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さて、本日も前回に引き続き、当日の準備や心構え等についてお伝えします。

第1回:試験前日まで
第2回:試験当日の朝~試験開始まで
第3回:試験時間中  ← 今回の記事
第4回:休憩時間中

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1.奇問・難問に惑わされないこと

 「奇問・難問は必ず出題されます」。しかし、このような問題に焦る必要はありません。
 多くの受験生が得点できませんから、そこで勝負がつくことはありません。
 「冷静さを失ったときに、勝負が決まる」と思っておきましょう。
 予め、奇問・難問が出ることを覚悟しておき、冷静に対応するようにしましょう。


2.直感を信じる

 多くの方が経験されていると思いますが、迷った挙句に答えを変えた設問は、
 大抵は「失点」します。「最初に選んだ選択肢が正解肢」である場合が多いのです。

 人間は機械ではありませんから、多くを正確に覚えることはできません。
 つまり、テキストや問題演習で目にした規定であっても「うろ覚え」という
 状態のものが多いのです。

 しかし、その「うろ覚え」の状態であっても、問題文を読んだときに、
 「何となくこれが誤りかな?正しいかな?」という感じで、
 ギリギリで反応できる場合があります。

 これは、実は薄く残っていた知識を引っぱり出した結果なのです。


3.適度なタイミングでトイレ休憩を入れる

 択一式試験は、「210分間」のロングレースです。この「210分間」を継続して
 集中し続けることができる人はいないはずです。

 どんなに正しい知識を持っていても、それを引き出す力が低下しては、
 正確な正誤判断はできません。できれば途中で「トイレ休憩」を入れましょう。

 席を立って、トイレまで往復するだけでも随分リフレッシュできるものです。

 私は、労働基準法から解き、一般常識が解き終わったタイミングでトイレ休憩
 を入れるようにしていました。


4.最後まで時間を使い切る

 本試験でも早めに席を立つ人がいますが、試験時間は必ず使い切りましょう。

 早く解き終えたとしても、やるべきことは沢山あるはずです。
 たとえば、「正誤に自信のなかった設問の再検討や、マークシートの見直し」です。

 択一式の総合点のボーダーラインは、44~48点辺りで毎年変動しますが、
 この合格点の「前後1点」に、かなりの人数(割合)が分布しているのです。

 1点に泣くことのないよう、最後まで時間を使い切りましょう。

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~本日の論トレ(論点トレーニング)~

以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!

<平成22年度 国民年金法 第9問D>

障害基礎年金の受給権者の子についての加算額は、当該受給権者が再婚し、
当該子がその再婚の相手の養子になったときは、加算額は減額される。

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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!

では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。

障害基礎年金の受給権者の子についての加算額は、当該受給権者が再婚し、
当該子がその再婚の相手の養子になったときは、加算額は減額される

本肢の場合には、子の加算額は減額されません。

子の加算額は、加算対象である子が受給権者の「配偶者以外の者の養子」
となったときには、減額改定が行われます。

しかし、本肢の「再婚相手の養子」とは、「配偶者の養子」であるため、
減額改定事由には当たりません。


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