音楽相似形ネタ(メジャー編) | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

その他、海外アニメ紹介、無名クラシック音楽紹介など

音楽相似形ネタを、今頃やっと本格的に取り上げる事にしました。

音楽を聴いていると、

「これって、あのメロディに似てるな」

と思うことがよくあります。

そういう人は少なくないようで、ネットで検索してみると、

同じ事を述べている方が結構います。




で、私は、只似ているなと思うだけでは飽き足らず、

組み合わせたら面白いなと思って、

脳内で組み合わせたメロディを流すという事を

よくしておりました。

楽器が弾けたら弾いていたんですけど、弾けないので、

脳内演奏とかアカペラをしていました。

子供の頃にピアノを習っていましたけど、

結局ピアノの腕が身に付かずに終わりました。

ホフナング音楽祭の存在を知るずっと以前の事です。




20歳前後(1992)に某同人誌で『音楽相似形』ネタを披露したんですけど、

全く反響無し。

まあ、略したような書き方だったので、説得力が無かったのかも。

1999年発行の個人誌『とくがくいちねんせい』で、

『音楽相似形』ネタだけではなく、

似た曲同士を組み合わせたパロディ曲の楽譜を掲載。

勿論こちらも反響無し。

やっぱり実際に”音”にしないと説得力無いですよね?

また『音楽相似形』ネタだけではなく、「〇〇はアニソンっぽい」とか

「〇〇は映画音楽っぽい」みたいな事もやっていました。

かなり強引過ぎる指摘もありますが・・・。




以前どこかのエントリーで、

前述の同人誌の『音楽相似形』ネタのページの画像を掲載すると共に、

音楽相似形ネタを披露するとか何とか

書いたような書かないような記憶があるのですが、

たった今作ったばかりなのに何年も前に作ったと偽る事が

可能だったりするので、

その画像を出す事に余り意味が無いと判断しました。

よって、その画像を出しません。

どうしてもご覧になりたい方は、実際に会ってお見せしたい。

それと、その同人誌は、

或る大学の部活動で発行されていた会誌なのですが、

私はそこの大学の学生でも何でも無いのです。

勿論、部外者は書いてはいけないというわけではありません。

現代美術家の松蔭さんも紹介されているし。

でも、その当時その編集長だった人から、

過去の事を余り触れられたく無いような

何だかそういう雰囲気を感じまして、

私自身も、別の文章で今見ると

とても恥ずかしいと思うことを書いていたので、

その意味でも余り人に見せたくないのです。

マイナークラシック音楽の話とか、

音楽相似形の話だけなら見せられます。

そういう複雑な問題があるので、

何という誌名なのか出したくないのです。

でも、会ってちょっと見せる事はできます。




私は音楽相似形のタイトルを、単に『類似曲』とか

よく聴きゃ似てる、この二曲などと名付けていました。

後者のタイトルの由来は、

日曜日のお昼に日本テレビで

スーパージョッキーという番組が当時やっていて、

その番組の出だしで、よく見りゃ似てる、この二人という

週刊文春の顔面相似形と同じ内容のコーナーがやっていたんですね。

スーパージョッキーと言えば、たけし軍団の”ガンバルマン”とか、

”熱湯コマーシャル”で有名ですね。

タモリ倶楽部の『空耳アワー』の影響で

空耳クラシックというタイトルを付けていた可能性もあります。




1993年発行の

『猛毒!クラシック入門』(玉木宏樹:文化創作出版)という毒舌本に、

山田耕筰がシューマンの曲をパクッたのではないか?

という疑惑の噂話が紹介されています。

あかとんぼはシューマンのマイナー曲

ピアノとオーケストラのための序奏とロンド

を盗作したのではないか?という内容なのですが、正確には、

ピアノと管弦楽のための序奏と協奏的アレグロニ短調

(Konzert Allegro mit Introduktion d-moll, op.134)

というタイトルの曲です。

どうして題名が微妙に違ってしまったのかは不明。

http://www.youtube.com/watch?v=pTOMXaU0mDM

http://www.youtube.com/watch?v=NEGa6l-ztUo

確かに、凄い似てるわ!!

