CD化を希望するマイナークラシック曲(2) | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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CD化希望のマイナークラシック曲の数々を

述べて行く企画第2弾!!

NAXOSの関係者とか、見てますか?

出来ればお願いします!!

因みに、全て管弦楽曲。

 

Sveinbjörn Sveinbjörnsson 1.jpg

Sveinbjörn Sveinbjörnsson | ディスコグラフィー | Discogs

スヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン

Sveinbjörn Sveinbjörnsson

(1847-1927)

アイスランド狂詩曲第1番

Íslensk rapsódía, 1

アイスランド狂詩曲第2番

Íslensk rapsódía, 2

室内楽曲のCDは、最近出ました(NAXOS 8.570460)。

彼は「アイスランド国歌」の作曲家として知られているので、

そのCDは以前から出ていましたが。

それにしても、アイスランド初のクラシック作曲家なのに、

この余りよく扱われていない様な有様は何だろう?

(追記:2021年1月26日:

ピアノのための「アイスランド狂詩曲」もあるらしい。

「第2番」(1921-1922)の楽譜が出ています)

Islensk Rhapsodia No.2 (Sveinbjörnsson, Sveinbjörn) - IMSLP

 

Kikuko Kanai - Wikipedia

金井喜久子 Kanai Kikuko

(1906~1986年)

琉球舞踏組曲第1番(1944)

琉球舞踏組曲第2番(1947)

琉球狂詩曲第1番(1947)

交響曲第2番(1947)

沖縄綺想組曲(1974)

金井喜久子 /管弦楽作品一覧表

曲の題名と作曲年をBlogに引用するにあたって、

上のURL先の管理人様より許可を戴きました

(有難うございます)。

せっかくの沖縄ブームでも、

彼女は一部で話題になっているだけのような気がする。

今の所、まだピアノ曲とか歌曲などといった小品や、

習作的な交響曲第1番しかCDが出ていないようだ

NKCD 3338)。

管弦楽曲の演奏は最近やったようだが。

代表作と呼べるものが未だCD化されていないのが、

信じられない!!

だって、沖縄民族楽派の祖ですよ!!

でも、話によれば、現在再評価が進みつつあるらしいので、

焦らず、気長に、

金井喜久子様の管弦楽曲のCD登場を待つとしましょう!!

(追記:吹奏楽曲のCDは、2009年に登場(3SCD 0007)。

レビューを書きました↓)

金井喜久子(Kanai Kikuko)(2)沖縄の作曲家

2009年7月29日

 

Leone_Sinigaglia.jpg

Facebook Leone Sinigaglia | Facebook

レオーネ・シニガーリャ Leone Sinigaglia

(1868~1944)

ピエモンテ狂詩曲(1904)

Rapsodia piemontese, op.26

ピエモンテ舞曲集(1905)

Danze piemontesi, op.31

組曲「ピエモンテ」(1909)

Suite "Piemonte", op.36

改めてきちんと検索してみたら、

「ピエモンテ舞曲集」だけはCD化されていた

COL CD 2747)。

COL_CD_2747.jpg

Jalousie / Stardust - Amazon

オムニバスだけど。

(追記:ピエモンテ舞曲は、

2曲中1曲しか収録されていません。↓)

レオーネ・シニガーリャ(Leone Sinigaglia)2 他

2008年10月13日

(追記:2021年1月26日:最近では、

YouTubeでは「ピエモンテ組曲」など、割りと出ています。

同曲は初めて聴いたけど中々良い!!)

 

Andreas_Hallén.jpg

Johannes Andreas Hallén (1846 - 1925) - Genealogy - Geni

アンドレアス・ハッレーン Andreas Hallén

(1846-1925)

狂詩曲第1番(1882)

Rapsodi nr.1, op 17

第2番のCDはとっくに出ているのだが

MUSICA SVECIAE MSCD 621)、

「スウェーデン狂詩曲第2番」があるという事はつまり、

第1番もあるということ。

是非、聴いてみたいものだ。

(追記:2021年1月26日:

Wikipediaスウェーデン語版によれば、

「第1番」は只の「狂詩曲」で、

「スウェーデン狂詩曲」ではない様ですが)

 

August De Boeck | ディスコグラフィー | Discogs

アウフスト・ドゥ・ブック August de Boeck

(1865-1937)

