃、畑の草取りをよくやりました。退屈な作業でしたが、草取りした部分を見返して「すごく綺麗になった!」とやりがいを感じたり、取れた雑草の山を見て「よく頑張ってるなぁ、私!」と自分を褒めてみたり、自分で自分のやる気を盛り上げるようにしていました。図書館での作業も、退屈でつまらないものであったとしても、その作業なりのやりがいを自分で見つけられると思います。

 

な~んて、かっこよく答えた感じになっていますが、正直言って、初めての英語の面接は大変でした。

緊張してると英語が出てこなくなり、とにかくしどろもどろの英語。

でも、面接官の二人は、私が何を伝えようとしているのか理解して、ちゃんとした英語にして言い返してくれて、「そう、それが言いたかったんです!」という感じの繰り返しでした。

 

面接後。

無事に面接を終えた達成感はあったものの、英語がボロボロだったため、たぶん不採用だろうな、と、一切期待していませんでした。

「不採用だとしても、面接ができたんだから、良い経験になった!」と、半ば開き直ってたり。

 

火曜日の朝に面接し、同じ週の木曜日の夕方、マネージャーから電話が。

ちょうど散歩中に電話をいただいたのですが、ドキドキしながら電話に出たのを覚えています。

「面接の結果、数独さんを採用することに決定しました。」と嬉しい知らせ。

採用だと聞いた瞬間は、とにかく嬉しかったなぁ。

ひたすら「Thank you!」と繰り返していたような…。

 

ちなみに、採用理由の一つとして、「You shone in the interview.」と言われました。

『shone』は『shine(輝くという意味)』の単語の過去形。

つまり、「あなたは面接で輝いた」とのこと。

コミュニケーションは、言語力じゃない、気持ちで伝えるんだ!とその時に実感しました。

(まぁ、言語力も大事ですけどね。)

ボロボロだと思っていた面接が、まさか採用の決め手になったとは。

人生、何が起こるか分からないもんですね。

 

こんな感じで、晴れて採用が決まり、ペットホテルでの短期バイトを終え、大学に戻ったと同時に、図書館でのバイトが始まりました。

 

時給

 

時給は、$18.85(1,620円)

学生としては嬉しいことに、当時の最低賃金である$15.25(1,300円)より高い時給でした。

 

勤務日・勤務時間

 

平日は、火曜日と水曜日の午後6時から10時までの4時間。

週末は、日曜日の午前11時から午後6時までの7時間。

週3日、計15時間ほどの勤務でした。

 

長くなるので、仕事内容、メリット、デメリットは次回の記事で。

 

 

前回の記事で、大学生の時に経験した4つのバイトをざっと紹介しました。


今日は、1つ目のバイト、ペットホテル・ペット一時預かり所での短期バイトについて。

 

11月初旬から2月の終わりまで、ニュージーランドの大学は長期の夏休み。

大学一年目を無事に終え、大学生として迎えた初めての夏休み、2015年11月から2016年2月までの4ヶ月間、短期で働きました。

 

バイトを始めるまでの経緯

 

ニュージーランドでは、夏に長期の旅行に出かける家庭が多いため、ペットホテルはどこも大忙し。

夏休みの間住んでいた家のすぐ近所のペットホテルは、クリスマス前後には、200匹ぐらいの犬を預かることもあるという、かなり人気のあるペットホテルでした。

 

動物関連の仕事がしたいなぁ、と思っていた私。

特にバイトの募集が出ていたわけではありませんでしたが、履歴書を持って、受付に飛び込みました。

履歴書を持ち込んで直談判するのは、ニュージーランドでは、一般的な求職活動の方法の一つのようです。

 

履歴書をマネージャーに渡し、バイトを探している旨を伝えると、「明日、どんな感じの仕事なのか、お試しで働いてみる?」と。

 

