前回:【ラベコー3】の話に戻る
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「これラベル交換出来るのですが、いかが致しますか」
最近では私が接客してウイルソンの定番グラブを販売した際にほとんどのケースで聞くようにしている。
定番グラブでもラベルを交換することで他の人とちょっと違った景色を見ることが出来る。
ラベルを交換するだけで一気にオーダー感が出る。
それがラベル交換の魅力だ。
その魅力をお客様に感じて欲しいのでラベル交換を提案させて頂くことが多い。
そして、その提案がやがて
この記事に繋がることになる。
それを我々は
【ラベコー】
と呼んでいる。
「これラベル交換出来るのですが、いかが致しますか」
と聞くのではなく
本来であれば
「これラベコー出来るのですが、いかが致しますか」
と聞くのが正しいのだが、まだ100%そこまで出来ていないのが私の弱さでもある。
そこはちょっとずつ・・・
ちょっとずつ猛進していきたい。
今日のブログは先日、Instagramでアップした内容のアンサー投稿でもあるのだが
とある大学の準硬式野球部に所属しているお客様からのご依頼。
ウイルソンの外野手用
D8型を選んで頂いた。
そして【ラベコー】を仰せつかった。
これはどのラベルにするか熟考している様子。
カタログと実際のサンプルラベルを見て悩んでいる。
この迷いが【ラベコー】の醍醐味でもある。
そして選ばれたラベルはこちら。
以前にもブログで書かせて頂いたが
個人的に
【井の中の蛙、大海を知らず】
ということわざが好きである。
このことわざは大概は「世間知らず」というネガティブな意味で使われることが多い。
しかし、このことわざには続きがあることはあまり知られていない。
井の中の蛙、大海を知らず。
されど空の青さを知る
井戸の中にいるカエルは広い海を知らないかもしれない。
でも、そこから見上げる空の青さは誰よりも知っているという意味らしい。
一つのモノを突き詰めた先に見える景色があるとでも言い換えられる。
これから書くことは私の個人的な解釈だが
そのカエルは一度、井戸の外に出たのではないかと思っている。
井戸の外に出て、大海原をその目で見て、いろいろ感じて、それでもやっぱり「井戸の中から見える空の青さが好きだったから」井戸に戻ったのではないか。
そうであって欲しいと思っている。
今回の【ラベコー】は
そんな空の青さを
どのラベルよりも表現している。
ラベルのカラー名は
【WS-10】
スカイ×ロイヤル だ。
こうして
空の青さを知るための【ラベコー】が始まった。
まずはついていたラベルを丁寧に外す。
あとはラベルを縫い合わせるだけだ。
一針、一針・・・
物語を紡いでいく。
こうして
【ラベコー】は完成した。
やはり
【ラベコー】するだけで一気にオーダー感が増す。
そしてもう一つ。
親指部分にレーザー彫刻を施す。
こちらもラベルのカラーと合わせてブルーで着色している。
さらにオーダー感が増し増しになる。
【ラベコー】をするだけで
グラブの印象はガラっと変わる。
そして
そのグラブから生み出される物語にも
少しずつ
彩りが加わっていくのだろう。
(つづく)
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