音楽やりたい(自分の音楽の原点と変遷の話ー電子工作とか楽器演奏とかの追加の話) | 貯え 小道具 興味ない?

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2022-11-26の記事(「自分の音楽の原点と変遷の話」)から始まる自分の音楽との付き合いの記事を書いたことがあります。この記事では、突き詰めて考えると「ピーター・ポール&マリー(PPM)」が原点なのかな?と思っているという話で終わりました。ただ、中学生当時にPP&Mを聴いていたというわけではありません。中学生時代は冨田勲さんの作品をよく聴いていました。高校時代は主にオフコースの綺麗なハーモニーに憧れていたというのが実体験でした。この時期を振り返った記事が、2022-11-27の「自分の音楽の原点と変遷の話(その2)」でした。このどちらの記事も音楽を「聴くこと」について振り返った記事でした。「演奏する」ことに関しては、高校3年生の時に親が買ってくれたKORG M S-20と言うモノフォニック・シンセサイザーで人の声やピアノの音色を作ってみたのが始まりでした。その頃聴いていたオフコースの「眠れぬ夜」のイントロをこのシンセサイザーで弾いてみたりもしてました。

 

「シンセサイザー」との関わりについては、2022-12-03の「自分の音楽の原点と変遷の話(シンセサイザーについて)」にざっと書いています。(意味はないかもしれませんが)自己分析すると今の時代なら珍しくないシンセサイザーですが、触り始めた1970年代中頃はまだかなり高価なものでモノフォニックからポリフォニックへの変遷の時期で引用記事でも触れたYamahaの「DX-7」が発売されてからデジタルシンセがアマチュアでも手に入れやすい価格帯で発売される様になった時期でした。

 

自分では電子回路などに興味を持ちやっと出始めたマイコン(PC-8001、Apple //など)を扱いながら情報工学を勉強していた時代なので、本来の(ミュージック)シンセサイザーの用途というのは楽器なのですが、自分の中では「作りたい」の方が優先されてた気がします。この音楽と情報関連(PC)の接点になっていて手に入れたのが「X68000」と言うPCで、2022-12-09 に記事にした「X68000のサウンド機能を振り返りつつ、FM音源シンセも考える」でちょっと当時を振り返りました。この「チップの」シンセサイザー(ハードウェア)は根強い人気もありますが、SHARPの実機は販売終了になっているので、一先ず終わりました。ただ「ソフトウェアで再現する(エミュレーション)と言う手法があるので、X68000をPCの中で実現することは続いているし、実際これに手を付けました(2022-12-10 に記事にした「M1 MacでXEiJ(Java版 X68000 エミュレータ)の起動」など)。流れとしては過去にハードウェアだったものがPCなどの技術の向上の結果、かなりのことがソフトウェアだけでできる様になったと思います。実際、最近の状況としては「X68000 z」が開発、販売されました(「35年を遡る(X68000)」、「X68000 Zを登録しました」)。このミニPCも実体はX68000のソフトウェアエミュレーションでできているらしいです。こうなってくると以前は半田ごてを持ってやっていた作業をやらずに済む様になってきて、どんどんソフトウェアスキルが必要になってきたと感じていました。

 

「シンセサイザー作りたい」については、思い始めて手を付けましたが完成したものはありません。高校生を過ぎてから電子部品を買い集めてプリント基板の作成でつまづきましたが、手をつけたのが最初でした。一旦これを諦めたのですが、FM音源チップを手に入れてApple //に組み込もうとしたりしてました。これは学生時代の後半で忙しくなり完成しませんでした。その後は長く手をつけていませんでしたが、2015-07-22に記事にした「Arduino+eVY1シールド+USBホストシールド+LCD」が「ハードウェア仕様」の出来上がりだと思います。ソフトウェア作りが必要なのですがProcessing(言語)(linkはWikipedia)で簡単なテストをしたところ(「童謡「カエルの合唱」のこと」)で止まっています。(参考:「Processingで音楽と同期するデジタルアートを作ってみた。できることも紹介」)

