今日も昨日の続きです。

 

自分の家庭の具体的なことは書く勇気がなかったんだけど、やっぱり書くことにします。

 

ダークだから引いちゃうかもしれないけど、ごめんなさい。

確かにね、自分ひとりで心のビョーキ治したっていう人もいるよ。

実はね、私の母親も吐いてたの。

 

いつも変なダイエットしてて、

子供の頃から一緒のご飯なんて食べたことなかった。

 

でも、彼女は誰にも言わずに、自力で治したの。

 

悩みがあっても、

私たち家族にも言わず、

じっとこらえて乗り越えた人だった。

 

すごいひとだよ。


でも、私には

そういう治し方はできなかったし、
できたとしても私はたった一人で

乗り越えないでよかったと思ってるんだ。

私も最初の十数年は、

「誰にもばれないうちに一人で治さなくちゃ」

って、たった一人で頑張ってた。

 

もう絶対やらない、

普通に食べるぞって毎回胸にちかって。

 

だけどそれじゃ、

一歩も前に進めないどころか、

ますます悪くなるばかりだった。

 

母は自力で治した人だから、

私が吐いてるのがバレると、

意志が弱いんだ、甘えだって言ってた。

私の父も貧乏からのし上がった人で、

若い頃は会社経営の悩みから一時、

精神不安定になったことがあった。

 

いわゆる欝です。

 

欝は日本のサラリーマンの60%くらいのひとが経験してるって記事もあったし、アメリカでも4人に1人は人生で一度はかかるといわれる一般的な心の病気だから、差別することなんてない。

けれど、

自分で心の病気を治した自信に溢れた母は、
父のコトも「甘えだ」「気の持ちようだ」と

言って突き放してしまったんだ。

でもさ、心の傷の深さなんて

目に見えないものじゃない?

母は自力で治せる種類の

ものだったかもしれないけど、
誰かの手当てが必要なほど

深い傷を負ってる人もいる。 

 

目に見えないだけで

血だらけの心だってあるんだよ。

母も辛かったし頑張ったんだと思うけど

自力で治せた自信ゆえ、

 

自分には分からない苦しみも

世の中にあるってこととか、

人の温かさが一番の

お薬になる心の傷もあるんだってことが、

わからくなっちゃってたんだ。 

だから、父にも私にも

「意志が弱いだけ」「思い込みだ」

って言葉しかでてこなかったの。

それと、母は「世間体」を異常に気にする人だったから、

 

父にも私にも
「人が知ったらどう思うと思ってるの?」

っていい方をしてた。 

 

小さい頃からずっとそうだった。

私の体の痛みよりも、心の痛みよりも、
人からどうみえるかという事だけが

基準で褒められたり、怒られたりしていた。

だから、母が世間で見栄を張れるような

いい子でいなくちゃって頑張ってたし、

そうでないと悲しまれるような

がっかりされるような、

見放されるような気がしていた。 

 

私が死んでも

泣くのはその場だけなんだろうな

って思うようになって、

母の愛情を100%信じるなんてできなかった。

 

私も父も、母にはもちろん、

他の誰にも心を閉ざすようになったよ。

 

家族でもそうなら

 

 

 

他人はもっとそう思うのだろうって

 

 

 

あるときから

父は家に帰らなくなってね。

 

誰といたかなんて知らない。

 

でも、私達子供はまだ小さかったし、

甘えてるって頭ごなしに言われる家に

戻りたくなくなる気持ちも分かるから、

私は父を責める気にはならない。 

 

心が弱ってる時にそっと受け入れてくれる人がいたら、ふらふらそっちいっちゃうのも無理ない気がする。

 

たとえ母を愛していたとしても、いや、愛しているからこそ拒絶されるのが怖くて戻れなくなってしまうってこともあるんじゃないか。

私も家に帰らず、外で一人で過食嘔吐して帰ったり、
過食嘔吐が苦しくなると、それから逃れたいからって好きでもない男とデートして時間潰したりするようになった。

 

偽の優しさであっても、その時の私にはないよりましだと思った。

家族なのに、みんな、心がばらばら。
こういうの、機能不全家族っていうんだって。

壊れていく家庭に、母自身の心もおかしくなっていった。

 

全然幸せじゃないっていつも泣いて、

私たちに当り散らしてた。

ますます、家族が家によりつかなくなった。

心を開けなくなっていった。

私も父も、母が大好きだったんだよ。

 