聴いていて、思わず笑ってしまいました。




2000年頃だったと思うのですが、

たまたま金曜日のお昼にNHKFMを付けたところ、

渡辺徹と神谷百子だったかな?

その二人がパーソナリティをしていた番組がやっていて、

たまたまその時、音楽相似形の総集編をやっていたんですね。

おしゃべりクラシックという番組で、音楽相似形ネタのタイトルは

よく聴くとあれ?どこか似ているぞコーナーでした。

現在は気ままにクラシックという番組に変わり、

パーソナリティも鈴木大介に代わりましたが、

『よく聴くと・・・』のコーナーはそのまま引き継がれました。

今でもこの番組は続いてるんでしょうか?




山本直純が1967年から5年間『ホフナング音楽祭』の影響を受けて

ウィットコンサートシリーズを行っていたという事を、つい最近知りました。

山本直純フォーエヴァーというタイトルでCD化されているのですが、

クラシックの有名曲と日本の歌などを

メドレー形式で沢山組み合わせたパロディ曲の演奏が主ですけど、

その中には似てる曲同士を組み合わせるといった試みも

勿論行われています。

上手い”変曲”ぶりに「流石だなあ」と感心しました。




本題に移ります。

前述の音楽相似形について紹介した同人誌を参考にしたり、

うっかり忘れていてその同人誌に掲載し損ねたネタを思い出したりしながら、

音楽相似形ネタを披露していきます。

まずは、有名曲編!!




-----------------------------------------------------------------


ユモレスク (ドヴォルジャーク)

雨ふり 北原白秋:中山晋平

雨の慕情 阿久悠:浜 圭介:八代亜紀)

『ユモレスク』と『雨ふり』が似ているとは、

結構思っている人は多いと思います。

私は子供の頃からそれに気付いていて、

ユモレスクのメロディに合わせて雨ふりの詞を歌った事があります。

『雨の慕情』は、確か1980年代に、

小学生の間で大人気になったんですね。

その理由は、メロディが似ているわけではないのですが

『あめあめふれふれ』という詞が同じだからであろうと思います。

『雨の慕情』のふしに合わせて

『雨ふり』の詞を歌うというのが当時流行っていたという記憶があります。


『交響曲ハ長調』第4楽章 (ポール・デュカス)

童謡『うさぎのダンス』 (野口雨情:中山晋平)

ポール・デュカスと言えば、

オーケストラスケルツォ『魔法使いの弟子』で有名ですが、

彼のマイナーな曲『交響曲ハ長調』(1896)は、

フランキストからの影響なのか、

”四七抜き”っぽいメロディが出てきます。

メロディはそんなに似ているというわけでは無いのですが、

ノリや陽気な雰囲気が『うさぎのダンス』に似てるなあと思いました。


『交響曲第8番ト長調』第4楽章中間部 (ドヴォルジャーク)

童謡『ひげじいさん』 作詞不祥:玉山英光

この類似性を指摘する人は多いです。

最初、『ひげじいさん』のタイトルを調べるのに苦労しました。

何故なら、童謡の本を見ても掲載されていないからです!!

何故でしょうか?


ロシアの踊りのトレパーク (チャイコフスキー)

映画『ホームアローン』Holiday Flight ジョン・タウナー・ウィリアムズ

「ロシアの踊りのトレパーク」とは、

バレエ組曲『くるみ割り人形』を構成する曲の一つ

ネット検索してみると、同じ考えの人が何人か出てきました。

露骨に似てますよね?


