レオーネ・シニガーリャ(Leone Sinigaglia)2 他 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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以前、シニガーリャのピエモンテ舞曲だけは

CD化を確認しているとここで紹介しました。↓

CD化を希望するマイナークラシック曲(2)

2008年8月28日

 

その「ピエモンテ舞曲」を聴く事が出来たので、

感想と行きます。

クラシック曲の他に、

元はポピュラーソングやピアノ曲だったものを

管弦楽に編曲した、セミクラシック(ライトクラシック)

っぽい曲も収録されているCDです。

 

 

 

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レオーネ・シニガーリャ

(Leone Sinigaglia, 1968-1944)

ピエモンテ舞曲

(Danze Piemontesi, op.31 1905)

期待したのとは違い、技巧的名技性に余り走る事も無く、

落ち着いた穏やかな舞曲。

ほのぼのしていて癒されます。

 

欲を言えば、もっとインパクトが欲しかった。

でも、「ピエモンテ狂詩曲」

(Rapsodia piemontese, op.26 1904)は、

言葉の雰囲気からして、

もっとインパクトがありそうな気がする。

「ピエモンテ狂詩曲」や

「ピエモンテ組曲」(Suite "Piemonte", op.36 1909)

がCD化されるのはいつになるやら・・・。

 

 

 

この曲の収録されているCDはオムニバスですけど、

有名な曲に混じって無名の曲も入っているので、

こういった試みはとてもいいと思います。

無名の名曲を有名にするにはこういった試み(抱き合わせ)

が効果的だと思います。

 

「あッ、これ聴いた事無いけど何だかいいな!!」という感じで。

カリンニコフの様に、

マイナーの地位から脱却出来るかも知れません。

 

 

 

○収録曲○

 

1、「嫉妬のタンゴ」(Tango Jalousie, 1925)

  ヤコブ・ゲーゼ(Jacob Gade, 1879-1963)

 

2、序曲「グアラニー族」

  (Abertura da Ópera "O Guarani", 1870)

  アントーニョ・カルロス・ゴメス

(Antônio Carlos Gomes, 1836-1896

 

3、「修道女《行進曲》」(March "La sorella", 1903)

  シャルル・ボレル=クレルク

  (Charles Borel-Clerc, 1879-1959)

 

4、「ジプシー《ロマ》のスペイン」(España Cañí)

  パスクアル・マルキナ・ナロ(Pascual Marquina Narro)

 

5、「ブラジル舞曲」(Dansa brasileira, 1928)

  カマルゴ・グアルニエリ(Camargo Guarnieri, 1907-1993)

 

6、「ジャマイカのルンバ」(Jamaican Rhumba, 1938)

  アーサー・ベンジャミン(Arthur Benjamin, 1893-1960)

 

7、「ピエモンテ舞曲」(Danze Piemontesi, 1905)

  レオーネ・シニガーリャ(Leone Sinigaglia, 1868-1944)

 

8、「星屑」(Stardust, 1927, 1929)

  ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish, 1900-1993)

  ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael, 1899-1981)

 

9、「星への階段」(Stairway To The Stars, 1939)

  ミッチェル・パリッシュ(Parish)

  マット・マルネック(Matt Malneck, 1903-1981)

  フランク・スィニョレリ(シニョレリ)

  (Frank Signorelli、1901-1975)

 

10、「素晴らしい!!」(Wunderbar)

  コール・アルバート・ポーター

  (Cole Albert Porter, 1891-1964)

 

11.「星に願いを」(When You Wish upon a Star, 1940)

  ネッド・ワシントン(Ned Washington, 1901-1976)

  リー・ハーライン(Leigh Harline, 1907-1969)

 

12、「貴方と夜と音楽と」(You and the Night and the Music)

  ハワード・ディーツ(Haward Dietz, 1896-1983)

  アーサー・シュワルツ(Arthur Schwartz, 1900-1984)

 

13、「月の光」(Clair de Lune)

  クロード・ドビュッシー(Claude Debussy, 1862-1918)

 

14、「青い月」(Blue Moon、1934)

 リチャード・チャールズ・ロジャース

  (Richard Charles Rodgers, 1902-1979)

  ロレンツ・ハート(Lorenz Hart, 1895-1943)

 

15、「今夜は」(『ウェストサイド物語』より)

  「Tonight」(From "West Side Story", 1957)

  スティーヴン・ジョシュア・ソンドハイム

  (Stephen Joshua Sondheim, b.1930)

  レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990)

 

16、「夢想」(Rêverie, 1890)

  ドビュッシー(Debussy)

 

17、「愛の作られた夜」(The Night Was Made for Love, 1931)

  オットー・アベルス・ハーバック

  (Otto Abels Harbach, 1873-1963)

  ジェローム・デイヴィッド・カーン

  (Jerome David Kern, 1885-1945)

 

18、「濃紫」(Deep Purple, 1938)

  ピーター・デ・ローズ(Peter De Rose, 1900-1953)

 

19、「土蛍」(オペレッタ『リュジストラータ』より)

  The Glow Worm(From the operetta "Lysistrata" 1902)

  パウル・リンケ(Paul Lincke, 1866-1946)

 

 

 

 

指揮:アーサー・フィードラー

Arthur Fiedler

演奏:ボストン・ポップス・オーケストラ

Boston Pops Orchestra

【COL CD 2747】1999

※元はピアノ曲や歌だったものも、

全て管弦楽に編曲しています。

 

 

 

【追伸】

あとは、「ピエモンテ狂詩曲」と

「組曲ピエモンテ」のCDが出ればいいのだが・・・。

 

【追記:2008/10/18】

Wikipedia「レオーネ・シニガーリャ」によれば、

「ピエモンテ舞曲集」は2曲で構成されているらしい。

その内の1曲しかCDに収録されていないという事のようだ。

 

【追記:2020/10/1】

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