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え〜い、この動画、貼付けちゃえ

…なんか、知ってる人が何人か…。

デッサンのお勉強

 10月からのガッコの通学授業で開催される静物デッサンを申し込んだ。

 実は、四半世紀前に通っていた大学では文学部だったのに美術の実技を選択することが出来て、そこでは石膏デッサンからヌードデッサンまで一応はやったのである。

 が、今学生となっている京都造形芸術大学通信教育部のオリエンテーションでこんな話が出た。
 「デッサンの授業は、是非全員の方に参加していただきたい。これは“描く”というより“見る”ための訓練なんですよ」
 ん~、ナルホド。だったら静物デッサンも悪くないだろう。

 一方、学生時代…ややこしいが、四半世紀前に通っていた大学での漫画サークルの友人で、今なお同人誌活動をしていて、ちょっとエッチな絵とかも描いているヤツがいる。
 もともと絵は上手かったし個性もあったのだが、何と言うか、エッチな絵が格段に上手くなった。

 「やっぱり“描き続けること”なのかねえ」と彼に聞いたことがある。
 「ん~、いや~、グラビアとかエロ系の雑誌とかあるでしょ。その写真を模写しまくったんだよ」

  知人のライター(本人曰く“底辺”の仕事ばかりして食いつないできた)から「studio7さ~ん…ロリ系とかエロ系の絵が描ければ、ギャラは少ないけどそこそこ仕事は貰えるよ」と言われたことがあるのだが、そっち系の絵を描くためには(可愛い女の子が描けるというのは大前提として)、ハダカで色んなポーズを描かねばならないわけで、デッサンが苦手な私には無理。

 そんなわけで、仕事の幅を拡げるために…じゃなくて見る目を養うために、初心に帰ってデッサンの勉強をすることにした私であった。

コノミ隊員の『しあわせのせいぶん』

 アフロディーテ・笹塚ファクトリー提携公演 彩才女組(さいさいおんなぐみ)Vol.1『しあわせのせいぶん』を観てきた。
 お芝居である。

 この彩才女組の“組長”を務めるのが『ウルトラマンメビウス』の地球防衛組織CREW GUYSのアマガイコノミ隊員の世を忍ぶ仮の姿である平田弥里さん。

 以前、平田弥里さんが出演した映画『書の道』を観た雑感 をこのブログに書いた。

 コノミ隊員の女優としての成長ぶりをその時にも感じたのだが、今回さらにその思いが強くなった。

 
 失礼な言い方だが、俳優としては身体表現が弱いと思っていた。
 コノミ隊員の時は、何と言うかちょいとヘタレた動きがキャラとマッチしていたんではないかと感じる。

 その後、昨年のゴールデンウィークに上演された『ウルトラマンプレミアステージ3』での小森杏由役を観たが、凛とした女医さんの役…歩き方からしてちょっと残念だった。“颯爽とした歩き方”を誰か教えてやれよ、と思った。ま、設定と配役がかみ合っていなかったのかも知れない。

 『書の道』では、何か良い感じに背丈の合った役でコノミ隊員のイメージとも違った雰囲気を感じさせてくれた。が、身体表現がポイントになる映画ではなく、流れる空気感とか会話の間(ま)がポイント。そこらへんは感性の部分でしっかりと受け止めて表現していたと思う。


 さて、今回は小劇場での舞台である。

 イキナリ話がずれるが、舞台での芝居というと、客席の数に関わらず役者さんたちはギンギンのドーランメイクを施すものと思っていた。が、彩才女組の皆さんは極めてナチュラルなメイクだったのが意外というか…。まあ、ほとんどの皆さんが目鼻立ちがハッキリしていたし、敢えてドーランを塗ったくる必要もなかったんでしょうね。

 キャスター付きのパネルにビニールを貼ったものが6枚…ほとんどそれだけが舞台装置である。その位置やら動きやらで場面を説明しているお芝居なんである。
 しかも、平田さん以外は1人何役もやっているのだが、一部を除いて衣装は同じ。ストールやベルトの巻き方だけでキャラの違いを表現しているお芝居なんである。
 刀で斬りつけるシーンだって、手には棒も何も持っていない…“フリ”だけ。
 本当に必要な小物はちゃんと作ってあったし。
 可能な限り抽象化というか簡略化して、情景云々よりは役者を見せる芝居なのだ、これは。
 
 …それを、終演後に「紙を手渡すシーンがあったでしょ。あれ、白紙だったんだよね。せめて何か文字を書いておくのがリアリティってもので…」と仲間に語っていた観客が私の真後ろに座っていた。仲間内は「さすが○○さん、観てるところが違うなあ」とか言っていたが、「観てるところがズレてる」と言うべきである。