ピアノ協奏曲(1926-1929)

Concerto, voor piano en orkest

「ヴァイオリン協奏曲」

(Concerto, voor viool en orkest 1929, 1912-1934?)は、

「マルコポーロ」や「クララエトセトラ」などが出しているけど

MARCO POLO 8.223740)(Klara-ETCETERA KTC 4024)、

「ピアノ協奏曲」は未だ出ていないようだ。

「オーボエと管弦楽の為の幻想曲」

(Fantasie, voor hobo en orkest 1926)は、

「ファードラ」が出している(Phaedra DDD 92029)。

(追記:2021年1月26日:その後、ちゃんと出ました。

記事を書いています(PH 92071))

アウフスト・ドゥ・ブック(August de Boeck)(2)ベルギーの作曲家

2013年1月25日

 

Mihkel Lüdig | ディスコグラフィー | Discogs

ミヒケル・リュティク Mihkel Lüdig

(1880-1958)

幻想序曲(1906)

Avamäng-fantaasia

エストニア初の管弦楽曲は、

ルトルフ・トビアス(Rudolf Tobias 1873-1918)の

序曲「ユリウス・カエサル」

(Avamäng "Julius Caesar" 1896)であり、

エストニア初の交響曲は、

アルトゥル・レンバ(Artur Lemba 1885-1963)の

「交響曲嬰ハ短調」(Sümfoonia cis-moll 1908)である。

 

が、エストニア民族主義の手法で作曲された初の管弦楽曲は、

ミヒケル・リュティク(Mihkel Lüdig 1880-1958)の

「幻想序曲第1番ロ短調」

(Avamäng-fantaasia nr.1 h-moll 1906)という。

(追記:2021年1月26日:

アレクサンテル・ラッテ(Aleksander Läte)が、

管弦楽のためのエストニア舞曲

(Eesti tants, sümfooniaorkester)

を書いているという情報もあります)

アレクサンテル・ラッテ(Aleksander Läte)エストニアの作曲家

2010年7月5日

 

この凄い記念すべき重要曲が、未だにCD化されていない。

アルトゥル・カップ(Artur Kapp 1878-1952)

の管弦楽曲のCDも、出るのが遅かったし!!

CHAN 10441

ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Järvi)辺りに期待?

(追記:2021年1月26日:2020年にやっと登場。

記事を書いています(CHAN20150))

エストニアの管弦楽作品集(カップ、リュディグ、レンバ)+パルヌ音楽祭+エストニア日本アニメ映画際

2020年6月15日

 

Arturo Berutti - Wikipedia

アルトゥーロ・ベルッティ Arturo Berutti

(1862(1958?)-1938)

アルゼンチン交響曲(1890)

Sinfonía Argentina

(追記:2021年1月26日:

アルゼンチンの作曲家ベルッティの

オペラ「パンパ」の第3幕の前奏曲

(Preludio al Acto III de la ópera PAMPA)

その他がYouTubeに)

 

サトゥルニーノ・ベロン Saturnino Berón

(1847-1898)

交響詩「パンパ」(1878)

Poema sinfónico " La Pampa"

ブエノスアイレス交響曲(1878)

Sinfonía Buenos Aires

(追記:2021年1月26日:

肖像写真すらネットに出ていないとは)

 

Alexandre Levy - Wikipedia

アレシャンドリ・レヴィ Alexandre Levy

(1864-1892)

ブラジル組曲(1890)

Suite brésilienne

(追記:2021年1月26日:2011年に、

「管弦楽のためのブラジル組曲」中、

最も重要とされる「サンバ」(Samba)が、オムニバスCD化。

記事を書いています(IS-SACD-1430))

ブラジルの管弦楽作品集CDを聴く(その1)

2012年8月20日

 

Alberto Nepomuceno - Wikipedia

アウベルト(アルベルト)・ネポムセノ(ネポムセーノ)

Alberto Nepomuceno

(1864-1920)

ブラジル狂詩曲(1887)

Rhapsodie brésilienne

交響曲 ト短調(1893)

Sinfonia em sol menor

ブラジル風連曲(1897初演)

Série brasileira

ラテンアメリカの19世紀のクラシック音楽事情は、

殆ど日本では知られていないと思う。

20世紀活躍のヴィラ・ロボス(Heitor Villa-Lobos)や

チャべス(Carlos Chávez)は有名なのにね。

おおッ!!

