棋書「明解・終盤の攻防」
「石田芳夫 明解囲碁講座 明解・終盤の攻防」日本囲碁連盟 ISBNも定価の表示もない怪しげな書籍だが、アマゾンのなかみ検索をみてみると「ヨセの手筋とやさしい形勢判断」と同じ内容でした。正直どうしてこんなことをするのかがわからない。恐らくセット販売だと思うが、自分はヤフオクでこの巻だけ手に入れた。終盤は人気がないのが定石だから、安かったような気がする。第3章と4章が大ヨセの実戦問題になっているがこれがとても良い。併せて26題。なかなかの充実ぶり。目算とそれをベースにした作戦を立てる練習になってとても良いと思う。目算の結果を示してくれるのはありがたい。おかげで苦手な目算が少しマシになった。慣れは大切ですね。自分はヨセが苦手で、どうやったらうまくなるのかをプロ棋士に質問したところ「まずは目算を正確に行うことから」と言われてしぶしぶ勉強を始めた。有段者になると大ヨセの重要性が認識できると思うがそれにしても大ヨセの勉強材料が少ない。結局ヨセの解説が充実している実戦解説を読むぐらいしかないが適当なものが案外少ない。書籍は読者が育てる部分が大きいから、仕方ないのかもしれない。ヨセの手筋とやさしい形勢判断 (明解囲碁講座シリーズ)Amazon(アマゾン)387〜4,048円