『交響曲第3番イ短調”スコットランド”』第1楽章 (メンデルスゾーン)

荒城の月 (瀧廉太郎)

冒頭部のもの悲しい雰囲気が、

荒城の月に似てるなと感じてました。

少なくとも10代の頃から。

私は、スコットランド交響曲のフレーズで、

荒城の月の詞を歌ったりした事があります。


『ヴァイオリン協奏曲ニ長調』第1楽章 (チャイコフスキー)

映画『ライトスタッフ』エンディング曲 ビル・コンティ

検索してみたら、かなりの人からの指摘を受けていました。

最初、何と言う名前の映画なのか分からず苦労しました。

何故かというと、テレビか何かで何という曲なのか

一切キャプション無しでよく出てきたりしてたので、

調べようにも手掛かりが掴めなかったのです。

露骨に似すぎているので、作曲ソフトで、

両者を組み合わせたパロディ曲でも作ってやろうかと

ずっと以前から思っています

(時間が無くてなかなか作れないけど)。


『交響曲変ロ長調』第3楽章 (ショーソン)

童謡『ぞうさん』 (まどみちお:團伊玖磨)

これについては既に紹介済み。

ショーソンがメジャーかというとちょっと微妙ですけど、

その割には意外と指摘する人は多かった。

1998年に、『ショーさん』というパロディ曲を作詞編曲し、

その楽譜を個人誌『とくがくいちねんせい』(1999)に掲載しました。


『アルプス交響曲』 (リヒャルト・シュトラウス)

ウルトラセブン (冬木透)

ホルンが高らかにこだまするフレーズです。

これも、結構指摘する人は多いです。


『ワルキューレの騎行』序奏 (ヴァーグナー)

UFO (阿久悠:都倉俊一:ピンクレディ)

序奏同士の雰囲気がちょっと似てる。


『交響曲第9番ホ短調”新世界より”』第4楽章 (ドヴォルジャーク)

映画『ジョーズ』 (ジョン・ウィリアムズ)

「新世界交響曲」の第4楽章冒頭部の「ジャージャンッ」を聴くと、

ジョーズを思い出さずにはいられない。

似てるって言う人は、やっぱり多いですね。


ロマ民謡『汝が友』=『ツィゴイネルワイゼン』中間部 (サラサーテ)

ヴェルムランドの歌 (スウェーデン民謡)

イエスタデイ (レノン=マッカートニー)

イエスタデイのサビ部分と何となく雰囲気が似ている気がしていて、

『ツィゴイネル・ヴェルムランド・イェスタデイ』というタイトルで、

3者を掛け合わせたパロディ曲のアイデアがずっと前からあります。

時間が無くて中々作れませんが。

皮肉な事に『イエスタデイ』作曲のいきさつは、

寝ている時に夢の中で浮かんできたメロディを、

もしかしたら既存の曲かも知れないと思って皆に聴かせたけど、

誰も知らないというので自分のオリジナル曲だと認識した、

というものです。

ツィゴイネルワイゼン(ツィゴイナーヴァイゼン)の中間部は、

『汝が友』(Csak egy szép lány van a Világon)

というハンガリーロマの民謡から

取られています。

”汝が友”というタイトルは、原題通りなんですかね?

訳詞者の近藤朔風は、

きちんとした訳詞を心掛けていたという様な感じで

Wikipediaで紹介されていますけど・・・。


弦楽四重奏曲第12番ヘ長調『アメリカ』第一楽章 (ドヴォルジャーク)

ジャイアンのテーマ (菊池俊輔)

メロディはそんなに似てませんが、雰囲気が似てます。

かなり苦しいので、私以外誰も指摘していません。

これも、1998年に『アメリカアンのテーマ』

というパロディ曲にし(作詞編曲しました)、

その楽譜を個人誌『とくがくいちねんせい』(1999)に掲載しました。





マイナークラシック編をお楽しみに・・・





【追記】

文意を変えない程度の若干の文章の修正補足。

『弦楽四重奏曲アメリカ』と『ジャイアンのテーマ』の類似性ネタ追加。

最初、出すかどうか悩みましたが、やっぱり出すことにしました。





【冗談音楽エントリー】

冗談音楽の世界(1)クラシックメドレー篇

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10653249710.html


【自作パロディ音楽エントリー】

パロディ童謡「ショーさん」1998年(”ぞうさん”と”ショーソンの交響曲第3楽章”の組み合わせ)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10234864577.html


