赤毛のアンの訳者として有名な

村岡花子さん。

N H Kの朝ドラにもなっていましたが、

私は掛川恭子さんという方の翻訳が

読みやすく、しっくりきました。

 

外国語で書かれた本は

翻訳者によってかなり印象が変わりますね。

 

同じ原文であるはずなのに、

翻訳者を通過する過程でお話の感触が

全然変わってくるので、面白いです。

 

「シャーロックホームズ」でも

そう感じたことがありました。

 

移動の途中で手持ち無沙汰になってしまい、

普段と違う書店にぶらっと入り、

シリーズの続きを探したが

いつもの書房の扱いがない。

 

でも有名な書籍は別の書房からも

発刊されてるから、

あるにはある。

 

移動するからここでしか今日は本を買えない。

ええい、これで良いか。

と購入し、いざ読んでみると

やっぱり違う。

こっちのホームズは別人なのか?

と思うほどに読んだ印象が違うのです。

革の質感が鉄の質感に変わった気がしました。

 

やはり、翻訳者によって、

または訳された時代によっても

海外文学の印象はガラリと変わるのでしょうね。

 

そう考えると、赤毛のアンや

シャーロックホームズのような

名作は、世界に幾通りもの

世界観で存在しているといえます。

 

でも、だからこそ、

十人十色、多くの人に愛される

作品になったのかもしれませんね。

 

きっと外国語の原文を

自力で読んでもまたオリジナルの質感が

生まれることでしょう。。

 

そんなことに思いを馳せる

余韻も、

海外文学の面白さかもしれませんね。