アレシャンドリ・レヴィ通の方のサイトがあったとは!!

さすがです!!

http://www.geocities.jp/latinamericapiano/levy/levyintro.html

 

ここに示した中南米系作曲家の曲は、別に、

全くCD化されていないというわけではない。

が、主にピアノ曲とかの小品などばかりで、

ここに示した代表作が、私の確認した限りでは、

ネポムセノの「交響曲ト短調」以外は、

軒並みCD化されていない(追記:2008年8月28日現在)。

因みに、ネポムセノの「交響曲ト短調」のCDは、

2005年に登場したばかりなのだが、

amazonでは既に品切れとなっていた(2008年8月末現在)。

というか、元々取り扱っていないのか、よく分からない。

 

(追記:2021年1月26日:アレシャンドリ・レヴィの項に

リンクを貼った記事で紹介したCDでは、

歌劇「いたずら小僧」前奏曲と、

「ブラジル風連曲」の「バトゥーキ」の収録でしたが、

2019年発売の以下のCDでは、

「いたずら小僧前奏曲」と「ブラジル風連曲」の全曲、

それらに加えて「交響曲 ト短調」も収録。

YouTubeにもこの音源が上げられています(NAXOS8574067))

Alberto Nepomuceno: Symphony In G - Presto Classical

 

Alfredo Keil - Wikipedia

アルフレード・ケイル Alfredo Keil

(1850-1907)

取り敢えず何でもいいから管弦楽曲

死後に「ポルトガル国歌」となる

「ポルトガルの歌」(A Portuguesa 1890)

の作曲をした事で知られる。

私の手許にある彼に関する数少ない資料によれば、

ポルトガル国民楽派のオペラの創始者でもあるそうで。

オペラには「ブランカ婦人」(Dona Branca 1888)

「イレーネ」(Irene 1893)

「セラーナ」(Serrana 1899)などがある。

「ポルトガルソン」からは、

ピアノ曲と歌曲のCDが出ている

PORTUGAL SOM PS 5003)。

(追記:上記のピアノ曲と歌曲のCDの解説書に、

交響詩『コルテの狩猟』(1885?)

Poema sinfónico "Uma Caçada na Corte"

が紹介されていました。

でも、未CD化のようです。)

(追記:2021年1月26日:

ケイルの紹介記事でも追記したのですが、

歌劇「ブランカ夫人」(1883)の序曲

(Dona Branca, abertura)がYouTubeに出ていました。

中々聴き応えあると思うので勿体無いと思います。

絵描きの才能もありますし)

 

Rudolf_Tobias.jpg

ルドルフ・トビアス - Wikipedia

ルトルフ・トビアス Rudolf Tobias

(1873-1918)

ピアノ協奏曲 ニ短調(1897)

klaverikontsert d-moll

彼の曲は、

序曲「ユリウス・カエサル」

(Avamäng "Julius Caesar" 1896)

オラトリオ「ヨナの使命」

(Oratoorium "Joonase lähetamine" 1909)

弦楽四重奏曲第1番ニ短調

(Keelpillikvartett nr.1 d-moll 1899)

弦楽四重奏曲第2番ハ短調

(Keelpillikvartett nr.2 c-moll 1902)

などがCD化されているのを私は確認している。

が、ピアノ協奏曲が未だCD化されていないのが残念。

(追記:2021年1月26日:YouTubeには出ています。

記事にしました)

ルトルフ(ルドルフ)・トビアス(Rudolf Tobias)(2)エストニアの作曲家

2013年7月20日

 

ヤン・ブロックス Jan Blockx

(1851-1912)

交響曲 ニ長調(1885) 

Symfonie in D

未だ、

「5つのフランドル舞曲集」(Vijf Vlaamse Dansen, 1884)

「ピアノ五重奏曲」(Pianokwintet, 1886)

しか聴けてませんが、これらを聴いただけでも、

物凄い期待できそうな気がします。

「クララエトセトラ」(Klara-ETCETRA)や

「ファードラ」(Phaedra)辺りには、

とても期待しています。

(追記:2021年1月26日:

交響曲は今の所CD化はされていませんが、

当時未入手だった念願のCDを無事入手し、

鑑賞する事ができました。記事にしています(DICD 920100))

