step陸上店スタッフブログ
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注目の駅伝シューズ

こんにちは!

ステップ 陸上本店の石澤です。
涼しい風が吹き始め、そろそろ駅伝にむけて
緊張感が出てくるタイミングかと思います。

駅伝シューズも薄底から厚底文化が定着し、
店頭でもカーボンシューズの問い合わせが多く寄せられます。

昨年はナイキの1強!

今年はどうなるかというと・・・。
今の所
1位 Nike ヴェイパーフライNEXT%2
2位 Nike アルファフライNEXT%
3位 ASICS メタスピードスカイ
4位 adidas アディオスプロ2
5位 ASICS メタスピードエッジ
6位 NB フューエルセルRCエリート
こんな感じ。

店頭では
「今、アルファ履いているけどヴェイパーの方が良いかな?」
「今、ヴェイパー履いているけど、アルファに挑戦してみようかな?」
「今、ナイキを履いているけど、アシックスに挑戦したい」
「adidasも挑戦してみたいな・・・」
みたいな声が多数。

先日から
社内でもざわつき始めていますが
今年のラインナップで一番すごいのって
「アディゼロプライムX!!」じゃない??
かと…。


このシューズのキャッチフレーズは
「ルールブックにとらわれず・・・未来のテクノロジーが・・・」
みたいに感じになっています。

ルールブックにとらわれずというのは、
「ロードのシューズ厚み40mm以内のルールではなく、ソールの厚みが50mmありますよー」という意味で、反則になりますよーってことだと思われます。
実際に先日ウィーンマラソンで失格になっています。

そう!危険なシューズなんです。

なんとなくレースでつかったらダメなんでしょ?
だれが履くねん!
みたいな位置づけになってますが、、、





これをちゃんと見ておいてほしいのですが、
駅伝は厚みの計測はありません。

駅伝は公認記録がないため(WAに申請する競技で無い)

厚みは関係ないって介錯になります。

気をつけないといけないのは、
大会競技ルール(ローカルルールが採用される)そこに40mm以内じゃないとダメ!
と書かれたらアウトですが、

ほとんどの大会は、「日本陸連のルールを採用して行われる。」
「日本陸連はWAのルールを採用して行われる。」
と記載されます。
厚さ厚さってイメージづけされていますが、
そもそも、駅伝に厚さのルールなんかないってことになります。

すなわち
「駅伝は40mm以上の厚底でせめろ!!」
こんなキャッチフレーズ!ありですね。

「アディゼロプライムX」爆発的な人気が出そうな予感。

やばいぞ!このシューズ。


商品コンセプト

こんにちは!
ステップ陸上本店
石澤です。

自分で言うのもなんですが、今日は凄ーくタメになりそうな話。

先日も触れましたが、私、この数年は商品に感動する事がなく無関心でした。
だれが企画したのか?誰の為に作ったのか?どんな売り方をしていくのか?
実際に自分で開発に携わることもなかったので客観的にみていました。

先週ぐらいから、商品を見直して現状の把握をしているのですが、正直ここまでひどくなっていると思いませんでした。
点で見れば、良いところも悪いところも見えてきますが・・・
ターゲットがぐちゃぐちゃになっちゃっているような気がします。

基本、商品企画や開発者というのは、
ターゲットを明確にしてモノづくりが始まります。
ターゲットというのは細かければ細かいほどニーズに合わせられるものだと考えます。


長距離で例えれば
男女でも違うし、年齢層によっても変わりますし、
フォームやスタイルによっても、足のカタチによっても変わります。
当然ながら体重や筋力、走るペースによっても違います。

専門店の販売員というのは、エンドユーザーに作り手の想いを伝えられるポジションなわけです。

でも最近ってどっかで情報が曲げられちゃって、曲がった情報のまま商品がエンドユーザーにわたって、ターゲット層がズレた人からダメなヒアリングを受ける場合がある。

最近はどこのスポーツ店でも陸上やランニングの商品を扱うようになりましたし、
YoutubeとかSNSとかでも、誰?って人が商品の評価をしたりとか、
メーカーの台本丸読みするような、突っ込みどころ満載の情報が飛びかっているような気がしております。


ほんとに今更で申し訳ないのですが・・・
昨日陸上本店にも
NBの5280が入荷いたしました。

それまで限定発売とかで騒がれていたのは知っていましたが・・・実際に自分で売ることはなかったのであまり興味が無かったというか・・・そんなレベルでした。
イメージでは
カーボンシューズでスピード出しやすい構造ぐらいの情報量です。