 

この時期以降は主にMacを使った作業に充てる時間が増えてソフト作りは中断してしまいました。ただ「FM音源」は楽器として「DX-7 //」の中古は入手してありハードケースで保管してありますし、主にMacでDTMにも手を付けました。MacのDTMは2016-09-24に記事にした「macOS SierraでLogic Express 9」が多分近年の着手の始まりです。Classic Macの時代はソフトウエアMIDI音源とそのシーケンスソフトウェアを僅かですが使いました。もっともMac OS X以降はGarageBandが標準で使えるので、ソフトウェアの機材は手元にあります。

 

楽器演奏に関しては学生時代の最後の頃に友人と一緒にエレクトーンのレッスンを受けたのが始まりですが、エレクトーンの入手が難しかったのと、社会人になって直ぐは仕事が忙しく親にもなったので自分が楽器練習するのは難しくなりました。ただ前から興味を持っていた楽器演奏の練習はなんとかできないかと、色々な意味で落ち着いてきて、生まれた街に住み直してからピアノのレッスンを1年受けました。この時はバイエルをやりました。機材も小型の電子ピアノなら所有することもできると思い1台入手もしました。その1年以降はレッスンはしていません。

 

辞めたくはなかったのですがレッスンを続けることができなくなってからは、PCはあるのでDTMと言う手立てで音楽を楽しみたいと思う様になりました。DTMをするにしても少し楽器が演奏できれば、MIDIを利用して楽器を繋いで演奏させるという方法があります。これができればGarageBandなどと連携をすれば音楽作りはできます(DAWだけで音楽を楽しむ方法も少しですがやってみました)。なので今は殆ど鍵盤楽器も演奏はできません。そして多分、楽器の演奏ができないためだと思っていますが、PC含めた機材はあるのですが自分でDTMをするとなるとちょっと手間のかかるやり方になってしまいます。ただ、どんな方法でDTMできるかは試行錯誤しています。2022-12-11に考察した「楽器を使わないDTM」や、2021-12-17の記事「「プリントミュージック2014」でDAWを使わずDTM」をやっていました。この楽しみ方はソフトウェアのトラブルや販売終了などがありソフトウェアを変更する必要が出てきて、MuseScoreとFinaleを行き来しながら使っていました。MuseScoreもバージョン更新があり少し覚え始めたところで苦労しました(2022-01-06 に記事にした「MuseScoreのバージョン違い」)。使い方はオンラインの取扱説明は充実していますが、他に辞書的な書籍として

 

も入手しました。

 

また、欲張りなのかもしれないのですが、「音」、「音楽」とプログラミングを組み合わせてやれれば良いなと思っています(2014-09-09に記事にした「音源のプログラミング」が取り掛かり)。 そういう用途向けのプログラミング言語では Processingがあります。初めてProcessingを知った頃に着手したのは上に書いた「eVY1シールド」での取り組みだったと思います。他に試したことのある方法では音色作り、ソフトウェアでのシンセサイザー作成寄りのやり方なら「Pure Data」があります(MacでのPureDataとSuperCollider)。

 

 

ただこういう領域はマイナーなので、ネットでも情報収集はやや難しいです。なので「どの方法でどこまでできる」は書籍を入手してみるとか無料でダウンロードできるものを実際に触って試すことになります。Pure Dataは音の理屈を知らないと使えません。そういう点で少しばかり音楽の理屈なども多少は調べたりしてきました。また実際にプログラミング言語を使う作業もやったことはあります。(「音楽プログラミングを始めました。」、「サウンドプログラミング準備編その2」)

 

他のテーマのプログラミングもあれこれと手をつけてはきましたが、今回記事に引用した過去記事は蔵書も参考にしながら改めて「音」、「音楽」にも時間を充てたいと思います。