表示を変えると良いケースと良くないケース | 色彩戦略・色彩活用 色彩の力で成果につなげるビジネスコンサルタントのブログ

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。




少し前にFacebookのアイコンが変わりました。

より視認性が高まって見やすくなり、特に中高年以降の目に対して、より知覚されやすく変化しています。


また、Yahoo!メールのアイコン表示も変わりました。

こちらはもともと存在していなかったものが表示されるようになりましたが、個人的には見づらいと感じます。

配色的な理由もありますが、表示サイズが小さいと知覚しづらく、フォントを変えることでより視認性が高まるような状態です。

要するに見づらいです。


アイコンやサイン表示など、一見単純で簡単に見えそうな視覚情報こそ、その色使いやデザインが重要になります。


多くの人に見てもらうことが目的であれば、見やすく知覚しやすい中央値が取れる色とデザインを設計することが必要になります。


特定の人に見つけてもらえたら良いという目的であれば、設計内容は変わります。


誰にどのように知覚して欲しいのかによって、使う色、配色、コントラスト、フォント、余白などが変化します。


目的に応じた適切な視覚情報は、目的達成に大きく貢献します。


私たちは毎日膨大な量の知覚情報を得ていますが、何気なく通り過ぎてしまう情報もあれば、目が留まる情報や目を奪われる情報もあります。


目的がある場合は、視覚情報、中でも色彩をその目的に合わせる。


これは非常に重要なことだと、私は考えています。