翌日の午前中、少しアタフタしながらも、2~3時間ほど、指示された通りに掃除や洗濯をこなしました。

他のスタッフも優しく接してくれて、「紅茶かコーヒー飲む?」と何度も聞いてくれました。

よくあんな臭いの中でお茶できるなぁ~、とその時は思いましたが、慣れてしまえば全然気になりませんね。

 

最後の1時間は、可愛い犬たちと遊ぶこともできて、「大変だけど、楽しい!」という第一印象だった気がします。

お試しなので、お給料は出ないものだと思っていましたが、3,500円($40)ほどの現金を帰り際に渡されました。

 

そして、次の日。

マネージャーから電話があり、無事、雇ってもらえることになりました。

 

時給

 

時給は、$17.5(1,500円)

当時の最低賃金である$14.75(1,270円)より少し高めの時給でした。

 

勤務日・勤務時間

 

午前7時半に出勤し、12時までお仕事。

12時から2時半まで、お昼休憩があります。

(私は家に帰って、お昼寝してました。)

午後は、2時半から6時まで働きます。

午前に4時間半、午後に3時間半、合計8時間ですね。

 

私の勤務日は不定期でしたが、繁忙期ということもあり、基本週5~6日働いていました。

 

仕事内容

 

仕事内容は、掃除や洗濯、犬たちのご飯や水の準備、遊んでいる犬たちの観察・健康管理など。

 

朝7時半、犬を個室から大きな共用スペースへと移動させます。
個室の状態をチェックし、必要に応じて、床の掃除、毛布や水の交換をします。

個室の掃除が済んだら、洗濯機と乾燥機を回しながら、犬たちの食事の準備。

それぞれの部屋に、エサを設置していきます。

 

お昼になったら、犬たちをそれぞれの個室に戻します。

それまでは楽しそうに遊んでいた犬たちも、この時間になると、お昼ご飯が待っている個室に戻りたがるので、この作業は結構大変でした。

 

数時間、個室で休憩させるので、その間、スタッフはお昼休憩を取ります。

午後2時半になったら、犬たちは再度共用スペースへ。

午前と同じく、掃除や洗濯、犬たちの夕ご飯の準備をします。

6時頃になったら、犬たちを再度個室へ戻し、一日が終わる、という感じです。

 

旅行の間、泊まりで犬を預ける人もいれば、仕事に行っている間のみ、犬を預けるという人もいます。

一時預かりのみの犬は、朝はそのまま共用スペースへ、お昼は個室で休憩し、その後、お迎えが来るまで共用スペースで遊んでいます。

共用スペースは、小型犬・中型犬・大型犬用の三種に分かれています。

 

小型犬の共用スペースで、犬と遊んでいる私↓。


 

デメリット・短所

 

多少慣れますが、犬がたくさんいると、やっぱりうるさいし、かなりにおいます。

外でしかトイレに行かない犬、また、個室の隅っこでトイレを済ますようなお利口な犬もいますが、個室の中でハチャメチャにトイレしてしまう犬もいるので、決して綺麗な仕事ではありません。

また、掃除、洗濯、食事の用意や水の交換など、かがんだり、重いものを運んだり、身体的な負担も付き物です。

 

いくら注意を払っていても、犬同士で喧嘩をしてしまう場合があります。

そんな時は、自分の身を守りつつも、冷静かつ迅速に対処することが必要とされます。

私が働いていた時にも、犬が興奮状態になってしまい、ヒヤッとする出来事は何回かありました。

幸い、ベテランのスタッフさんがそばにいたので、大きなトラブルにはなりませんでしたが、その場にいるスタッフ全員が臨機応変に行動することが大切です。

 

メリット・長所

 

短所を長々と書きましたが、可愛い犬達に囲まれると、やっぱり癒されます。

ちなみに、私のお気に入りはプリンス(王子)という名前のパグでした。

他のスタッフさんも、それぞれお気に入りの子がいたようです。

長く働けば働くほど、通っている犬に愛着が湧くもんですよね。

 

