Bidenさん、
president-elect という立場になられましたね~
(選出された大統領=就任前の次期大統領)。
 
 
 
どの時点でどんな風に「勝利」が確定するのか
よくわかっていなかったのですが、
 
たまたまYou-tube で目についた
NAS-Daily さんの動画を見たら、
ものすごいコーフンが伝わってきました。
 
 
 
 
NAS さんが強調していたコトバが
progress。
 
 
 
そして、
decency
 
 
 
 
decency って、
「良識」「品性」という定番の訳では、
ぴんとこないのではないかと思います。
 
 
 
なぜって、
「良識」「品性」という
日本語が抽象的すぎるから。
 
 
 
 
表面的な訳を越えて、
decency が瞬間的に「わかる」ようになるために、
実際の用例をいくつかピックアップしてみます^^
 
  1. NAS-Daily 動画
  2. 村上春樹作品
  3. 映画『ストックホルム・ケース』
 
****
 
 
まずはNAS さんの動画から。
全部見ても4分弱なのでぜひどうぞ。

 

 

 
 
 
以下、2:30~のスクリプトです。

The Paris agreement will be rejoined,

the immigration system will be fixed,

fear-mongering will end

and Decency will come back.

政権が変われば、Decency が戻ってくる!

 

……ってどういうことかというと。

 

 

 

続くセリフが大ヒントです。

no more calling people idiots, shithole or crazy,

no more scandals every other week,

no more fakenews every other tweet.

人を「idiots」「shithole」「crazy」 と呼んだりすること。
頻繁なスキャンダルや、twitterで流されるフェイクニュース。
こうしたことにはもうサヨナラなんだ。
 
 
 
ということは……
こうしたことの対極が decency です!
 

 

つまり。

下品で、大人げなくて、浅はかで、

良識がない。

品性がない。

decency がない。

この4年間ずっとこんなだった。

こんな状態はもう終わる。

 

 

 

 

さらに続きます。

I know it's hard to believe.

But this isn't about Republicans and Democrats.

This is about decency.

and decency is back!

政党がどっちかっていう問題じゃない。
decency の問題なんだ。
 
 
 
つまり、
decency がない人が大統領やってたから、
ということなのでしょうね(・∀・)
(映像を見れば一目瞭然ですが)
 
 
 
****
 
 
decency の形容詞が decent なのですが、
わたしにはこちらのほうがなじみがあります。
 
 
 
村上春樹氏がよく使う表現の英訳に、
decent が使われていることが多かったからです^^
 
 
 
「まともなサンドイッチ」
「きちんとしたシャツ」
「ちゃんとした名前」などなど^^
 
 
 
記憶をたよりに書いているので、
一つひとつ照合しているわけではないのですが↑
 
フツウなら proper (適切な)が使われそうなところで
decent が選ばれていて、
へえええ!と思った覚えがあります^^
 
 
 
****
 
最後の例です。
今日はイーサン・ホーク主演の映画
『ストックホルム・ケース』を見てきたのですが……
 
 
 
途中で decency
聞こえてきてビックリ!
 
 
銀行強盗の人質にされた行員の女性がふたり。
そのうち一人が「オシッコ行きたい」と言い出します。
 
 
う、と困る犯人。
 
行かせるわけねえだろ、的な反応。
 
 
そこへもう一人の女性が、
"Have some decency?"
 
字幕は「行かせてあげないの?」
だったと思いますが、
要は、
 
 
 
良識ある人なら持っている優しさってものを
あなたは持ち合わせてないの?
みたいに聞こえました^^
 
 
 
実際、decency には、
「寛大さ」「親切さ」という訳もあります。
 
 
 

 

(・∀・)

 

ストックホルム・ケース