 閑話休題。

 映画やテレビと違って舞台はカメラワークや編集に頼ること無く、役者さんの演技だけで観客に脳内ズームや脳内パンをさせなければいけない。そうなると、表情やセリフ回しに加えて身体全体の動きをコントロールしなくてはいけない…と思う。
 そのあたり、メンバーの中では舞香さんと内田ゆかさん(調べるまで気づかなかったが、中日劇場の『ウルトラマンプレミアステージ3』で「シャーラン」の役を演じていた方)は安心して観ていられた。

 心配していた(?)平田さんは、主役なので一人芝居も多くて大変だったとは思うが、かなり全身演技が進歩していたように思う。

 妙な例だが、「お前の話が本物なら、魔法を見せてみろ」と無茶振りされたシーン…。
 何と、メビウスの中途半端な変身ポーズを披露してくれた。
 それが「そんな…魔法なんて使えるわけないしな。メビウ…やっぱりそんなの無理だよな」みたいな心境(セリフ無し)を絶妙に曖昧な動きで表現していたと思う。もちろん、ウルトラファンのツボにはまったシーンでもあることは言うまでもない。

 惜しむらくは“その場歩き”の動き。ちょいとぎこちなさが目立った。
 でも、集団で熊から逃げる“その場走り”は、動きも全員のタイミングがうまいこといってて面白かったですけど。


 私ゃ評論家でも何でもない、単なるいちファンに過ぎないが、平田弥里さんの女優としてのスキルは新しい作品を観るたんびに成長しているように感じる。
 何とか地球防衛の仕事も頑張って欲しいが、役者さんとしてもまだまだ“伸びしろ”があるような気がするので、そっちも是非頑張って欲しいと思う。 

 …デスカッパ、早く観たい…。

新規導入のびっくりどっきりメカ

 以前から導入を検討していたところ、この夏はけっこう仕事を回してもらえてお金が入ってきたもんで、買ったんである。


studio7の映像実験室-ZOOM

 …電気シェーバーでは無い。PCMレコーダー・ZOOM H4n。

 これで何が出来るかっていうと、録音である…レコーダーだもんな。
 
 しかしデカいな。この大きさだと盗聴には向かない(笑) 色んな機能やら端子やらが付き過ぎているからである。
 
 まず、内臓マイクでフツーにステレオ録音が出来るのは当然として、外部入力端子に楽器やらマイクやらを接続出来て、多重録音まで可能。
 もちろん、録音データはUSBまたはSDカード経由でパソコンに取り込めるし、ヘッドフォン&外部出力端子から“音”として出すことも出来る…つまりはiPodのようにも使えるわけである。


 一昨年、映像のナレーションを録音したときは、KORGのD1200という大変立派な機械とマイク(SHURE SM58)と卓上マイクスタンドを持ち運んだ。


studio7の映像実験室-ZOOMとD1200


 去年からD1200に代わってノートPC(Mac Book Pro 17")とUSBのオーディオキャプチャ(EDIROL UA-4FX)になったが、ノートPCだけでも4kgくらいあるしマイクスタンドも3kg以上。貧弱なヲタにはキツいのだ。

studio7の映像実験室-ZOOMとMacBookPro


 しかし、このH4nだったら300gくらいのもの。
 マイクスタンドにもとりつけられるが、カメラの三脚にも付けられるようにネジ穴が切ってある。


studio7の映像実験室-ZOOMと三脚 studio7の映像実験室-ZOOMとマイクスタンド


 これだけ、“色んなシチュエーション”に対応出来るのはありがたい。
 惜しむらくは、ビデオカメラのマウントシューに装着できるアダプタが欲しいところ。

 私のビデオカメラはminiDV…つまりは「モーターでテープを回す」という仕組みなので、H4nのような完全デジタルとは同じ条件で録ってもタイムラグが生じるのだが、それを犠牲にしても音質や手軽さには変えられない。
 まだ実験していないので何とも言えないが、昔ながらにカチンコのタイミングで音を絵を合わせる工夫は必要かな。
 
 ま、色々実験してみることにしよう。

誰もがパロディを作りたくなる

 YouTubeなんかで、ライトセーバーを振り回している人たちの映像がいくらでも拾える。
 AfterEffectsなどの合成ソフトを持っている人の9割以上がライトセーバーの効果を再現した経験を持っているという調査結果もある(うそ)。

 ライトセーバーに限らず、スターウォーズにはパロディ魂をくすぐるツボが満載。
 これは、絵もストーリーもキャラ設定も良く出来ているからである。
 スターウォーズを観た人の9割以上が♪ゴォ~…パァ~…とダースベイダーの呼吸音を真似した経験を持っているという調査結果もある(うそ)。

 
 商業映画でも、小ネタとしてスターウォーズのパロディをやっている作品って沢山あるんじゃないかと思う。

 小ネタではなく、大ネタとしてやっている作品はいくつか観ている。


 まずは、コメディの大御所・メル・ブルックスの 『スペースボール』(1987)。
 リック・モラニスが(ダースベイダーをイメージさせる)ダークヘルメット役というあたりは笑えたが、トータルとしてあんまり面白く感じられなかった。ILMとかスカイウォーカー・サウンドが関わってるんだけどな。
 何か自分でも初めっから期待できなさそうな予感がしたのか、レンタルビデオで観ただけ。…カルトと言うにはメル・ブルックスはメジャー過ぎるし。

