大学という斜陽産業 -31ページ目

下手な鉄砲は数撃ってもあたりません

今年も留学生らしき方から、「研究生になりたいので受け入れて欲しい」とのメールが届いた。


しかし、自分に来るメールの送り主は、たいてい、「一流の教授陣のそろった貴学で学びたい」と書くだけで、何を研究したいのかは書いてこない。


仕方ないので、何を専攻したいのかと問えば、かなりの確率で自分の専門とは違う分野を望んでいる。きっと、学部の教員一覧をみて、片っ端にメールを送っているしか思えないのである。それじゃあ、受け入れてもらえないって。

大学祭が近い

キャンパス内が大学祭準備モードになってきました。


何となくいつもより遅い時間でも学生が多数いる印象です。


さて、今年もゼミ生がサークルで出している模擬店のお得意さんになりましょうかね。

汁物が有利?

B-1グランプリが今年は北九州市で開催されているとのこと。今まで一度も行ったことはないけれど、ちょっと気になります。


さて、そこで改めて審査方法に素朴な疑問を持ったのでした。ご存じの通り、投票は割り箸で行われ、本数ではなく重さで決める。となると、汁物ならば、箸がすった汁でやや重くなるのことはないのかと。


きっとその分は誤差ですむかもしれないけれど、重さが僅差の場合は本数を数えた方が良い気もするぞ。

BかCか

同業の人たちも今や書いているでしょうね、科研費の申請書。自分も同じ。


だいたい書けたけど、申請する区分で迷っています。と書くと、なんだか研究計画をきちんと考えていないと思われそうですけど。


まあ、ポイントは、海外の学会での報告をどれだけ目指すか、という点にあって、それによって旅費をどれだけ申請するのかが変わってくるだけです。共同研究だけに、やや外国旅費が多いかな、とも思うのですけれども。

閉講してくれればよかったのに

担当しているある科目、カリキュラム改正の影響で履修者が少なくなることが予想されていたが、はたしてその通りとなった。


近年、どこの大学も導入しているように、本務校でもある一定数を下回る履修者しかいない場合は閉講になるが、今回は、その基準を下回っていた。よって、閉講されるだろうと覚悟していたら、諸般の事情で開講するとのこと。


そもそも担当科目数がノルマをかなりオーバーしていたので、閉講を期待していなくもなかったけれども、かなわなかった。不謹慎かもしれないけれど、ちょっと残念。

以前のカリキュラム改正でも、4年以上とか、留年生のみが履修可能な授業を担当したことがあったけど、前期の科目の場合なんて、こっちが教室に行っても、就職活動か何かで学生が一人も来ていないことが何回もあった。さらに毎回来ている学生が違う場合も。


でも、こういう場合って、皆さんどうやって授業すすめているんでしょう。平気で、毎回授業をしたようなふりして、進めていくしかないのでしょうかね。


かといって、「先週は誰も来なかったので」といって先週の分を講義すると、実質の授業回数が10回を切っちゃったりしたら、シラバスに書いた内容をかなりやり残すことにもなります。


今回は今のところ休まず来ていますが、まだまだ先は長いので、どうなるでしょうか。

結局3エントリーか

いやあ、本当に更新頻度が低下しています。


書きたくても書けないネタも多いしね。


10月は、もう少しオブラートに包んで、エントリーを書きたいと思います。って、月末の反省文です。

後期がはじまったものの

はや1週間。やはり、ペースがつかめず、まだ本調子ではない。ようやく一通り終わって、またペースが取り戻せる。


休み中は時間があったはずなのに、ここの更新は滞ってますが。


お彼岸に入って、やや涼しくなってきたのも幸いです。どうにか夏休み中の宿題(テキストの執筆)も終わりそうで、やれやれです。

夏休みもまもなく終わります

9月に入っても相変わらず残暑が厳しい日が続いています。


後期の授業の開始はもう少し先ですが、色々と会議などの諸行事が始まりました。


夏休みは完全にお休みと思われている方も多いようですが、まあ、使い方はその人次第というのが現状でしょうか。


自分の場合は、一応、研究に重きを置いたつもりです。一応、共同研究ばかりですが、某学会2つで報告をする機会を得ることが出来ました。もちろん、その準備はこの夏休み期間だけで行った訳ではないですが、さらにブラッシュ・アップを図るべく、いろいろとやったつもりです。また、別の共同研究の成果を出版する企画も進められており、その原稿も書いていました。

また、教育に関連するものとしては、過日のエントリーでも書いたように、お盆休みまでは試験の採点もありましたが、さらに依頼のあったテキストの原稿の執筆、講義資料のバージョンアップ等々もしたつもりです。


授業が始まると、どうしても研究に割く時間が減ります。ですから、あくまでも自己満足かもしれませんが、結構充実した時期だったと思いたいです。

24時間TV

先週末、某キー局の丸一日TVが放映されました。

自分は見ていません。偽善でもないよりはましなのかもしれません。

でも、年老いた親を連れ立って出かける時、特に、車いすなどを利用するといつも思うのは、バリアフリーだとかいわれている割には、やっぱり世間は弱者にあまり優しくない、というように感じます。もちろん、自分がもっと若い時、つまり親が今ほど年老いる前では、こんなこと考えたことはありません。

ただ、子供がまだ小さく、ベビーカーを使っていた時にも似たような思いを感じたことはありました。

大学も、新しい校舎などではバリアフリーになっていますが、まだまだ使いづらいことがたくさんあります。また、講義も、やれパワーポイントなどのIT技術を駆使しよう、なんていう声も聞こえてきますが、視聴覚障害の方には十分対応していないと思います。だからといって妙案を持っている訳ではありませんが。

同じ問題に対する出来具合の相違の原因は?

お盆期間の一斉休暇が終わりました。今年はなぜかお盆期間までテストの採点をしていました。例年はこの一斉休暇前には終えているのですが。


非常勤先で本務校と同じ内容の講義を担当しているのですが、実施日時の違いによって情報が流れたりしないか、等と心配して、これまでは問題の内容を変えていました。しかし、今年は思いっきり同じ問題を含ませてみました(なんだか先日のエントリーのecoネタのような問題の使い回しみたいですけど)。


その結果、両者に大きな違いが見いだされてしまい、結構ショックでした。同じように授業をしているつもりだし、テストには資料を持ち込み可。当然、パワーポイントの資料も同じ。


でも、非常勤先ではまったく書けていないかった。受験者数の1%ぐらいが該当する論点に触れてはいるものの、それ以外はまったく見当違いの記述。


では、本務校は良かったのかというと、正答率は10%ぐらいか。


ただ、実はテキストの該当箇所と講義で配った資料だけでは不十分で、口頭で補足した説明も重要なポイントだったりするのだが、この部分に触れているのは非常勤先では皆無。本務校では上記10%の中の半分ぐらい。


この差を大きいと見るかあまり違いないと見るか。一応、本務校びいきで、この差は大きいとしておこう。