ひぐらしのなく頃に「業」「卒」ともに終え、長きにわたる「ひぐらしのなく頃に」が終結しました。
以下ネタバレ
最終章である「神楽し編」は、「業」の後半部分のタネ明しというものでした。とにかく伏線を全く回収せず、強引に話を進める展開は、みな度肝を抜かされました。赤坂や園崎茜らにどうH173を接種したのかという部分を省略。突然超(スーパー)雛見沢人になって空中戦を行う梨花と沙都子は、まるでひぐらしのなく頃にZが始まったと思わせるものでした。
OPに流れていた戦闘シーンが、まさか本当に行われるシーンだったとは夢にも思わなかったでしょう。
ゆかりんこと声優の田村ゆかりさんが「なにこれー」と言ったのも理解できます。
うみねこのなく頃にで前科がある竜騎士氏を考えれば、こういう展開は考えられたわけですが、純粋に伏線を集めて考察していた古くからのファンは、タイトルの「業」「卒」反転のメッセージどおり、これで立派にひぐらしから「卒業」できそうです。
水車の反転やオヤシロ様像の反転しているという反転説の謎はどこに行ってしまったのか、色々モヤモヤ感は残るわけですが、なんでも漫画版では、アニメ版とは違う、いわゆる「うみねこ」手法をやるようなので、そちらでモヤモヤ感を払しょくしてくれるのでしょうか。
それにしても竜騎士氏はうみねこのなく頃にのトラウマをいかに引き摺っているかが感じられます。
結局のところ、今回の「業」「卒」は、「うみねこのなく頃に」に登場する魔女たちの誕生話で、梨花がベルンカステル、沙都子がラムダデルタとなるというものを描きたかったということでしょう。最終話を見る限り、沙都子からはラムダデルタが分離したようですが、やはり今後他の「なく頃に」作品への宣伝だったのでしょうね。
最後に何事もなかったかのように名曲「you」を流してまとめようとしましたが、沙都子が仲間に対してあれだけの悪逆非道なことをしておいてのこの展開には、さすがに開いた口が塞がらなかった人が多数いそうですw
今後「ひぐらしのなく頃に」は復活するのか。それとも本当に卒業なのか。復活したとしても今までのファンはついてくるのか。