こんにちは、アントワープ(SALVE ANTVERPIA)ベルギーの管弦楽作品集

2012年8月20日

 

Bernard_Zweers.jpg

Bernard Zweers - Wikipedia

ベルナルト・ズヴェールス Bernard Zweers

(1854-1918)

交響曲第3番「我が祖国に」(1890)

Symfonie nr.3 "Aan mijn vaderland"

交響曲第1番と第2番は、「スターリング」から出ています

STERLING CDS 1068-2, 1061-2)。

 

で、以前ズヴェールスを取り上げた時、

交響曲第3番のCDも「オリンピア」(OLYMPIA

からかなり前に出ていると紹介しました。

が、確認はしていないのですが、大分前であるため、

恐らく廃盤になっているものと思われます。

Bernard Zweers Olympia.jpg

「スターリング」からは、第3番は登場するのでしょうか?

第1番、第2番と出たのだから、

第3番もいける筈ではないかと思うのですが・・・。

何故第3番に期待するのかというと、

オランダクラシック音楽に於いて、

初めてオランダ民謡を取り入れた

記念すべき作品だからです。

つまり、オランダ国民楽派の祖ということです。

(追記:2010年にやっと、

交響曲第3番『我が祖国に』のCDがSterlingより発売!!

CDS 1088-2)レビューを書きました↓)

ベルナルト・ズヴェールス(Bernard Zweers)(4)オランダの作曲家

2011年7月21日

Bernard Zweers CDS 1088-2.jpg

 

【記事改訂増補:2008.8.31】

 

【記事改訂増補:2008.9.9】

アルフレド・ケイルの記事

「D、ブランカ」(1883)を「ブランカ婦人」(1888)に、

「イレーネ」を「イレネ」に、

「山脈」を「セラナ」に書き直しました。

「ピアノ曲&歌曲」のCD、入手しました。

 

【記事改訂増補:2008.9.14】

「幻想序曲」(Avamäng-fantaasia 1906)を、

「幻想序曲第1番ロ短調」

(Avamäng-fantaasia nr.1 h-moll 1906)

に、書き換えました。

 

【追記:2008.9.19】

ネポムセノの交響曲は、

amazonでは元々取り扱っていないのかも知れない。

Movieplay Brasil)という、ブラジルのレーベルです。

 

【記事修正:2009.1.31】

ミーケル・リュディグ→ミヒケル・リュディク

ネイティヴの実際の発音が分かったので、

より原音に近い表記に修正しました。

 

【追記:2010.12.16】

アレクサンデル・ラーテ(Aleksander Läte)

という作曲家が、

序曲『カレワラ』(Avamäng”Kalevala”1897)

を作曲していたという事を、2010/7/5に確認。

民族色があるっぽいので、もしかしたら、

エストニア国民楽派の祖は彼かも知れない?

但し『カレヴァラ』(カレワラ)は、

フィンランドの民族叙事詩。

エストニアの民族叙事詩は

『カレヴィポエク』(Kalevipoeg)。

フィンランドとエストニアは兄弟民族の上に、

言葉の響きもかなり似ていますが。

 

【追記:2012.1.15】

ルドルフ・トビアス→ ルトルフ・トビアス

ミヒケル・リュディク → ミヒケル・リュティク

アレクサンデル・ラーテ → アレクサンテル・ラッテ

本格的にエストニア語を勉強し、

上記の様に修正しました。

 

金井喜久子の管楽作品集なら、2009年に登場。

記事中に追記。

 

レオーネ・シニガーリャの『ピエモンテ舞曲』は、

2曲中1曲しかCDに収録されておらず。

記事中に追記。

 

アルフレド・ケイルには、未CD化だが、

交響詩『コルテの狩猟』があるらしい。

記事中に追記。

 

ベルナルト・ズウェールスの

交響曲第3番『我が祖国に』のCDが、

2010年にやっと登場。

記事中に追記。

 

【追記:2013.1.24】

アウフスト・ドゥ・ブックの

ピアノ協奏曲の作曲年の訂正

1932 → 1926-1929

1932年というのは、

ドゥ・ブックの英語版Wikipediaによるもの。

蘭語版では、1929年となっていた。

 

【追記:2021/1/26】

肖像画像、CD画像、YouTube追加

記事中随所に追記

一部表記修正