萩・明倫学舎/山口県萩市江向 | 沸点36℃

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他愛のない日常と歴史散策、主観

2018年7月15日散策/萩・明倫学舎

2018年夏に散策した時の記事です

久々の萩市
萩といえば城下町なんだけど、この地域って橋本川と松本川に囲まれた三角州に形成された土地なんだね❗

最近気付きました~アセアセ


毛利元就と三人の子供たち
隆元、元春(後の吉川)、隆景(後の小早川)に三本の矢の教えをされている図だね

今回はこの銅像のところにある萩市民館へ用があって


大河ドラマ「西郷どん」トークショーの観覧にキラキラ

島津久光役で出演されてた青木崇高さんを一目見ようと、観覧チケット当選して嬉しいよぉ
♪(*゚∀゚人゚∀゚*)♪


開場までちょっと時間があったので、かつて藩校があった明倫館跡地へお散歩

真っ白な白壁が何処までも続いている塀
広大な敷地を誇るんだけど、たぶん、全国でも屈指の規模なんじゃないかしら
東京ドームも軽く超すんじゃないのかな?

明倫館は、もとは萩城の三の丸にあったんですって
吉田松陰が初めて教壇に立ったのも、きっとそこだよね

毛利敬親が藩主になった時に、村田清風の意見を重視して、一万四千坪の土地を埋め立ててここに明倫館を移したんだって

幕末の時代に反映して、練兵場や大砲演習場なども新設して、西洋の知識や技術も採用されたっていうわ

だから敷地内には江戸時代の遺構が沢山残されているんだね


遺構のひとつにはこの大きな門、南門

廃校後に一度、本願寺萩別院の表門として移築されたらしいんだけど、再び戻ってきたんだって


真ん中の大きな扉が開くのは、藩主が公式行事の際に通るだけで、普段は閉ざされたままなんですって


校舎前には「明倫館碑」と「重建明倫館碑」
6代藩主毛利宗広と13代藩主毛利敬親が建てた石碑で、国の文化財に指定されている


文中の「幕命而」(ばくめいじ)の文字が削られちゃっているね


校舎の屋根にはフランス瓦と立派な鴟尾
この鴟尾を見てオッパが珍しいなぁって呟いていたけれど、学校建築としては珍しい鴟尾らしいよ

ここは孔子だとか孟子だとかの教えがどうちゃらだから、中国風なのかしらね
ごめん、儒教?儒学?よくわからん

あ、「明倫館」の名前の由来って孟子の「皆人倫を明らかにするゆえんなり」という文章からなんですって
人は獣とは違い、人であるゆえんを学ぶって意味らしい


廃校後の明倫館跡に小学校が建てられたんだけど、この校舎ね、つい最近までフツーに授業が行われていたっていうから凄いよね
現在は隣接地に新校舎が建って、そちらで学んでいるんだけど、この木造の旧校舎は4棟中2棟を一般公開しているの

時間が無いから今回は本館のみ見学させていただこう
因みに本館は国の登録文化財だってキラキラ


大きな階段だねぇ
どこかの迎賓館みたいだよ


この廊下は90mもあるんですって
夏には雑巾掛けレースが開催されてたらしい

築80年の古い建物だけど掃除が行き渡っていてピカピカだもんね
ホント、綺麗な校舎なの

今回は行かないけど校舎2号館はアルミサッシだったらしいんだけど、わざわざ木製の建具に取り替えたらしいわ(笑)


本館2階には明倫館時代の歴史が分かりやすく展示、紹介されてたよ

なんだ、この、どデカい赤い位牌はΣ(・ω・ノ)ノ
「木主」っていうらしいんだけど、中国式の位牌みたいなもの?
孔子、顔師、曾子、孟子などの木主だって
「講堂」の扁額と変わらない大きさなんだからどんだけ大きいの、この木主

そっか~明倫館が開校した当初は朱子学が中心だったみたいだからね


そういや明倫小学校では、毎日の朝の会で「松陰先生のことば」を朗唱しているそうですね


あ、そうだ
せっかくの天井を一部ブチ抜いて、天井裏が見れる教室もあったよ

私が見ても全然わからないんだけど、わかる人にはどういう構造なのか興味がそそられるんだろうね


敷地内には、遊泳術や水中騎馬が行われた水練池や、槍や剣道場としての有備館などなど藩校明倫館の遺構が保存、見学も出来るようになっていて、

校舎の2号館は、幕末ミュージアムと世界遺産ビジターセンターとなって開設されていて、後日拝見させていただいたけど、めっちゃ面白かったです



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