【どこかで聴いた曲シリーズエントリー】

『どこかで聴いた曲』の定義(3)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10388087040.html  

『どこかで聴いた曲』の定義(続)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10383878656.html  

『どこかで聴いた曲』の定義

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10381916500.html  

70年代~80年代前半頃の女性アイドル歌手の唄う歌っぽい曲

(どこかで聴いた曲シリーズ)(2)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10329415292.html  

70年代~80年代前半頃の女性アイドル歌手の唄う歌っぽい曲

(どこかで聴いた曲シリーズ)(1)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10315111569.html  

まだ見ぬ世界(POPSシリーズ)2000~2006

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10135935074.html

児童合唱曲のためのスケッチ(ピアノ独奏曲)2001~2004

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10135928836.html

音楽のシンクロニシティ・デジャビュ体験

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10047635036.html

どこかで聴いた曲シリーズ(1988、1993~)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10047124882.html


【マイナークラシック音楽などの如何にもそれっぽいシリーズ】

スウェーデンのヒーローサウンド(Swedish Hero Sounds)(3)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10506070659.html

スウェーデンの演歌(The Swedish Enka Ballad)(1)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10484311538.html

漫画・アニメっぽいマイナークラシック音楽(6)ヤン・ブロックス(Jan Blockx)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10453459420.html

『アッテルベリ ロボット』という検索での訪問客が何人かいると思ったら・・・

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10338979441.html

アイルランドのヒーローサウンド(Irish Hero Sounds)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10292059789.html

漫画・アニメっぽいマイナークラシック音楽(5)ハミルトン・ハーティ(Hamilton Harty)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10243367635.html

ヒーローサウンドのようなマイナークラシック音楽(2)出撃編

ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼ(Niels Wilhelm Gade)

ヨハン・ハルヴォシェン(ハルヴォルセン)(Johan Halvorsen)

エルッキ・グスタフ・メラルティン(Erkki Gustaf Melartin)

チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(Sir Charies Villiers Stanford)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10215190463.html

漫画・アニメっぽいマイナークラシック音楽(4)ルーマニア編

グリゴラシュ・ディニク(Grigoraş Dinicu)

パンチョ・ヴラディゲロフ(Pancho Haralanov Vladigerov)

パウル・コンスタンティネスク(Paul Constantinescu)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10174981919.html

漫画・アニメっぽいマイナークラシック音楽(3)

オギュスタ・マリ・アンヌ・オルメス(Augusta Mary Anne Holmès)

ヨハン・ハルヴォシェン(ハルヴォルセン)(Johan Halvorsen

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10124129296.html

漫画・アニメっぽいマイナークラシック音楽(2)

フレデリック・シェパード・コンヴァース(Frederick Shepherd Converse)

グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst)

エルッキ・グスタフ・メラルティン(Erkki Gustaf Melartin)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10097533230.html

漫画・アニメっぽいマイナークラシック音楽

アウヒュスト(アウフスト・アウグスト)・ドゥ・ブック(August De Boeck)

ハンス・クリスティアン・ロンビ(Hans Christian Lumbye)

サー・ハミルトン・ハーティ(Sir Herbert Hamilton Harty)

ヨハン・ハルヴォシェン(ハルヴォルセン)(Johan Halvorsen)

ヤン・ブロックス(Jan Blockx)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10083417502.html

マイナークラシック音楽等の「いかにもそれっぽいシリーズ」アドレス保管庫

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10155652077.html