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2020年06月20日 の記事のリライトです。
こんにちは💛 ステップあやです
今日は一つ前の記事で紹介した、運動強迫があって、どんなに苦しくても痛くても止められないSさんのLINEの最後のここの部分について。
↓ ↓
辛いことしてる方が気が楽な気がしてるような気もします
これ、摂食障害の人は悩んでる人が多い考え方の癖だと思うよ~。
名付けて
”楽しちゃダメ思考”。
運動に関してだけじゃなく
食べ方にしても
痩せる太るに関しても
家事
仕事
勉強
就職
進路
家族や友達との人付き合いの仕方
結婚や出産にいたっても
‥‥
人生のあちこちで、その考え方の癖で自分苦しめてること、,,
私もいっぱいあったのよ。
働かざる者食うべからず
成功の裏には苦労がある
誰でもストレスくらいある
とか言う言葉も、人によっては右から左で気にならないひともいるのだろうけど、私は自分の心配症の遺伝子にもひっかかって、それらの言葉を
「そうか、だったら苦しいこと選んでないとダメな人になるんだ」とか、「ストレスだからやめるなんてダメなことなんだ」って、絶対~べき、の情報に変換しちゃって、
だから
体や心が痛くても苦しくても、
減らしたり止めたりしてラクになることが許せなくなり
罪悪感
恐怖
不安
自己否定
無価値感
ていう苦しい感情に支配されるようになっていたのよ。
そう、やらなきゃと思ってることをやれないから辛いのであって、やれば問題なんてないんだと錯覚することもあるけど、実際は、”縛られてる感覚”に苦しんでいるんだ。
あなたの心が弱いからじゃない。
あなたが、だらしない人だから、でもない。
甘えでもない。
むしろ逆。自分に厳しすぎるんだよ。
過激なダイエットできてたとき
過活動が普通だったときがふつうと思って
正常に疲労や食欲感じるようになった自分を
だらけてる といったり、する人の話もよくきくこえれど、それも違うよ。
今まで無理させてきたんだから休ませてあげていいんだ。
動き続けられる超人なんていないの。
と、私に言われてもそう思えないと思うので、ここからは自分で自分と向き合う努力をしてみてほしい。
以下の質問をこれから時間をかけて考えていってね。
①その苦しい考え(~しなければ、~べき)の仕入れ元はどこ?
楽な方選ぶ=ダメ(サボってる)
苦しんでる=いいこと(頑張ってる)
っていう価値観は、いつ、どこで、誰からもらっちゃったんだろ?
*ひとつではなく、複数あると思います。
例えば、親、学校での出来事とか。
さっき書いたように「働かざる者食うべからず」ときいたこと、親がよく歯を食いしばって頑張ってると褒めてくれてた、、なども私はそうだったかな。あとは、そもそも、人にどう思われると思ってるの!みっともない!って、人の目中心の怒られ方してたこともそう。
そのことが良いか悪いかという問題ではなくて、、「私は」~じゃないとだめなんだって受け取った(ネバベキの形で仕入れた)、と自分の捉え方であることを認識するため。
そして、ここからは、自分の○(良いこと、べき、ねば思考)、×(悪いこと、~ではダメ、すべきでない)と「逆」「別」の捉え方を見てゆきます。
②自分の○(~べき、~しなきゃだめ)を「×」とする捉え方を認識する
A なぜ、それをすべき【○】と思っているのか、その理由と
B 逆に自分の○と信じていることの、【×】の側面 (それをすることのデメリット、その「しなきゃ」のために失っているもの、それをすることをダサい、ダメだという人達の存在とその見方)
A なぜ、それをすべき【○】と思っているのか、その理由と
B 逆に自分の○と信じていることの、【×】の側面 (それをすることのデメリット、その「しなきゃ」のために失っているもの、それをすることをダサい、ダメだという人達の存在とその見方)
‥を書きだす。
※食べ物や食べ方、運動については、体の面(栄養、食欲,代謝、ホルモン)面と心の面、両面から書きだしてみてください。
例)
①
私は義務の運動や食事をしなきゃと自分は思っている。
理由は太ることが怖いから。太るのが怖いのはだらしない人、頑張ってない人の証と自分が(他人が)評価を下すと思っているから。
私は野菜を先に食べなきゃダメ、と自分は思っている。
理由は、血糖値の上昇が抑えられるから。
理由は、そうでないと食べ過ぎてしまうと思ってるから。
理由は、よく考えたらわからない。など。
②
A:でも、義務をやることでデメリット、失ってるものもある