でもよくよく調べてみたら
「5280」の名前の由来が
1マイル(約1600M)をフィート換算したのが「5280」
ターゲットは短い距離での高速レースを想定した
って書いてある

私が言いたいことはこういう事。

つまりはこのシューズ自体は
マラソン用に作られたわけではなく、ハーフマラソンや10Kがメインターゲットではないということ。
5280フィートですから

1マイルのレースは、ほとんどないから
1500Mぐらいが一番近い種目になるわけですから
(ロードなのかトラックなのかも重要ですが・・・)

マラソンランナーの評価なんか良いわけがない笑

1500M用としてみればシューズもよく見えてきますね!
ブレないようにラストも狭くする必要がありますし、グリップもつける必要もありますし、
これぐらいのライド感もだす必要がある。
焦点はマラソン用としてどうなのか?ではなく
1500M用として、スパイクと比較してどうなのか?にならなければいけないんですよね・・・。

売り方も勧め方もズレてない?と思うのは私だけでしょうか?

NBショップで1500用のシューズ売ってるわけですから、マニアックすぎますよね(笑)

中距離スパイクの隣に陳列する、もしくは薄底のマラシューの隣に陳列するのが答えでしょう

5280を例にとって表現しましたが、
こんなことが最近多すぎるんです。

adidasに関しては
アディゼロ⇒アディダスゼロからの挑戦が名前の由来で魅了してきたのに
いつの間にか
ロスがゼロとか、スピードをイメージさせたモデルがアディゼロとか言い出し、
今はどんなこだわりがあるんでしょうね

またアディオスにもどってしまうんでしょうか・・・。
JAPANももはやJAPANじゃないしな・・・。

私の目からみて、今シューズの9割が本来のコンセプト曲がっちゃてるんですよ。

そのあたりは販売する側の立場としても、責任を感じています。

少しずつ整理していきますね!

ルール改正のお話

こんばんは!
ステップ陸上本店 石澤です。

昨年のちょうど今ぐらいの時期から
「WAのルール改正」がいきなり発表されました。

新ルールばかりにスポットが当たりましたが、
では今まではどんなルールだったのか?
それを知っていた人も少なかったような気がしますが、
今までも細かい意味不明のルールはたくさんありました。

今でも忘れませんが、
ステップに入社して陸上店に配属され、メーカーのテストみたいなのがあったんですが
その中の問題に
「スパイクのピンの根本の直径は何ミリ以上にしなければいけないか?」
ってのがあって
「え!考えたこともない・・・」と
レベルの違いを痛感させられた記憶があります(汗)

が、そんなルールを守っていたのか、いなかったのか。
アウト!ってスパイクもたくさん売られていましたし、
グレーな商品はほとんどで、あんまり口うるさく言われたとこは見たことがありませんでした。

ただ、今回はなぜか
厚みの問題に始まり、この問題が急浮上・・・。

まー長距離は良いですよ別に。

とばっちりを食らったのが短距離スパイクとか、フィールドスパイクですよね。
WAが定める
「各種目で対応可 不可チャート 何回変わるの?」ってぐらい変わりました。
特にフィールドはひどかったですよね。
全部アウトにさせられて、履けるスパイクがこの世に存在しない・・・って期間もありました。

特にメーカー泣かせになったルールの一文が
「踵の厚さより、つま先が厚くなってはいけない」
この解釈。
厚みというのはミッドソールの事?
プレートの厚みも含む?
どうやって厚みを計測するの?
とか。
いろいろありました。

だいたい幅跳びのスパイクなんか、そんな構造でスパイク作ったら
10回跳んだら、プレート歪むわ!というレベルになっちゃいます。
それぐらいわけのわからないルールを押し付けられたのが新ルールでした。
我々も困りましたね・・・
使用禁止ってなってるけど、売っていいのか?悪いのか?みたいな。
訂正訂正でだいぶ使用OKってなったモデルが増えてきましたが、
まだまだ曖昧な商品もあります。

ってことで、WAに振り回されて
当時のルールに適用させた構造に改良しちゃったメーカーもあります。(笑)
2021年のスパイクは
そういうさりげないところ見てあげてほしいですね!

というか、だれがルールを把握してジャッジできるんでしょうね?

足形別注も医師の診断書が未だに必要なわけで、
シューズ見て足型にしてる、していないを判断できる人います?

愚痴をたくさん書いてしまいましたが・・・

本日のポイントです。
私からのアドバイスです。
新商品はよく見えがちですが、実は旧作の方が競技のパフォーマンスを上げられるってこと
ありますからね。
特に競技能力の高い人は感覚が大切にする人が多いので、
そのあたりこだわって選択してみてください。



ミズノスパイク

こんばんは!
ステップ陸上本店石澤です。

しばらくお休みしておりました陸上競技スパイクですが、
そろそろ石澤も本格的に参戦していきます!