また、犬たちが落ち着いている日、静かで平和な日はとにかく楽です。

ベンチに座って、温かいコーヒーを飲みながら、犬と戯れる時間は、勤務中という気がしませんでした。

 

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勤務中に撮った写真をいくつか紹介。

初めて間近で見るセント・バーナードの大きさにはびっくりしました。

 

 

 

 

このペットホテルでのバイトが、ニュージーランドでの初めてのバイトでした。

4ヶ月のみという期限付きの短期バイトとしては楽しめましたが、長期のバイトとしては大変そうだな、というのが私の正直な意見です。

でも、夏休みを利用して、お小遣い稼ぎができましたし、ニュージーランドでのバイトを経験したことで、自分の自信にも繋がりました。

ニュージーランドでの初めてのバイトということもあり、私にとっては大切な思い出となっています。

 

次回は、在学中にしていた、図書館での学生バイトについて書きます。

乞うご期待。

 

 

日本は相変わらず暑そうですね。

ニュージーランドでは寒い日が続いています。

彼も私も、寝る前にスマホやパソコンを使っているので、ベッドに入る時には手が氷のように冷たくなっており。

お互い、冷たい手を相手の肌で温めようとするので、相手の手を避けようとしたり、触られた時の手の冷たさに悲鳴を上げたり…。

ベッドに入った後、二人で子供のようにキャッキャッと騒いでいます(早く寝ろ)。

 

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さて、自分のための記録として書きたいなぁ、と前々から思っていたトピックがありまして。

 

それは、大学生時代にしていたバイト

 

ニュージーランドの大学に通っていた3年の間、いろいろご縁があり、4つのバイトを経験しました。

学生時代を振り返る際、バイトのことは絶対に省けないぐらい、どのバイトも、私にとって学生生活の大きな一部だったと言えます。

 

大変なことやちょっとしたトラブルなどもありましたが、楽しい思い出がたくさんできました。

バイトを通して仲良くなった友達もいますし、バイトのおかげで、ありがた~いおこぼれにあずかったことも多々あり。

もう6年近く前の話ですが、忘れてしまう前に書き留めておきたいと思います。
 

今回の記事では、4つのバイトをざっと紹介したいと思います。

 

1.ペットホテル・ペット一時預かり所での短期バイト

日本と季節が逆であるニュージーランドでは、大学の後期が終わると、長期の夏休みが始まります。
大学一年目を終えた夏休み、2015年11月から2016年2月までの4ヶ月間、働かせてもらいました。

このバイトが、記念すべき(?)ニュージーランドでの初バイトでした。

 

2.大学図書館での学生バイト

大学2年生になったと同時に始めたバイトです。
2016年3月から2017年10月までの約1年8カ月間、お世話になりました。
ペットホテルのバイトとは違い、学期中にしていたバイトです。

周りの学生からかなり羨ましがられたバイトで、「どうしたら図書館のバイトになれるの?」とちょくちょく聞かれたものです。

 

3.大学統計学部の教授・助教授・講師などのアシスタント

図書館のバイトとほぼ同じタイミングで始めたバイトです。

大学2年目と3年目は、このバイトと図書館のバイトを掛け持ちしていました。

2016年3月から2018年の6月までの、2年3カ月間、しっかり働かせてもらいました。

とにかくこのバイトが大好きで、私の中では一番楽しかったお仕事です。

 

4.学生寮の清掃バイト

大学2年目を終えた夏休みにした、短期バイト。

2016年11月から2017年2月までの4か月間働きました。

バイトの中では一番特典が多かったものです。

 

とまぁ、こんな感じで、似たようなバイトは一つもなく。

おかげで、仕事内容に飽きることもありませんでしたし、業界(?)が違うので、バイトを通して知り合う人達もさまざまでした。

 

次回の記事から、それぞれのバイトを始めるまでの経緯、仕事内容、時給、上司や同僚について、また、それぞれのバイトにまつわる思い出話を書いていきたいと思います。

よかったらお付き合いくださいませ。

 

 

ニュージーランドってどんなもの食べるの?と聞かれることがしょっちゅうあるのだけれど、答えに毎回困ってしまう。

 

なぜなら、いろんなものが食べれるから!