 ちょいと味わい深かったのが『恋におちたジョージ・ルーカス(George Lucas in Love)』(1999)。9分間のショートムービーである。
 主人公は若き日のルーカスで、南カリフォルニア大学の卒業課題の脚本に頭を悩ませている。学生寮のルームメイトはオビワンを彷彿とさせる人物で、隣室の傲慢な学生は黒尽くめの大男で気管支を患っているらしくて“妙な呼吸音”だったりする。ノッポとチビの学生は出て来るし(C3PO&R2-D2)、異様に太った学生が美女をはべらせていたり(ジャバ・ザ・ハット)、課題を見てくれる教授は妙なスープをすすりながら禅問答のような会話をしかけてくる(ヨーダ)。
 そして、恋におちる相手は、左右にグルグル巻きの団子(?)があるヘア・スタイルの女性で、しかも学生運動のリーダーだったりして(レイア姫)。
 そういう要素を散りばめながらも、青春ストーリーの一場面をうまく切り取ったような構成になっているし、(合理的説明は無いものの)意外なオチが用意されていたりする。
 実際、この作品はスピルバーグ経由でルーカス本人の目にも止まって、監督のジョー・ナスバウムに激励の手紙を送っている。

 最近観たのは『ファンボーイズ(FANBOYS)』。何と、4人組のファンがエピソード1『ファントムメナス』の公開前に、スカイウォーカーランチから完成フィルムを盗んでいち早く見ようという、ちょっとヤバい話なのだが、メンバーの1人が末期ガンで、公開まで命がもたないだろうという前提となる設定があった。
 メインの4人組はもちろん熱狂的なスターウォーズファンで、トレッキー(スタートレックのファン)を敵対視…というよりバカにしている。
 が、スカイウォーカーランチ侵入への貴重な情報を与えてくれる人物をウィリアム・シャートナー…つまり、スタトレのカーク船長がシャートナー“本人役”で演じているあたりが何とも楽しい。
 さらに、レイアを演じたキャリー・フィッシャーも出演し、名物シーンのパロディをやってくれている。
 ランド・カルリシアン役のビリー・ディー・ウィリアムズも出てるし、イウォークまで登場。
 スカイウォーカーランチの警備員の1人は、ダースモール役のレイパークで、当然のことながらダースモールをイメージさせるアクションを見せてくれる。
 音源はすべてスカイウォーカー・サウンドのライブラリを使うことができたらしい。劇中車のクラクションの音なんて、チューバッカの叫び声だし。
 低予算(400万ドル程度らしい)ゆえの限界やら、主役たちがやたらと下ネタに走るのはちょっと残念だが、けっこう楽しめる作品だった。「スターウォーズ愛」にもあふれている。


 だが、しか~し。
 個人的に(爆笑モノではないが)最も面白かったのは、『エピソード2/クローンの攻撃』の特典DVDに入っていた『“R2-D2:ドームの中の素顔”』かな。
 これは、R2-D2を“メカ仕掛けの造型物”でも“ケニー・ベイカーが入っているドロイド・スーツ”でもなく、「俳優」として扱っているパロディなんである。『スターウォーズ』の最初の三部作で抜擢(アリゾナで演劇を学んでいたらしい)されて売れたは良いが、その後は俳優として恵まれず、酒に溺れる日々だったのだが…みたいな。
 しかもそのあたりの証言は、ジョージ・ルーカス、キャスティングのロビン・ガーランド、サウンドデザイン&編集のベン・ハート、メイス・ウィドウ役の俳優サミュエル・L・ジャクソン、フランシス・コッポラ、スティーブン・スピルバーグ、レイア姫役のキャリー・フィッシャー、(相方である)C3PO役のアンソニー・ダニエルズ、オスカー受賞俳優のリチャード・ドレイファス、オビワン役のユアン・マクレガー、スタント・コーディネーターのニック・ジラード、パドメ役のナタリー・ポートマン、アナキン役のヘイデン・クリステンセン…この人たちがまた、大真面目でR2の“人となり(?)”を語っている。
 この6分の映像で、出演者のギャラを考えたら大変な金額になるのではないか。
 しかし、さすがは本家。視点が他のパロディとは大いに異なる。


 ただ、いずれのパロディも「バカバカしいことを楽しみながら一生懸命(お金もかけて)やっちゃおう」というエンターテインメントに対する姿勢は一致しているような気がする。
 そして、それがまた作品なり創作態度として認められている文化なんでしょうな。

 
 我々もどうせパロディをやるなら本家に認められるような、良質の作品にしたいものである。
 ただ、本家がパロディにしたくなるような作品を作ってくれないことにはハナシにならない。

 頑張れ、ウルトラ!