一番わかってほしかったし、嫌われたくなかったの。

だからこそ、一人で頑張ろうとしてた。

でもね、結局、誰も幸せになれなかったの。

 

家族なのに、支えあえなかった。
自分ひとりで頑張ろうとすればするほど

ドつぼにはまっていった。

そんな風に生きていた母も苦しかったはずなんだ。

人に厳しいように、自分にも厳しかった人だから、全部一人で抱え込んで、一人で泣いていた。

 

だから、苦しすぎて、私たちにも辛く当たってしまったんだと思う。

世間体が一番の関心だったことも、本人も辛かったと思う。

 

自分が病気になって歩けなくなった姿を近所の人に見られるのが恥ずかしいから、退院したくないっていってた。 

 

もう残り少ない人生とわかって、家族で残りの時間を一緒に過ごせればそれでよかったのに。

”私たち家族のコトなんて、大して関心ないような赤の他人にどう思われようと、いつも一緒にいる私たち家族で幸せならそれでいいじゃないか、私たちはお母さんと一緒にいたいんだ”

 

って私がそういったら、母はワンワンないていた。


母は強い人だった。

でも、それゆえに、その人生を閉じる時、

「いい人生だった」って言えなかったの。

 

逆のコト言って泣いていた。
かわいそうなお母さん。 

一人で強くまっすぐに生きようって、ずっと頑張ってきたんだよね。

 

それで乗り越えられることもあったのだろうけど、今考えれば、お母さんのあの態度はお母さんの心のSOSだっんだ。 

 

ホントに辛い時も、ずっとずっとひとりだったんだよね。

 

私も父も辛かったけど、お母さんもその人生、ずっと一人でたたかってきて、ずっと辛かったんだよね。

家族なのに、心はみんなそれぞれ一人ぼっちだった。

 

私も父も母も、苦しすぎて、心を閉ざしすぎて、お互いの気持ちに気付いてあげられなかった。

父の過去にそういう心の苦しみがあった事をしったのも、母が亡くなって暫くしてからだった。

 

私の摂食障害を通して、勇気を出して甘えてみたことがきっかけで、それまでずっとバラバラだった家族が向き合えた。 

だから、残された私たちは、もう二度と家族の歯車が狂わないように、自分にも人にも甘ったれながら生きていくことにしたんだ。

苦しかったら、誰かに寄りかかって泣く。

そしてまた、自分の足で立ち上がる。
それでいいじゃないかって。

 

一生、全力で走りっぱなしじゃなくても、疲

れたら適当にサボって休んで

エネルギー充電したらまた動き出せばいい。

残された父も、寂しくなったら泣きながら私に電話してくるし、
旦那も苦しくなったら私の前で涙を流すことがあるよ。

 

友達もそう。

 

私はそれを受け止めるだけだけど、

そうして彼らもまた立ち上がる。

こんな話があるから、私は甘ったれながら立ち直ってきて良かったと思ってるんだ。

 

とういか、そうじゃなければ

私は立ち直れなかったと思う。
私はもともと自分勝手で優しくない人間だから。

もし自分ひとりで治しちゃってたら、私も今頃、人の事を甘えてるとか意志の問題だとかいって傷つけてたかもしれないし、

 

母みたいに、自分で自分を苦しめて続けて、家族に当り散らして旦那や子供も私や父みたいになってたかもしれないし、幸せじゃない苦しいよっていいながら人生終えることになってたかもしれない。 

勿論、たった一人で頑張ってもそうならない強い人間もいると思う。

 

けど、私はそんな立派な人間じゃないから、自分にも人にも甘えながら、苦しくなったら適当にサボりながら生きていきたい。

そう思うだけで、強く楽しくいられることも多い。

今、いつも人に有難うの気持ちでいっぱいでいられること、家族や友達が甘えてくれることを嬉しく思える気持ちは、自分がそうして立ち直ったからこそだと思うんだ。


こういうの読んで、むかつく人もいるとおもうけど、コレがやっと見つけた私の生き方なの。

 

嫌な気分になったらごめんね。
 
いつもみんなからもらうメール見て思いついたことを書いているので(圧倒的にダイエット中毒、摂食障害の方からが多いので)、最近は最初のほうにかいてたようなダイエット情報を書いてないけど、一応こういう精神論も、ダイエットをダイエットしてる意識なく適当に末永く続けられるようになるための重要なキーだと思ってるので、こういうのも一つのダイエット情報って事で許してください(^^;)



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