1年の始まりに始めたい「7つの習慣」
新年に入り心機一転「新しい事を始めたい」「今年こそ目標を達成したい」と考える方もいらっしゃると思います。そんな時におすすめの本が、 スティーブン・R・コヴィー 著「7つの習慣成功には原則があった」【中古】 7つの習慣 成功には原則があった!/スティーブン・R.コヴィー(著者),ジェームス・スキナー(著者),川西茂(訳者) 【中古】afb楽天市場385円です。原著の初版は30年以上前の1989年ですが、今でも多くの人から愛される、言わずと知れた自己啓発本です。私が「7つの習慣」を最初に知ったのは18歳の時。当時図書館で見つけたのはショーン・コヴィー 著「7つの習慣ティーンズ」【中古】 7つの習慣 ティーンズワークブック(2) 力を合わせて、成功を勝ち取ろう! /ショーンコヴィー【著】,フランクリン・コヴィー・ジャパン【編】 【中古】afb楽天市場200円でした。ショーン氏はスティーブン・R・コヴィー氏のお子さんだと思っていましたが、今回調べてみたところ明確な情報がわかりませんでした。ですが、このティーンズ版で出会った「習慣によって人生を変えられるんだ!」という希望は、社会に出る前の自分をワクワクさせてくれた事を覚えています。今回ご紹介するスティーヴン氏の著書はその原盤。ティーンズ版より7つの習慣について詳しく、じっくり読み込んで実行することができる実用的な内容です。7つの習慣はビジネスで成功したい人から、周囲の人とよりよい関係を築きたい人までどんな人にも有効なもの。スティーヴン氏によると、7つの習慣で得られる成功は単にお金持ちになる、有名になるといった事ではなく、本当に満たされて幸せだと感じる成功。そのためには競争に勝つ、上手く稼ぐといった小手先のテクニックではなく、まず自身の人格を磨く事が必要だと言うことです。第1〜第3の習慣は"私的成功"を収めるステップで(主体的であること・終わりを描くことから始める・最優先事項を優先する)、第4〜第7の習慣が"公的成功"のためのステップ(win-winを考える、まず理解に徹し、そして理解される、シナジーをつくりだす、刃を研ぐ)となります。ぜひ本書を読んで7つの習慣それぞれの意図を理解してから実行してほしいのですが、わたしがまずやってみて手応えを感じているのは第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」です。この第2の習慣ではまず「終わりから考える」という事をします。突然ですが、自分の葬式の日をイメージしてみます。子どもから死んだ自分へどんな言葉をかけてほしいでしょうか?どんな想いを感じますか?「いつも酷いことばかり言われて傷ついた。死んでせいせいした。」と言われたいでしょうか。それとも、「不器用だけどいつも愛情を示そうとしてくれたな」などが聞こえてくるでしょうか。同僚から、パートナーからは…?このように最期に言われたい言葉を考えると、それぞれの役割で、あなたがどんな風に生きたいか、どんな存在でありたいかが、見えてきます。そしてこれからの人生はその"言葉を言われる自分"を目指して生きればいい、という事になります。目指すべき"最期"が見えたら、自分が生きる上で担っている役割別に使命・憲章を決め、それぞれの立場ごとにそう在ろうと意識する事を習慣にします。私の場合、母親として子どもには正直で在る事夫のパートナーとして素直で協力的で在る事職場の一員としては謙虚・発展を掲げる人、保護者としては責任感を、、などと決めました。憲章とは原則や規則、おきてようなものです。無闇に"ポジティブであるべき"というような誰かが言っているからやる、ではなく、自分から発せられた原則なので、辛くなりにくい点もいいなと感じています。また、1つきまりを決めることで、あれこれ悩みかけた時に「原則にただ従おう」とクールになれる点も良かったです。そのほかにもすぐにでも実践したい習慣が具体的に示されているので、一年の始まりのこの1月にぜひ読んでみてはいかがでしょうか。