2021年のオールウェザー専用のスパイクをリードしていくのはMIZUNOになりそうです。
その中でも注目されているのが
エックスシリーズ

※エックスブラストエリート
※エックスレーザーエリート
※エックスブラストネクスト
※エックスレーザーネクスト
この4つです。

その前に2020年までのおさらいをしていきましょう!!
2020までのMIZUNOさんのスパイクは2つのアプローチをしておりました。
色んな表現ありますが
つま先接地向け⇔フラット接地向け
階段駆け上りタイプ⇔階段駆け下りタイプ
1軸⇔2軸
Aタイプ⇔Bタイプ (4スタンス)
等の表現が使われることが多いかと思います。

つま先接地タイプ提案商品が
○クロノインクス 
○ジオスプリント

フラット接地タイプ提案商品が
○クロノオニキス
○ジオサイレンサー

主にこの2パターンで会話をしていました。

これが2021年はどう変わるかと言いますと
フラット接地タイプのコンセプトが除外され
つま先接地タイプの縦ラインの選択肢を増やした!ということになります。

エックスシリーズだけで言えば2パターンだけになりますが、インクスも含めて表現すると・・・

エックスブラストエリート ⇒クロノインクス ⇒エックスレーザーエリート
イメージとしてはこの順番の縦ラインです。

クロノインクスを履かれている方が多いと思いますので
インクスを中心に表現すると
インクスよりプレートを硬くしているのがエックスブラストエリート
インクスよりプレートを柔らかくしているのがエックスレーザーエリート

つまりは・・・
ブラストがショートスプリント向け 
レーザーがロングスプリント向け
こんなマトリックスになります。

ネクストに関してはこれらのテイクダウンの位置づけです。
が!!!このあたりがマトリックス通りにならないのがうまくいかないところ・・・。
まだ実商品の発売がされていないので、現物が出来上がってこないと何とも言えないところではありますが、
アッパーの構造上たぶん一番硬くなっちゃうのがブラストネクストになっちゃうんですかね・・・。たぶん。

ということで、2021年のスパイクに関しては
言わゆる (つま先接地 階段駆け上り方 1軸の走り Aタイプ)で表現される方は
選択肢の幅が広がってうらやましい限りです。

その逆の人はインラインでは
そのようなコンセプトで作られているのはアシックスのジェットスプリントだけになりますので
ジェットスプリントを買うか、スペクトラのマッハプレートで作るか、
2020年の売れ残りのオニキスやサイレンサーを探すか ってことになります。


でも、店頭でお客さんと会話していると
「フラット」っていうフレーズが結構出てくるんですけど、
フラットコンセプトのスパイクが廃盤になっていくということは売れにくい(需要が無かった)
ということなので
たぶん言葉だけが先行してたということなんでしょうね・・・。

そもそもいつから「フラット接地」という言葉が出始めたのか
是非歴史を振り返ってみてください。

2021年はどこかのタイミングでスパイクを語ろう会を開催しますよ


1991

こんばんは!
ステップ陸上本店 石澤です。

大学共通テストの数学1aの問題で
100Mのストライドとピッチの問題が出されたらしいですが・・・。
うぅーーーーーん
数式がまったくわからない(笑)

年一回ぐらいのタイミングで
1991年の東京世界陸上がめっちゃ見たくなることがあります。
(最近はYoutubeでアップされているのですごくありがたい)

もう30年も前の大会になりますが、
やはり小さいときの憧れの陸上選手であるカールルイスが100Mで世界新記録をだす瞬間
幅跳びの「ルイスVSパウエル」
このシーンは何度見ても鳥肌が立ちます。

思い起こせば、私が一番最初に陸上spikeに魅了されたのは
ミズノ製のカールルイスのスパイク!
衝撃的でしたね!
軽い!
ピンがプスチック!
3回履いたらピンが折れる!とか(笑)
記憶があいまいなのですが、ドキュメント番組でスパイク開発秘話みたいなのがあって
この話もまた好き!

というか、当時のアディダスのスパイクはめちゃめちゃレベル高いですね!
アシックス、ミズノの日本メーカーのスパイクを
海外の選手がたくさん履いて活躍している姿もなんかうれしい。

気になってしまったのは
カールルイスの幅跳びスパイクの2列配列。
まだ1回も見たことないけど、
何処かに眠ってないかな・・・・。


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