パロディ童謡「ショーさん」1998年(”ぞうさん”と”ショーソンの交響曲第3楽章”の組み合わせ) | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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以前、マイナークラシック音楽へのいざない という記事で、

「”ぞうさん”と”ショーソンの交響曲”のメロディの一部が似ている」と書いた。

 

厳密に言えば、その第3楽章の1部である。

 

ずっと以前からそう思っていたのだが、その思いが募り募って、

個人誌「とくがくいちねんせい」創刊号(1999年1月発行) を制作するにあたり、

「ぞうさん」と「ショーソンの交響曲第3楽章の一部」を組み合わせた

ショーさん”というパロディ童謡を、1998年に作曲し、同誌に掲載したのだった。

 

妄想印象派 あるいは、文化的引きこもり-ショーさん(1998)

 

この話はいずれするつもりだったのだが、

何故いきなりこの記事を書いたのかというと、つい先日、

「團伊玖磨 ぞうさん ショーソン 交響曲」

という検索で辿りついた人がいたからである。

 

この手の「似た曲同士《クラシック音楽とそうでない曲》

を突き付け合わせる」という遊びは、私は10代の頃から既にやっていた。

”ドヴォルジャークの交響曲第8番の第4楽章中間部”と

”ひげじいさん”が似ていると高校時代から思っていた。

20歳頃(1992年)に某ミニコミ誌に、

”クラシック音楽空耳ネタ”を執筆したりした。

 

NHKFMの”気ままにクラシック”という番組には、

”よく聴くとあれッ?どこか似ているぞコーナー”があるけど、

その前身的番組である”お喋りクラシック”からそのコーナーは既に存在していた。

私とどっちが先なのかは知りません(どっちが先でもいいけど)。

山田耕筰が、

シューマンの余り知られていない曲をパクッて童謡を書いたのではないか?

という噂話も知った。

 

画像にある”よく聴きゃ似てるこの2曲シリーズ”というサブタイトルは、

かつて日曜日のお昼に日テレでやっていた

”たけしのスーパージョッキー”という番組の中の

”よく見りゃ似てるこの2人”という顔面相似形ネタから取った。

 

画像に”1990”と書いてあるが、それは、

私がショーソンの交響曲と出会った瞬間に、

すぐ「似てるなあ」と思った事をさす。

つまり、1990年にこの曲に出会ったわけです。

作曲されてから、丁度100年ですね。

 

こういった話は、別の機会にじっくりと紹介するので、

取り敢えずは”ぞうさん”と”ショーソン”の話だけに絞ります。

 

2005年だか2006年頃、

前述の”気ままにクラシック”という番組の”よく聴くとあれッ?

どこか似ているぞコーナー”に、

「ショーソンの交響曲第3楽章と象さんが似ている」

という内容のハガキを書いて送った。

でも、採用されたのかどうかまでは確認していない。

 

仕事柄、常にそのラジオ番組を聴けるわけでは無い上に、

放送時間がコロコロ変わったりもする。

また、この問題ばかりに気を取られる事が出来なかったというのもある

(予約録音がかったるい)。

取り敢えずは、ハガキを送ったという事実を作りたかったのだった。

今では、そのラジオ番組を聴いていない。

 

”ぞうさん”の作曲者の團伊玖磨は数年前に亡くなってしまったので、

本人に確認を取りたくても取れないのが悲しい。

まあ、偶然って言うんだろうけど。

 

で、今、ネットでその噂がどのくらい出ているのか調べる事にしたのだった。

私が用いているのと同じアメブロのクラシック音楽を語るBlogに辿り着いた所、

その話をちょっと語っていた。

内容に同意はしていなかったが。

 

でも、気になったのは、

「少し前のラジオ番組でそういっていた」みたいな事を述べており、

その記事が書かれたのが2007年である事を考えると、

私の書いたハガキが採用された可能性は高い!!

聴いてみたかったな。

 

連絡せずに勝手にリンクしてはいけないと思ったので、

リンクはしていません(トラバが出来ないようです)。

でも、メッセージは送っておきました。

 

2ちゃんにもこの手のスレッドがありました。

623番コメントを見よ↓

【パクリ?拝借?】【クラ=メロそっくりさんを探せ!】 - 2ちゃんねる

 

私がラジオ番組にハガキ投稿するよりも恐らく前

(ハガキを書いた日をはっきりと憶えていないけど、

確か4月よりも後だったと思う)

に、Blogでこの話を書いている方がおられました

(トラバを送ったので、リンクしました)。

いるんですよ。同じ事考えてる人が↓

ミシェル・プラッソン/国立パリ管弦楽団 - メニューはクラシックCDア・ラ・カルト

 

 

 

【追伸】

パクッたとか何とか、私にとってはどうでもいいです。

私は只楽しむだけ。

これが本当の”音楽”ってか。

 

【追伸2】

実を言うと、前日の4月1日に、銀座の教文館で、

”ぞうさん”を作詞した”まど・みちお”さんが詞を書いた絵本の

原画展に行っていたんです。

物凄い奇遇ですね!!

記帳本に、イラストと感想を書いときました。

未だやってるかな?

大した事書いて無いんですが、一応証拠なんで。

 

【追記:2009.4.3】

クラシックのそっくり曲を知っていますか? - Yahoo!知恵袋

上のアドレス先には、

”ショーソン”と”ぞうさん”が似ているネタは有名らしい事を

思わせる記述があります。

有名だったの?

知らなかったよ。

”アルプス交響曲”と”ウルトラセブン”が似ているというのは気付いてました。

 

【追記:2009.4.4】

まめに探せばもっと出てきます。

実は、2001年に、2ちゃんねるで指摘されてました(138番コメント)。

空耳クラシック - 2ちゃんねる

まあ、当時はインターネット全くやってませんでしたから。

他にも同じ事を指摘しているBlogをいくつも発見しましたが、

キリが無いのでやめます。

 

【追記:2019.2.14】

何と、「團伊玖磨 没後10年メモリアルコンサート」(2011年9月19日)

の「童謡メドレー」で「ぞうさん」が出てくる直前に、

ショーソンの似ているフレーズをさりげなく入れてしまうという

ダジャレをやってしまった方がおられた!!

 

井財野友人さんという方で、

この方もショーソンとぞうさんの類似性が気になっていたそうで。

ショーソン+ぞうさん/チャイコ+やぎさん - 井財野は今

ショーソンと「ぞうさん」 - 井財野は今

 

往々にして頭がお堅いというイメージのクラシック音楽界にあって、

こういったシャレの分かる柔軟な姿勢の人もいるわけで、

(無名のクラシック音楽を世に問う人なんかも柔軟姿勢の人ですし)

いずれにしても凄い嬉しいです!!