(例 その義務をやればちゃんとできた安心感がある一方で、好きなこと、好きな人との時間が楽しめない。学校や職場の人間関係に支障がある。あるいは、その義務のために好きなことも好きな人の時間が楽しめない。義務に追われてやりたいことも分からない。こんなことをし続ける毎日が続くなら人生終わらせてしまいたい気もちになる、など。。
B:でも、あの人にとっては、義務をやることを×(ダメだ、甘えだ、ダサい)という捉え方で人を馬鹿にしているし、また違うあの人は悪いことだとと絶えて自分を責めて悩んでいる。。など
③逆に自分の×(べきでない、してはいけない)を【〇】とする捉え方を認識する
人の評価についても、自分が絶対○と思っていることが貶されていたり、それに悩んでいる人がいたり、、逆に絶対×と思っていることが称賛されていたり、〇も×もなんでそこが気になるのが分からない人がいたり、、という側面も直視していきますが、
A なぜ、それをダメ【×】と思っているのか、その理由と
B 逆に自分が【×】と信じていることの、【〇】の側面
※自分の【×】を許す、あえてすることのメリット(良い面)
※自分の【×】をあえてすることで手に入るもの
※自分の【×】をそれをすることを良い、かっこいい、と捉える人達の存在とその見方)
※自分の【×】をそれをすることを良い、かっこいい、と捉える人達の存在とその見方)
‥を書きだす。
※自分一人ではなかなか、自分の固定観念の中でグルグルしてしまう人は、プロの力を借りて一緒に自分の考えを整理していくことをおススメします。
ただし、↑こう考えてみたらすぐに考えが変わり人生が明かるくなる、などと即効性を求めないこと。
今現在の考えと異なる見方をするので、そういう考え方があるのはわかるけど納得しなかったり、モヤモヤすることも多いと思います。
それなのになぜ、上記のように〇と×を逆さにした見方と向き合うのか。
それは一つの現象を様々な角度から見て、そちらにも〇も×もあることを、淡々と認識することが目的です。
決して、逆にこっちこそが○で×なんだと決めつける目的ではありません。
人の評価についても、自分が絶対○と思っていることが貶されていたり、それに悩んでいる人がいたり、、逆に絶対×と思っていることが称賛されていたり、〇も×もなんでそこが気になるのが分からない人がいたり、、という側面も直視していきますが、
それも「結局のところ別の評価を下すため」ではなく、
自分の中で絶対こうしてないとダメと思ってること(安心になってるけれども苦しみにもなっている〇と×の思い込み)を、曖昧にするためにすぎません。
もう、~べき、べきでないの考えが当たり前になっちゃうと、もう、理由なんて分かなくなってる人も多いとおもうけれど。
ただ、運動休むのは怖いとか
ただ、体重増えることに罪悪感
という自動思考になって、全く目的も意味もなくなってる場合もあるけど、自分が意味も分からず理由もないのに信じてる考えなんだなと違和感感じるのも大切な一歩になります。
物事には、両面がある。
○に見えるものには×の面も必ずある。
×に見えるものには○の面も必ずある。
色んな角度からみるうちに、絶対〇〇すべき、すべきでない、という思いこみがラクになっていきます。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^
自分の考え方で苦しくなってるんだよっていうと、考え方が"ダメ"だからと自分責めちゃう人もいるとおもうのだけど、考え方がダメ、なのでもない。
問題ない人には問題ないし、今苦しんでる人だってその”ねば、べき”の考え方でやってきて成長したことも沢山あったはずなのだから。
ただ、成長重ねた今のあなたにとっては、合わなくなった。だからその生き方、考え方、いまが変え時(緩めどき)だよ。って教えてくれているのが、慢性的に感じている生き辛さであり、摂食障害やうつの症状なのです。
そうすることで、強制的にがんばれなくなる。そうでもしないと苦しい頑張り、やろうやろうとばかりでやめてあげないからだよ。
ということを理解すると、、
もっと頑張らなきゃ、じゃなくて
もっと緩めて、あげていい。
Be free from 常識(正論、思い込み)
ってことなのです。
よかったら私の本も、「〇も×もどちらもないから、どっちでも大丈夫」という柔軟な思考を作る「大丈夫の証拠集め」の一環としてお使いください。
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