 

外食するなら、日本食、中華料理、台湾料理、韓国料理、タイ料理、ベトナム料理、マレーシア料理、イタリア料理などなど…。

挙げればきりがない!

 

うちごはんも、ニュージーランド人の彼が料理上手なのと、様々な食材が手に入るおかげで、レパートリーが豊富。

 

食べログでそんな私の食生活を紹介したいと思います。

 

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先週の日曜日から始まった9連休。

連休に入ってから毎日バタバタ忙しく、気付けばもう残り半分。

やることリストは着実に消化していますが、ちょっと疲れ気味。

彼の言う通り、後半はもう少しゆっくりする予定です。

 

やることリストの中の一つは「ベーコンスープを作る」というもの。

彼が教えてくれたレシピで、我が家では、冬になるとかなり活躍してくれる一品です。

 

材料はこちら。

  • 燻製ベーコンホック
  • イエロー・スプリットピー
  • 玉ねぎ
  • 塩、黒胡椒
ベーコンホックとは、豚のすね肉で、足の先端である豚足の少し上の部位になります。
すね肉は、豚足より赤みが多く、コラーゲンたっぷり。
豚足と同様、スープや煮込み料理などに使われることが多いようです。
豚足は日本のスーパーで見かけることがよくありましたが、豚のすね肉は見たことがないですね。
お値段は、100グラム当たり84円、購入したのは1キロ弱のベーコンホックなので、820円ほどでした。
 
もう一つの材料、イエロー・スプリットピーは、乾燥えんどう豆を半分に割ったものだそうです。
500グラム入りの袋が、200円弱のお値段で売られています。
 
ベーコンホック、イエロー・スプリットピー、適当な大きさに切った玉ねぎを鍋に投入。
 
水を7カップ(1.75リットル)入れ、塩と黒胡椒も加えます。
 
調理にはクロックポットを使います。
日本で言うスロークッカーや電気鍋といったところでしょうか。
強(High)に設定し、後は放っておくだけ。
 
3時間半経つと、こんな感じ。
 
イエロー・スプリットピーも玉ねぎも、まだまだ形が残っています。
ベーコンホックも特に大きな変化はなし。
木べらで少し混ぜておきます。
 
さらにもう3時間経つと、完成。
(見た目は少し微妙ですが…。)
 
イエロー・スプリットピーも玉ねぎも、全部トロトロに溶けて、跡形もなし。
この時点で、ベーコンホックの骨や皮などは取り除きます。
残った肉の部分は細かく切ってもよし、少し大きめの塊のままでもよし。
今回は、調理時間が少し長めだったせいか、お肉がとても柔らかくなっていたので、骨や皮を取り除いたり、スープを混ぜているうちに、切らずとも細かい状態になりました。
 
バターを塗ったトーストと一緒に食べます。
 
ちゃんとした器に盛れば、見た目もだいぶ良くなりますね。
心も体も温まる、トロトロのスープ。
燻製ベーコンホックの味がしっかりして、お肉もとっても柔らかい!
イエロー・スプリットピーのおかげで、結構ボリュームがあります。
ちぎったトーストをスープにつけながら食べると、とにかくおいしい!
 
材料をクロックポットに入れて6時間ほど調理するのみ、という超簡単レシピ。
今年の冬はもう3回ぐらい作ったかな?
彼と付き合い始めた頃、彼がこのスープを初めて作ってくれた時には、「なんだ、これ?」と半信半疑で口にしましたが、今ではお気に入りの料理のうちの一つです。
 
たくさんできたので、残りは冷凍保存。
作り置きのものがあると、仕事で疲れている時や忙しい時に便利ですよね。
豚挽肉を2キロ買ってきたから、明日は餃子作りを頑張るぞ~!