教員免許のハードルを下げよう | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

勉強の「困った」を解決する、小中学生とその親のための教育相談サイト。
公立小中学校からの高校進学を目指す人へ、高校受験の正しい勉強法、家庭学習や独学の方法、
親の心得や役割、反抗期の中学生の接し方や指導法、岐阜県の入試情報や塾の選び方などを紹介。

教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、教員不足に関する記事です。
 


教員になるには、教員免許を取った上で、採用試験に合格するという、2段階のステップがあります。

そのうち教員採用試験のほうは、以前よりも大きく倍率を下げており、試験自体のハードルが飛躍的に下がっています。

しかし、それでも教員不足が解消しないこともあり、ここにきて教員免許取得のほうでもハードルを下げようという動きが出てきました。

これが実現すれば、4年制大学に通う生徒でも、短大と同等の少ない単位数で教員免許を取ることができるようになります。


今までは、短大だと2年で免許を取れていたのに、4年制大学だと認められないという、ある意味で差別的な扱いがあったものですから、それが解消されたのは良かったと言えるでしょう。

また、これまで教職に興味があったのに、単位取得の都合で諦めていた学生たちが、これを機に教員免許を取得するようになってくれれば、教師予備軍は増えるかもしれません。

資格所持者を増やしても、肝心の採用試験を受けようとする人が増えないと問題は改善しないわけですが、打てる手は打っておこうというところかもしれませんね。


なお、これらはもちろん、教員のなり手が減ることで、今後の教員ひいては教育の質が下がるという懸念に対応したものです。

しかし、単に「ハードルを下げる」というやり方でなり手を増やすと、逆に質はますます下がることになりますよね。

ゆとり教育で学びの質を下げたら、学力もそのまま下がったという教訓が、ここでもしっかりと別の意味で生かされそうです。


また、今まで必要だった51-59単位が、今後は31-37単位になるため、養成のためにされていた指導もかなり手薄になることが予想されます。

反対に、それでも教員養成に大きな影響がないということなら、その差の20単位以上は今まで何だったのかという別の疑問も尽きません。

 

 

 

 

 

◆ 無料メールセミナー ◆

 

 

◆ ご利用方法 ◆