雑誌囲碁クラブ1995年7~12月号に連載された講座。
大竹流の手厚い序盤・中盤をタイトル戦を題材にした講座である。

本人が「僕の中盤難しいよ」と言っている通りかなり難しいが
厚み派の人間にとってはじりじり追い上げるヨリツキの解説はたまらない。

漸くヤフオクで手に入れました。
以前とっておいたスクラップブックを紛失してしまったので
改めて購入。

この頃の囲碁雑誌は意欲的な記事が多かった。
棋力の問題ではなく、本当に囲碁の面白さを掘り下げたり
分かってもらおうという意欲に満ち溢れていた。

現在はなんだろう、失敗が許されないのかこじんまりとしたものばかりだ。
出版業界全体が不況なので仕方がないのかもしれない。

web媒体で何かやれないのかね?
碁的みたいなアホなものだけじゃなくてね。