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おはようございます。ステップあやです。

 

 
 
昨日の記事のことなんだけどさ、つまり、あの記事に書いた一連の様子は、拒食の要素、のことだよ。
 
拒食の要素というのは、食べないって意味じゃなくて昨日書いたような心の症状=拒食脳のことをいう。
 
つまり、拒食脳というのは、食行動に関わらず、食と体重(体型)をコントロールすることで、恐怖や不安から逃れられる”気がする”心”と、それによる食と体重のとらわれ感”のこと。
 
 
その理解の上で、次の画像のメッセージが今日のテーマ。
 
 
 
 
過食をコントとロールすることばかり考えてるときは全く、正反対のことを考えてると思う。拒食に戻れるものなら(なれるものなら)そうなりたい、とかって思うしやろうとするし。
 
そいうときって、食症状って言ったら「過食」のことだけで、拒食やオルトレキシアの縛られ感は「うまくいってる」と思っていてどんなにそのために失うものがあってもそれも「食症状」だと思わない。
 
 
けど、本当は過食を治す=拒食脳を治す、ってことなんだ。というか、拒食脳をそのままに過食だけ治すって、メカニズム的に無理なんさ。
 
なぜなら、、というのは、過食の症状がなぜ起こるのか、簡単に復習してみることで見えてくると思うので、ざっと書いてみるよ。
 
 
<過食を3方向から考える>
 
①体の過食
=ダイエットの反動、拒食の反動。
 
拒食って食べないだけじゃなくて、超低カロリーダイエット、炭水化物や脂質を自分にとって抜きすぎるダイエット、野菜やこんにゃくだけのダイエットもそう。人口甘味料の常用多用でも体の過食は生じる。
 
この「体の過食」は心に問題があってもなくても関係なく、その人にとっての低栄養状態だったり、満腹中枢を狂わせる食べ方をしていれば誰でも起こります。
 
ひとつひとつの詳細は、私の本の栄養関連の説明の部分か、このブログのリンク集1に入れている記事をどうぞ。
 
 
②頭の過食(単にストレス過食と呼ぶことも。)
 
こう食べちゃダメ!こう食べなくちゃダメ!という、食べ物の禁止、食べ方の禁止のストレスで生じる衝動。服がきつくなった!太った!などでスイッチ入る過食もそれ。
 
体には何処にもスイッチなんかないんだけど(当たり前)、「禁止の思考」があるから『ストレス』が生まれて、それがスイッチになる。
 
*ストレスと”食欲”の体の仕組み的な説明も、栄養やホルモンの面から私の本やブログの初期で説明しています。
 
 
③心の過食(食や体重無関係のストレスによる過食)
 
生きづらさ=”慢性化したネガティブな感情を一瞬でも感じないですむ感覚を衝動的に求めての過食のこと。
②と合わせて単にストレス過食ということも。
 
アルコール依存や薬物依存の人も、キャパ超える”生きづらさ”があって、しかもそれをどう解決していいかもわからなくて、生活全体で見たら依存対象に頼っても余計に辛くなるとわかっているのに、それ使ったときのホワンとした感じでツライことが曖昧になる感覚を渇望する、コントロールできない衝動が生まれる。
 
心の過食はそれと同様で、依存対象が物質ではなく「食べ物の詰め込み作業」なのが違い。
 
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こう考えると、過食を止めるには”拒食”を治す必要がある。過食onlyの人も同じこと、なんだって、伝わるかなあ?
 
 
①の体の過食は拒食治すことなんだなってわかりやすいと思う。
 
でも、自分は拒食なんかしてなくて、毎日、朝昼晩と過食ばかりしてる人も、「過食時以外は」①に例をあげたような拒食的な食べ方やってることが多いよ。過食してるから拒食してない、じゃないんだよ、拒食してるから過食が止まらなくなっている、ということに気づくことが、まず最初の一歩。
 
*過食時以外の食事を、普通に(インスタントヌードルだけとかお菓子だけとか野菜だけとか偏らず)食べてる人はここは自分は大丈夫と考えてok.

 

 
②の頭の過食もさ、何がそんなに禁止作らせているかと考えたら、今日の冒頭で説明した意味での”拒食脳”がそうさせてるんだよね。「太ることが怖い」「太ったら恐ろしいことになる」って。
 
だからここもやっぱり、
過食を治す=拒食脳を治すだよね。
 
 
③の生きづらさの過食なんかはもろ、拒食脳を治すこととほぼ一緒。
 
ダイエット云々以前に、生きるうえでキャパ越えのストレスを感じているのが「当たり前」になっていて(当たり前になりすぎて本人も気づいていない場合が多い)
 
 ↓↓
 
そのストレスが、
 
●”痩せることで解決(できる気がする)”という拒食心に向かうか、
or/and
●”食べ物を詰め込んで、本来のストレスが曖昧になる感覚”にむかうか。
 
の違いだから。
 
どっちにしても、「生きづらさ」を「生きやすさ」に変えていく必要があるという意味で、過食を治す=拒食脳を治す、なんですね。
 
どうやって治すのかって、一言でなんて言えないけど、無理やりココで書くとすれば、
 
●まずは当たりまえになっていた”生きづらさ”の存在にまずは気づき、●生きづらさを作る”思考の癖”と、それとはまったく別の考え方を知り、●心が変わらないまま”行動”を変えていくことで、「心が変わる」。その一連の作業をコツコツこつこつ重ねていくことが、③の治し方、と言えると思います。
 
 
*詳細はblogの記事一覧から「テーマ一別」を選び、「生きづらさ」「対人関係」などのカテゴリに入れている記事がそれです。主要記事一覧はblog各記事トップのメニューバーからリンク集2-心・回復をclickすると心の記事の主要記事がざっと読めます。(パソコンの人は左サイドバーを見るとテーマ一覧が表示されています)。
 
 
そういうわけなので、自分に関係ないと思うところも、なんとなくでも読んでね~っていってます。
 
 
 
’私は拒食だけだから過食の話は関係ない”ってことじゃないし、
 
”私は嘔吐も拒食もないから拒食の話は関係ない”ってことでもないし、
 
”私は過食して痩せたいだけだから、生きづらさの話はどうでもいい”
 
って思って痩せることばっかり頑張ってても「ダイエットそのものが強迫観念というストレス」なので「維持の為に辛い」となったり「ダイエットがストレスで過食になっちゃう」となっちゃうし。
 
 
拒食脳をそのまま持っていても、何らかの”食べるダイエット”で①の体の過食も治って、その食べ方が安心になって②の頭の過食も落ち着いて、一見治った感じになることは、あるとは思うけど、、
 
それだと(拒食脳が変わってないと)、環境の変化や加齢や出産やなどで、どうしても体型コントロールが難しい局面にぶつかったら、また、カムバックしちゃうと思う、、。
 
 
というか、私がそうだったし、今でもそういう人といつも接している。
 
 
 
だから私は、辛い拒食や過食のとげだらけの杖も、それしかない今はそれに頼りながらでいいけど、
 
それに頼らなくても自分を支えられる健康的な杖、探していってほしいとおもうんだよね。
 

今日の記事、ここまでです。
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