ルール改正のお話
こんばんは!
ステップ陸上本店 石澤です。
昨年のちょうど今ぐらいの時期から
「WAのルール改正」がいきなり発表されました。
新ルールばかりにスポットが当たりましたが、
では今まではどんなルールだったのか?
それを知っていた人も少なかったような気がしますが、
今までも細かい意味不明のルールはたくさんありました。
今でも忘れませんが、
ステップに入社して陸上店に配属され、メーカーのテストみたいなのがあったんですが
その中の問題に
「スパイクのピンの根本の直径は何ミリ以上にしなければいけないか?」
ってのがあって
「え!考えたこともない・・・」と
レベルの違いを痛感させられた記憶があります(汗)
が、そんなルールを守っていたのか、いなかったのか。
アウト!ってスパイクもたくさん売られていましたし、
グレーな商品はほとんどで、あんまり口うるさく言われたとこは見たことがありませんでした。
ただ、今回はなぜか
厚みの問題に始まり、この問題が急浮上・・・。
まー長距離は良いですよ別に。
とばっちりを食らったのが短距離スパイクとか、フィールドスパイクですよね。
WAが定める
「各種目で対応可 不可チャート 何回変わるの?」ってぐらい変わりました。
特にフィールドはひどかったですよね。
全部アウトにさせられて、履けるスパイクがこの世に存在しない・・・って期間もありました。
特にメーカー泣かせになったルールの一文が
「踵の厚さより、つま先が厚くなってはいけない」
この解釈。
厚みというのはミッドソールの事?
プレートの厚みも含む?
どうやって厚みを計測するの?
とか。
いろいろありました。
だいたい幅跳びのスパイクなんか、そんな構造でスパイク作ったら
10回跳んだら、プレート歪むわ!というレベルになっちゃいます。
それぐらいわけのわからないルールを押し付けられたのが新ルールでした。
我々も困りましたね・・・
使用禁止ってなってるけど、売っていいのか?悪いのか?みたいな。
訂正訂正でだいぶ使用OKってなったモデルが増えてきましたが、
まだまだ曖昧な商品もあります。
ってことで、WAに振り回されて
当時のルールに適用させた構造に改良しちゃったメーカーもあります。(笑)
2021年のスパイクは
そういうさりげないところ見てあげてほしいですね!
というか、だれがルールを把握してジャッジできるんでしょうね?
足形別注も医師の診断書が未だに必要なわけで、
シューズ見て足型にしてる、していないを判断できる人います?
愚痴をたくさん書いてしまいましたが・・・
本日のポイントです。
私からのアドバイスです。
新商品はよく見えがちですが、実は旧作の方が競技のパフォーマンスを上げられるってこと
ありますからね。
特に競技能力の高い人は感覚が大切にする人が多いので、
そのあたりこだわって選択してみてください。